『JIN-仁-』(完結編)pothosの感想index

2011/07/30 17:06

2011年04月~07月に放送された『JIN-仁-』(完結編)を見た感想を書いています。
全11回中7回分を書きました。
放映が終了して1か月という処ですが、未だ検索からいらしてくださる方もいらっしゃるようで、このドラマの人気の程が伺えます。

昨年(2010年)のNHK大河ドラマ『龍馬伝』に引き続き、大変楽しませてもらったドラマでした。
歴史が好きというだけの主婦の書いた感想ではありますが、記録としてまとめてみました。
(管理人は原作は未読です。)

各回の感想一覧と、その下にドラマが終わって全体への感想を記しましたので、よろしければご覧下さい。

TBS開局60周年記念ドラマ『JIN-仁-』感想index

第一期(2009年10月11日~2009年12月20日放送)
*** 参考までに(wikipediaより):公式HPはこちら:感想はありません(_ _;) ***

第01話 2009年10月11日放送
     「時空を超えた愛と命の感動物語~現代の脳外科医が激動の幕末へ
      …歴史の針が今、動き出す!!」

第02話 2009年10月18日放送 「命を救う事の悲劇」
第03話 2009年10月25日放送 「未来との決別…」
第04話 2009年11月01日放送 「運命と悲劇の再会」
第05話 2009年11月08日放送 「神に背く薬の誕生」
第06話 2009年11月15日放送 「生きてこそ…」
第07話 2009年11月22日放送 「生きる遺言…」
第08話 2009年11月29日放送 「歴史の針が変わる」
第09話 2009年12月06日放送 「残酷な神の裁定」
第10話 2009年12月13日放送 「坂本龍馬、暗殺…」
最終話 2009年12月20日放送 「タイムスリップの果て…時空を超えた物語が今!!」

第二期・完結編(2010年04月17日~2009年06月26日放送)
*** 公式HPはこちら:リンクのある回のみ感想があります ***

第01話 2011年04月17日放送 感想 
     「時空を超えた愛と命の物語~完結編始動!!
      歴史の針が今、再び動き出す…人は人でしか救えない」

第02話 2011年04月24日放送 感想 「未来との選択」
第03話 2010年05月01日放送 感想 「さらば愛しき人」
第04話 2011年05月08日放送 感想 「江戸から消える」
第05話 2010年05月15日放送 感想 「消えた体の謎」
第06話 2011年05月22日放送 感想 「坂本龍馬の闇」
第07話 2011年05月29日放送 感想 「永遠の愛と別れ」
第08話 2011年06月05日放送 感想 「歴史に逆う命の誕生…」
第09話 2011年06月12日放送 感想 「坂本龍馬、暗殺」
第10話 2011年06月19日放送 感想 「最終章前編~タイムスリップの結末…」
最終章 2011年06月26日放送 感想 
     「完結~時空の果て…
      150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末」

*サブタイトルはwikipediaより引用させていただきました。


『JIN-仁-』

実は、2011年07月末という現在ですが、ワタクシ、いまだ結構な頻度でこのドラマを見ています。
というのも、夫がワタシに輪を掛けてこのドラマを気に入ったようで、しょっちゅう見ているからです(笑)。
第一期は、2010年12月27日と28日にわたって放送された、ディレクターズカット版になるんですが。
気が付くと『JIN-仁-』がかかっている、と。

我が家の場合、嗜好性というものが世間様と少しばかりずれているらしい、ということを認めるのはヤブサカではございません(笑)。
ですが、このドラマは世間様的にも大変人気があったようですね。
とてもたくさんの方にご訪問いただきました。
たぶんもう二度とないだろうなぁ、ってなくらいに(笑)
コメントをいただくこともあり、とても嬉しかったです。

同じドラマを見て、同じ様な思いを抱き、或いは違った思いを抱く。
おお! とか えぇ~! とか他の人の感想に思いを重ね、
「ワタシも~」とコメントさせていただいたりする。
逆に、コメントいただいたりする。

ドラマを楽しむ以外にも、そんな風に楽しむことも覚え、それも楽しかった。
ご訪問くださった方々に、心から御礼申し上げます。(^^)
おおっと、それはこのドラマを製作してくださった全ての方にも申し上げねば。
毎週、とっても楽しみだったのですから。
ありがとうございました!

