『龍馬伝』ポトスの感想index

2011/05/17 10:32

『龍馬伝』ポトスの感想index

管理人ポトスが、2010年に放送されたNHK大河ドラマ『龍馬伝』の感想を一年かけて書き綴りました。

私は幕末という時代が好きではありますが、資料性に優れているわけでも何でもない、歴史好きな一主婦の感想です。
出演された俳優さんの大ファンという事もありませんので、役者さん個人の情報やあれこれには全く言及していません。

全48話のタイトル・放送日とポトスの感想の有無、そして最後に独り言を呟いています。

宜しければどうぞご覧下さい。(^^)

『龍馬伝』2010.01.03~2010.11.28 放送

SEASON1「RYOMA THE DREAMER」
no.01「上士と下士」2010