ひとつ、お友だちサイトということで紹介させていただきます。

TATEVISION『JIN-仁-』第一話 管理人tateさま

昨年の『龍馬伝』の時も見事でしたが、そのtateさまがこのドラマのご感想も書いていらっしゃいます。
ワタシと違って、カメラワークや脚本にも言及なさってますし、資料も紹介くださったりしています。
何より、全回分、きちんと書かれていらっいますので。

是非、ご覧になってくださいませ。(^^)

 *****

書き連ねた感想の中にも書いたのですが、
ワタシはこのドラマを時代劇だとは思えなかった。
ドラマを面白かったとか、時代考証が甘かったとか、そういう事を言いたいわけじゃありません。それはとても良くできていたと思います。
つまりですね。
どうやら、ワタシは、時代劇とは、その時代を、その当時のあれこれに縛られながらどう生きたか、というのもを描いたものだと認識している、ということに今更ながら気が付いたわけです。
この物語は、当時の歴史に現在のものさしと技術・知識を持ち込んでいるわけで、そういう点で時代劇だとは認識しなかったみたいですね。

でも、「人間」「社会」「継承」「意志」「運命」なんて言葉をキーワードに、いろいろなことを考えさせてくれました。
「時代」の中でもがく人間模様が、仁先生の悩みと共に描かれていて、それがとても面白かったのですが、途中から、咲ちゃんがスーパーアドバイザーになってしまっていて、ちょっと(苦笑)という印象があったのは否めませんでした。

 **

このドラマはまあいろいろと面白かったのですが、最近いただいたコメントで改めて納得したことがひとつありました。
「恋心の成就」です。

第一部の時から、決して届くことのない野風花魁の仁先生への恋心が、ワタシはとても好きでした。
中谷美紀さんも素晴らしかったと思っています。

で、考えてみたんですが、「恋の成就」という過程の中で、恋人或いは夫婦以外の男女の繋がりは存在するということが描かれていたんじゃないかと思うわけです。

想いを告げる事はおろか、一夜を共にすることもできず、自由の身になってさえ「想い」は叶わない。届かない。
野風だけではなく、咲もそうですね。
プロポーズされても、一人幸せになることはできないと断ってしまう。
でも、野風も咲も、不幸ではなかったと思う。幸せ、だったのだと思う。

野風の場合、自分が子を産むことは、未来の南方仁の恋人を得るということです。
それは、ともするととてもグロテスクな想いの発露になってしまいかねない。
でも、ルロンさんと出逢い、彼を愛することができた事で、野風はその想いを昇華させることができた。
そして、辛い想いを抱えていた時に、龍馬の愛情がどれほど支えになっていたのかも、ちゃんと自覚している。
それを「おなごはずるい」といいつつも、決して悪だとは定義しない。
だから、咲と仁の幸せを本心から祈ることができる。
あれはお為ごかしじゃなかったですよね。

咲の場合もね。
「先生より授かった医術」というものに、とても重きをおいているでしょう。
彼女の場合、それを選択した場合、捨てるものがたくさんありましたからね。
野風は捨てるものがなかった。もともと、裸一貫で立っている人でしたから。そういう強さです。
咲は、いろいろなものを捨てて捨てて、捨て続けて。
最後に残ったのは「先生が好き」という気持ちと「医術」なわけです。

想い合っていたのに、まっすぐに幸せにはなれなかった。
でも、不幸にもならなかった。
「自分の想いを手放さない」とことは「自分の生き方は自分で決める」という強い意志に繋がっている。
それが人生の幸不幸を性格付けている。

「幸せ」の有り様はひとつではない。
恋の成就の仕方は一様ではなかった。

そこに、たくさんの可能性を見せてくれたんじゃないでしょうか。

 *****

ところで、歴史の修正力についてなんですが。

このドラマは、大沢たかおさんの仰る「歴史ののぞき見」です。
「まるで、一本隣のパラレルワールドを見ているようだ」と自分でも書いていましたが、まさか、本当にパラレルワールドにタイムスリップしたとは思いもしませんでしたよ、ワタシは。

でも、そうすると最後まで疑問だったのは「歴史の修正力」ですねぇ。
歴史に修正力があるということは、歴史とは一本の道であるということですよね?
様々な分岐点があって、どの道を選ぶかで様々な歴史ができあがる、ということではない。

誰かが決めた歴史の道があって、それが幾つも幾つもパラレルに存在している。
SF読みじゃないのでちゃんと知らないんですが、パラレルワールドと、歴史の分岐というのは同次元で存在するモノなんでしょうか?

同じようにタイムスリップした佐久間象山が行って帰ってきた場所は、同じ場所だったんでしょうか?
あの平成22年に変化した十円玉の理由は?
咲を治した薬が、あの場所に落ちていた理由は?

結構、わからないことが多いんですけどね。
でも全部がはっきりと説明できなくても良いんじゃないかと思うんです。
「余韻」とかそういうことではなくてですね。
たとえ、人間(ドラマ制作者)が作り上げた世界でも、全部が説明できなくてもいいんじゃないかと。
たとえフィクションの世界でも、「説明できない」ことがあってもいいんじゃないかと。
それは、たぶん、制作者の方々の頭の中では説明ができることであって、単に尺の都合で説明ができなかっただけかもしれない。まあ、サイアク、「設定が説明できん」というミスかもしれないけど(笑)

でも、それでも「説明できない部分」があることは悪い事じゃないと思う。
っていうか、全部辻褄が合うように世界はできている、わけじゃないと思うから。
実世界がそうじゃないんだから、フィクションくらい全部合理的な説明ができるべき、ってものなのかもしれないけど。
でも、わからないことがあってもいいんじゃないかと、そう思った。

それよりも、「定められた運命」に「意志」の力で向かっていこうとする人間の有り様が良かったと思います。

 ***

歴史改変ドラマという「フィクション」に、何某かの、幾ばくかの「真実」が描かれていた。
それが、たくさんの人の心を惹きつけた。

そんな風に思えたドラマでした♪

2011年07月31日 written by pothos

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『JIN-仁-』最終章後編感想

2011/06/30 19:12

『JIN-仁-』 最終章後編 「完結~時空の果て…150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末」 2011年06月26日放送

意志が可能性を生み出し、それが人生となり。その奇蹟は全ての人が手にしているものであり。その軌跡が社会であり、歴史なのではないだろうか。

仁先生が幕末の世で起こした奇跡は、ある意味では、知識や技術を持っている人間ならば誰もが起こし得たものであり、ある意味では、仁先生にしか起こし得なかったものでもあるのだろう。

彼が歴史を変えたのかどうか、それは最後までわからなかったけれども、歴史の修正力なるモノに抗おうとした人間が確かに存在し、それは長い時を経て結実した。

それは歴史の修正力を超えた力だったのか、お目こぼしだったのかはわからないけれど。

感動的な良い話だったよねー(^^)。満足だわ~♪


最終章のメインの一つは、咲と仁先生の恋の結末。
タイムスリップと悲恋は相性が良いらしく、二人が共に生き結ばれることはなかったけれど、でもこれもまたハッピーエンドじゃないのかなぁと思う。

病人役の綾瀬さん、上手でしたねぇ。
なんか、長年連れ添った夫婦みたいでしたよねー。

龍馬暗殺に手を貸した恭太郎は、その悔恨から逃れられず、勝に進められた官費留学の途も蹴ってしまい、上野の彰義隊に奔る。戦が始まり、仁は野戦治療所を用意する。

「医学所まで一緒ってのは困るんだよっ」と抗議する勝海舟に、「官軍の方が来ても治療します」と仁先生は言い募るけれど。「そういう問題じゃねえんだっ」ってのはそのとーりだよね。

既に会津に行ってしまった松本良順から、医学所の指図を任されてますからね、仁先生。
「道を間違えちゃうかも」と困る仁先生に、「では、その間違った道をお指し図ください」とにっこりしてましたからね、良順さん。

「医師は医の途を歩くのみ。収まらぬものを収めるのが政の途であろう!」
一喝しながら、野戦治療所に入ってきたのは、多紀元琰。
「我らは鉄砲傷も縫えぬ。けれど役に立てることがないわけではなかろう。
 玄孝! 我らに指図をせよ!」

って、もうかっちょいいんですけど!
多紀元琰役をやっているのは相島一之さんなんですが、もう、私、「仁」の中でこの人が一番好き!
最後、ちょっとイイヒトになりすぎてるきらいがあるんですけど、それでもカッコイイんですよねー。
「指図をせよっ」っって、すっげー偉そうなんですけど!(笑)

本道という、西洋医学の化身のような仁先生とは真っ向反対の立場にいて、
仁先生の神業のような技術にも知識にも驚嘆していただろうに。
奥医師という本道最高峰の立場を背負っているからこその、その言動。
嫌らしさも邪さも持っていても、踏み外さない一線を抱えていてねぇ。
私が医者なら、仁先生より多紀に付いていっちゃうんだけどなー(笑)

「ったくよう。好きなようにやりやがれ! バカ医者!」ってニッカとした勝海舟もいいよねぇ。


人手が足りない時に、足手まといにはなりたくないという咲ちゃんは、結果として、命に関わる怪我を抱えてしまうわけなんですが。
「本道と、蘭方の医師が手を取り合って治療にあたるなど、夢のようでございます」と。

最後まで、手を取り合えなかった官軍と彰義隊。
治療という一点で、手を取り合った本道と蘭方。

そうやって彰義隊を切り捨ててしまうかと思えば、
「かけがえのないものが無くなってしまうなら、一緒になくなってしまうのは幸せなのかもしれない」
と、咲を失いそうな仁先生が述懐します。

ひとつの行為に、ひとつの意味しかないわけではなく。
違う側面から見れば、また違った意味も見いだせるわけで。
このドラマは、いろいろな価値観を示してくれていたと思います。

恭太郎が上野に行ってしまった時の栄さんの言葉もそうでしたよね。
「恥を晒そうが生きることこそ。これからはそのような世が来るのでしょうか。
 わたくし共が信じてきた途は間違いだったのでしょうか」

いや、間違いじゃなかったと思いますよ。
そういう貴女方が徳川250年を支えてきたんですから。
ただ、これからの世は変わっていくんです。それだけです。間違ってなんかいませんって。

麻生さんもすごかったですよねー。鬼気迫ってましたから。
あの人ひとりで、徳川幕臣の意地と誇りを背負ってましたもんね。
栄さんがいなかったら、この物語での徳川家臣のイメージは全然違っていたと思いますよ。

抱き合うだけが精一杯の二人で。
このまま咲ちゃんが回復したら、きっと良い夫婦になっていたんだろうなぁと思えたけど。

現代へ戻った仁先生は、手術を受け、ホスミシンを持って咲の待つ時代へ帰ろうとします。
が、タイムスリップしたのはやっぱり2009年にいた仁先生の方でした。

――ここで、タイムスリップの輪は完結したんでしょうか?

再び目覚めた仁先生は、自分の知っていたものとは違う事実にに気が付きます。

自分で自分を手術した事実もなく。
胎児様腫瘍は普通の良性腫瘍であり。
着物ではなく、普通の服装で倒れていた。

歴史を変えることはできたのか?
歴史の修正力に変えられてしまったのか?

それからは、野口先生が「医者がタイムスリップした小説を書く」という仁先生の為に裏付けを考えてくれるわけです(笑)

私考えてませんでした、パラレルワールドとは。
なるほどねーーー。
パラレルワールドへタイムスリップしたんですねー、仁先生。

仁先生は、自分の足跡を探して図書館に行きます。
そうです。そういう時は図書館ですよねー♪ って、あれどこの図書館だったのかなー?

資料にあったのは、医療結社としての「仁友堂」でした。
懐かしい皆が活躍しています。
でも、咲さんと仁先生の名だけはありません。

仁先生は咲を探しに、東京を奔りました。
そして、橘家のあった場所に、橘医院を見つけるのです。

もちろん、ここまでくれば登場するのは、みきに決まってます。
かなーり怪しげな言動の仁先生を、みきはとても好意的に応対します。
そして、咲が「なんでもよく知っている産婆さん」として生涯を終えたことを伝えるわけです。

「あの。揚げ出し豆腐はお好きですか?」
首肯する仁先生に、「貴方をずっと待っていた」と。
そして、咲からの手紙を渡す。

仁先生がいなくなった後、歴史の修正力は、どうやら仁先生のいた痕跡を消したようです。
仁の存在を、誰も覚えていない。
咲でさえも、忘れてしまいそうになる。

あの十円玉は、歴史の修正力の慈悲だったのかもしれません。
思い出したのなら、覚えていてもいいよ。

咲が生涯をひとりで過ごしたのは、仁先生への想いの強さだけでなくて、
誰かに、何者かに、自分の記憶、言い換えれば自分の人生までをも左右されてしまうことを拒んだからなのかもしれない。

「橘咲は、先生をお慕いしておりました」

そう結ばれるあの手紙は素敵でした。
でもあれが仁先生の手に届いたのは、咲だけでなく、野風の想いも関わっているからです。

「あちきは幸せな女でありんす。どうぞ、お二人にも幸せを」
そう祈る野風がとても好き。

生涯を、ただ仁先生を想うことでひとり過ごした咲も。
仁の為なら我が命さえも、その身さえも惜しまずに差し出しつつ、けれど新しい愛を得た野風も。

どちらもすげーなぁ、と泣きたいような気持ちにさせてくれる女性たちでした。

友永未来の手術に失敗してしまった仁先生は、新しい世界で橘みきの手術に挑戦する。
そうして、また、新しい物語が始まっていく。

意志。
それが生み出す可能性。

このドラマから、私はそれを受け取ったのでした。


 この想いをいつまでも忘れまいと思った。
 けれど、俺の記憶もまた。
 全ての時の狭間に消えていくのかも知れない。
 歴史の修正力によって。

 わしらはおるぜよ。
 見えんでも、聞こえんでも。
 いつの日も先生と共に。

 それでも俺は忘れることはないだろう。
 この日の美しさを。
 当たり前のこの世界は、誰もが戦い、苦しみ、命を落とし、
 勝ち取ってきた無数の奇蹟で編み上げられていることを。
 俺は、忘れないだろう。

 そして、更なる光を与えよう。
 今度は俺が未来のために。
 この手で。
  (ドラマより抜粋)


3か月という短い時間でしたが、とても楽しませてもらいました。
終わっちゃったのが残念です。

そうそう。
佐久間象山がタイムスリップしたのも、パラレルワールドだったのかなぁ?





『JIN-仁-』感想
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『JIN-仁-』第10話:最終章前編 感想

2011/06/20 11:11

『JIN-仁-』 第10話:最終章前編 「最終章前編~タイムスリップの結末…」 2011年06月19日放送

人の世の繋がりってこういうものだよねぇ、こうあって欲しいよねぇとまず思った。
大元に歴史という過去の事実があって、そこに、この『JIN』という物語が存在することで語られる繋がりがあって。そう上手くはいかないよ~と思うこともあるけれど、それでも、こういう繋がりのある世の中であって欲しいと思ってしまう。

仁先生は、いつまでもいつまでも、うじうじぐじぐじと悩む。
その手の中にある知識と技術への自信でもあり、可能性でもあり、限界でもある。
けれど、いざという時には真っ直ぐなままの心根が周りの人間を動かしていく。
実は、その手にある知識や技術よりも、そちらの方が稀有な持ち物だったりするのではないかとさえ思う。

何のために、ここに在るのか。
という問いは、別段タイムスリップしてなくても存在し得るものだけど、そこにこだわり続けるのは仁先生の性格なんじゃないかな。
「生まれ落ちてしまったのだし」と割り切れるならば、「タイムスリップしてしまったのだし」と割り切ることも可能じゃない?
でも仁先生は、そこに在る意味をいつまでも考え続けるわけで、きっと、それはタイムスリップしなくてもそうだったんだろうと思うわけです。

その仁先生が出した答え。
「俺はきっとこのためにここに来たんだ。この時の為に。
 坂本龍馬を蘇らせる為に」

果たして龍馬暗殺の結末は如何に!? というのが今回の物語のクライマックスですよね。
と前振りが長くてごめんなさい(^^;)。

近江屋での暗殺はかわしたものの、結局、龍馬は斬られます。
護衛として付いていた東によって。
やはり、彼のやり残したことというのは「兄の仇討ち」でしたね。

前回のラストで、東が龍馬を斬ったのはわかったんですけど、すごく唐突で「何で!?」と思っていました。
その理由に付いては、この最終章でいろいろな人が解説してくれています。

本人は遺書の中で、「誰かに殺されてしまう前に、自分が本懐を遂げた」と書いていたようですが、
西郷の言には、納得できるし、私は感動してしまいましたよ。

「暗殺者を前に、東はもう龍馬を守れないと思った。けれど、暗殺者が徳川だったとすれば、龍馬の提案した大政奉還が上手くいかないかもしれない。自分ならば、ただの仇討ちで済むから、誰からも文句は出ないであろうと、東は考えた」
龍馬が奔走するのを傍で見ていた東が、肉親の恨みを乗り越え、その志を守ろうとした。
西郷はそう言うわけです。

「自分が斬った後、俺に治して欲しいと思っていたんじゃないか(俺はそれが果たせなかった)」と述懐する仁先生に、咲も「そうではなくて、守ろうとしたのは坂本様の生き方のようなものでは」と答えています。

ずうっと暗い顔をしていた、正体不明の東が、前回、橋のたもとで龍馬に見せた笑顔がね、絶品だったんだわけですよ。佐藤隆太さん、すげーーーって思いましたもん。一発で印象に残る、すっげいい笑顔でした。
その橋のたもとで自刃したのには、泣けて泣けて。
あ。今思い出しても泣けるかも。

内野さんの龍馬も凄かった。
目を開けた時から、いつ死んじゃうんだろうとずっとハラハラして見てました。

野風ちゃんのラブレターも良かった。
「おなごはずるうございますなぁ」って。切なすぎ。
叶わぬ想いに自棄にならずにいられたのも、坂本様のお陰でござりんす、って。でもって、そこに「旦那様と出逢うまで」って限定されているところが、すごく素敵。つまり、彼女の今の幸せは何かの代償ではなく、本当の幸せってことでしょう? 仁先生への想いを抱えつつも、旦那様への想いも本物なわけで。それがすごく素敵だと思う。
それで目覚めちゃったのは、ベタだけど、良かったです(笑)。

「未来へ行けるとしたら何処へ行きたいですか?」と仁先生が問えば、あの重大場面で「よしわら」と答えた龍馬。内野さん、すごすぎ。めっちゃ格好良かった! 一瞬、龍馬はこのまま助かるのかと思っちゃった。

逆に、この時代はどう映った、と問う龍馬に、仁先生が答える。
「人生は一期一会で、ここの人たちは笑うのが上手だ」と。
無表情だった龍馬が、その言葉に涙を浮かべ、そっと仁を見つめる。
大袈裟な身振りも台詞もないのに、龍馬の気持ちが伝わってくるようで、内野さんすげーよーともう何も言えない。

でもね、この物語はそこで終わらなかった。
仁先生は、とにかく龍馬ラブなわけで、「親友で、悪友で、英雄(ヒーロー)」なわけなんだけど。
そりゃコレラ騒動の時も、ペニシリン事件の時も、龍馬は仁先生を無条件で信じてくれていて、それが彼の支えになっているんだけどね。
それでも、仁先生を支えているのは龍馬だけじゃないわけですよ。

佐分利先生も、咲ちゃんも、お登勢さんも、山田先生も、仁友堂の仲間も、勝海舟も、松本良順も、多紀も、恭太郎も。たくさんの人が仁先生を支えているわけで。
どうも、龍馬とは一蓮托生みたいな覚悟をしていたらしい仁先生だけど、他にも仲間はいるんだよ、とみんなが手を伸ばして支えてくれていることに、どうやらやっと気が付いた。

山田先生の拷問は、まじ痛そうだったよおおお。

その繋がりがイイよなぁ、とベタに感動してしまったポトスでありました。

それぞれの目的は違っていてもいいんだけどね。
違う価値観の中に群がるたくさんの人たちが、それでもどこかで繋がって同じ時代を生きているわけでしょう。

あげなコツは坂本さぁにしかできもさん。おいはおいのやり方しか知らん。という西郷も。
禁じ手なことは分かっているが、江戸が火の海になるのかならないのか教えて欲しい、と言う勝も。
スーパーヒーローでない、弱さを抱える人間として、とても魅力的だと思った。

「それは勝先生次第じゃないでしょうか」と言った仁先生は、エライ!
「俺、地理だったんだよな!」には笑ったけど。

「龍馬さんがいなくなった今、あの患者は確実に俺なんだろう。
 あんな腫瘍を放置すれば、確実に死に至る。
 だとしたら、生あるうちに持てる全てを伝えよう。
 それは明日に繋がるはずだから。
 命を救う技術は刻み付けられて行くはずだ。
 この人達の、目に、手に、心に。
 生き残る術を。
 命の螺旋が刻むように」
 (本編から引用)


と、これで最終回じゃなかったのね。
恭太郎から始まった仁先生の旅だから、もしかすると、恭太郎が終わりを告げてくれるのかも知れない。

来週は、最終回スペシャルで2時間ですね。^^

******

ところで、再放送が決まったそうです。(公式HPより)

「第1話」 6月20日(月)午後1時55分~4時5分
「第2話」 6月21日(火)午後1時55分~2時55分
「第3話」 6月21日(火)午後2時55分~3時50分
「第4話」 6月21日(火)午後3時55分~4時53分
「第5話」 6月22日(水)午後1時55分~2時55分
「第6話」 6月22日(水)午後2時55分~3時50分





『JIN-仁-』感想
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『JIN-仁-』第08話感想

2011/06/06 10:30

『JIN-仁-』 第08話 「歴史に逆らう命の誕生…」 2011年06月05日放送

今回は泣いたよー。
ダメなんだよね、私。親子もの、って。ただでさえ泣き虫なのに、親子モノって泣き所で。
あー、野風さん、めっちゃ痛そうだったよねええええ。自分の出産、思い出しちまいました。あうう。
(逆子でお灸ってのも、経験しました。あれ、現代でもやりますねー)

麻酔なしで帝王切開って、見てらんない!
「あちきの夢を奪わないで」という野風ちゃんは、泣けましたよ、もう。
無事生まれて良かったよねー、安寿(あんじゅ)ちゃん。

というのが一点。それから、あと一点。

泣きはしなかったけど、もっと面白かったのは、大政奉還を待つ龍馬でした。

物語は、大政奉還の実現にむけて龍馬が奔走する場面から始まりました。
作中、龍馬も言っていましたが、政権を朝廷に返上してしまえば、幕府を武力討伐する大義名分がなくなる。そうすれば、平和解決が実現できる、諸外国につけ込まれる事もない、というのが彼の構想です。

仁先生は龍馬の暗殺をくい止めようと、頭痛を押さえ込みながら必死の思いで龍馬への手紙をしたためます。
「土の龍 道に果てつぎ 寒き京 ご注意を」
これが無事に届くとは考えにくいですけどね。

それにしても、相変わらず歴史に疎いんだか、詳しいんだかよく分からない仁先生です。
龍馬の暗殺は、大政奉還から明治維新までの間、ってのは考えればわかるけど、確か寒い頃だった、ってどういう印象よ。(笑)
勝海舟に「大政奉還はいつ!?」と聞いて、「分かるヤツがいりゃあ、オイラが聞いてみたいよ」って言われるし(笑)
こういう処、笑えます。

笑えるといえば、ノイロシートを呪いシートと覚え間違えている人多数だったこと?
ノイロシート、脳外科用のパッドのようで、脱脂綿を圧縮したものかな? 
検索してる人がいっぱいいるみたいです。昨夜で一躍有名になった言葉ではないでしょーか(笑)。

さて、大政奉還ですが、薩長はそんな事を許すか!? という中岡(だよね?)の問いに、
「んなもん、ばれんかったらそれでええ」って、すっげふてぶてしいんですけど。

内野さんのインタビューに、「龍馬を演じるにあたり、もっとも大切にしていることはなんですか?」という質問がありました。

“土佐で生まれ育った男の気風”とでもいうのでしょうか。土佐の人って、「嫌いなものは嫌い」「好きなら好き」で、本当に白黒がはっきりしているし、無駄なことでグズグズ議論したりするのを好まないんですよね。きっと龍馬にも、現代の土佐人と通ずるところがあったんじゃないかなぁと思うので、そういう部分は大事にしながら演じているつもりです。
JIN-仁-・番組公式HPより抜粋)

まさにそういう感じですね。でも、それもバレちゃあお終いです。
永井玄蕃守の屋敷から出てきた処を薩摩藩士につかまって、「大政奉還とはどういうことだ!」とつるしあげをくらいます。
そら薩摩としちゃあ当然でしょうとも。
「倒幕の勅許がおりた」の一言で、龍馬から本音を引き出した西郷みごと!

騙ろうとした相手に「助けられた者は恩を感じる。力でねじ伏せられた者は恨みに思うだけ」と力説しても、説得力がありませんなぁ。
「力でねじ伏せられなかったことをありがたがることは出来申さぬ!」と西郷が突き放すのも道理です。

この辺の駆け引きは、面白い。
龍馬が善人じゃないところが、大変私好みです(笑)。

運命の日、二条城に集められた大名たちを前に、慶喜がどう決を下すか。

願掛けと言って、ひとり酒を呑む龍馬。

野風さんの夢を叶えるために、帝王切開に挑む仁先生。

それぞれの想いを抱えたまま、夜は更けてゆく。

「こん国はこれで生まれ変われるがかい? わしはまた道を間違うたじゃないかい? 先生!!」
龍馬の叫びが、胸に迫ります。
そうか、龍馬もこんな風に切羽詰まるんだなぁ、と。
いつだって、気宇壮大で、大法螺吹きで(これは勝?・笑)、何でも思い通りに動かして生きているみたいな龍馬ですけど。
自分ではどうにもできない関わることさえできない処で、じっと、ただただ堪えていた時間もあるのだなぁ、と。
何でも先を見通すことのできる目を持っているわけではなく、自分の運命は他人の決断でいとも容易く変わってしまうのだ、ということを腹の底から知っていて。
そのどうにもならないことを抱えたままで、自分の役割を力の限りに果たし。

それでも、不安は消えることなく。
あんなにふてぶてしい一面を持ってはいても。
手をふるわせながら、
「先生!!」
と、仁にすがる、いや縋りたいと思うほどのその言葉が、とても、とても胸を打ったのでした。

悩む、だけでなくてね、「先生!!」と仁を呼んだ龍馬がね、とても新鮮だった。
そうだよねぇ、龍馬だって人間だものねえ。

歴史的に見ると、龍馬は”偉業を成し遂げたすごい男”といえるのかもしれないですけれど…案外、彼自身はそんなことどうでもよかったんじゃないかなぁって、最近思うんですよ。シリアスにゴール目指して突っ走っていたというよりは、ただひたすらにエネルギッシュに動いていたら、最終的にはすごいことを成し遂げちゃっていた、みたいな感じだったのかもしれないですね(笑)。
(JIN-仁-HP/内野聖陽さんインタビューより抜粋)

この龍馬の一晩というのは、ヤマトがイスカンダルへ行って帰ってきたに等しいほどの時間だったのじゃないかと、そんな風にも思えました。
(唐突にヤマト出現で失礼。管理人は宇宙戦艦ヤマトのファンです)

「世が明けたぜよ~!」も良かった。
昨年の『龍馬伝』では「日本の夜明けだ」でしたっけ?

そうそう、船中八策を書き上げるシーンでは、さりげなく、9つ目の条項が入ってましたね。
船中九策になってましたよ。なーにを書き加えたんだろうと思ってましたが、なるほど、医療保険制度ね。
言われてみれば、あったり前。前回でめっちゃ振ってましたもんね。気が付かない私がウカツ(笑)。

ラストシーンでのナレーション。
船中九策を読んだ仁先生は。
「いるはずのない俺の足跡が歴史に刻まれていく。坂本龍馬の手で」

歴史の異物であった南方仁が、歴史の中の人物たちと関わっていく。
後世に名の残る偉大な人物と。
歴史の狭間に埋もれてしまった市井の人物と。
そうして、彼/彼女たちの人生に深く触れた仁先生は、いつしか歴史の異物ではなく、その歴史の一員となり、新しい歴史を作っていくのだろうか。

クライマックスが近づいてきます。
龍馬の暗殺は阻止できるのか!?
「戻るぜよ、あん世界へ」と言った龍馬の言葉の意味は。

どんな謎解きが待っているのか、楽しみですね!

――もしかして、龍馬を暗殺からかばった仁先生が怪我をしちゃうとか?
愚考です(_ _;)




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『JIN-仁-』第07話感想

2011/05/30 00:16

『JIN-仁-』 第07話 「永遠の愛と別れ」 2011年05月29日放送

やはり、女は強い(笑)そして男はだらしない(爆)

なんちって、男は…のくだりは冗談ですが、でも、仁先生はおめでたいです(笑)

あまり恋愛モノが好きではないし、特にひとりの人間を巡って同性同士でやり合うどろどろは好きじゃないです。普通に興味がないわけではないけれど、辟易してしまうのです。何て言うか人間のそういうどろどろした一面をクローズアップした物語は、恋愛に限らず、あまり好きじゃないです。

この『JIN』でも仁先生を巡って未来(みき)、咲、野風と女性の思いが交錯しますが、想いが綺麗ですね。ちょっと綺麗すぎて、これを現代ドラマでやったりすると嘘臭くなってしまいそうですが、「花魁」とか「武家の娘」とか言った身分、そして慎みといった慣習が前提にある時代物の中では、それもまた真実であるように描かれていると思います。

歴史の修正力、というのがこの完結編のテーマのひとつだと思うのですが、
龍馬の暗殺を止めようとする所謂公的な歴史の変化と、恋人・未来という命へ繋げようとするプライベートな歴史の変化という形で、「歴史への介入」をふたつの側面から描いています。

つまり、龍馬の暗殺等に代表される公的な歴史への介入は、もっぱら仁先生がひとりで行うものです。
実際にはペニシリンの製造に代表されるように、たくさんのあの時代の人の手が加わっているのですが、仁先生がいなくては起こり得ない歴史の変革ですね。

一方、野風が行おうとしている歴史の変革は、仁先生のプライベートに関係するもので、大きな歴史の流れにどれほど関わりがあるのかは不明なわけですが、それだけでなく、仁先生の想いも行為も越えて、あの時代の人間-野風&咲が行おうとしているもの、という対比にあります。

仁という異物が行おうとする歴史の変革は、歴史の修正力に従うしかないのかもしれないけれど、この時代の人間が強い意志を持って為そうとするのならば、それは既に歴史の変革ではなくて、修正する必要のない唯の歴史になるのではないか、と咲は結論付けます。

前回、仁先生と喧嘩別れのようになってしまった龍馬ですが、「戦わずしてこの国を立て直したい」という志を胸に秘め、これから歴史の回天を試みます。
一方、愛する人の幸せを願う二人の女性の意志もまた、歴史を変えようと試みるわけです。

どちらも「人」の想いに根ざした「歴史の変革」ですが、女性達の方が「子どもを産む」という具体的且つ根源的な問題であるだけでに、その強さが光りましたねぇ。

野風ちゃんがね、あと2年の命、と宣告を受けた時に、彼女、絶句するでしょう。
仁先生はその短さに絶望したのだと思い込んでいるんだけど、そうじゃなかった。
「そんなに(生きられるのか)」と。
「それなら、この子を抱ける。笑い顔を見ることも、声を聞くこともできる。手を繋いで歩くこともできるかもしれない」
野風はそう言って、涙を流すんですけど。

コップに入っている、半分の水。

あと半分しかない、と思うか。
まだ半分ある、と思うか。

そういう問いがありますよね。
そういう事だと思うんですよね。

前回の勝海舟にも通じるでしょう。
自分の一番大切な想いを踏み外さなければいい。
全てが自分の望み通りにいくはずがないということを、彼らは知っているわけです。

自分の小さな経験を思い返してもそう。些末なあれこれよりも、一番大切な想いが何なのか、それをわかっていれば後はどうにかできるものなんだと思います。

愛する人に出会ったこと。
幸せな人生だと思えること。
子を持てたこと。母になること。
その子が、いつか自分と大切な人を繋ぐものであること。

野風は叶わなかった自分の想いを、見事に昇華させていると思う。
自分が愛する人の子を産むことで、自分の血が、叶わなかった自分の想いさえもが、永遠に生き続けることができる。
それをして、善しとする。

自分だけが幸せになることはできない、と仁先生からの求婚を断ってしまった咲も悪くはないのだけれど、こういう昇華ができる野風ってのは、見事な女性だと思う。
それを粛々と受け入れる咲ちゃんも凄いけどね。

「いいよ、仁。きっと、いつかまた会えるから」by未来
「そういう意味だったのかよ、未来!」って仁先生、おめでたすぎっ!(泣&笑)

前回の内野さん&大沢さんと同じように、今回の中谷美紀さんはとても良かったです(って、前シリーズから野風ちゃんが好きなんだけど・笑)。
どうして自分だけが西洋風に慣れていないと思ったのか、という咲への答えとか、「くわばら、くわばら」とか。
余命宣告の時の話し方とか。翌朝の寝坊してきた咲との応答とか。
間の取り方とか、目線の強さがすごく上手い女優さんだと思う。
すごいよねー、役者さんって!


結婚式のふたりを見つめながら、
「この美しい人に、どれほどの愛情をもらってきたんだろう」
と仁先生が述懐するシーンも、ワタシはすごく良かったと思う。
仁先生らしいよね。

さあ、来週は6月か。早いね! もっともっと見ていたいドラマなんだけどな。
楽しみにしています♪




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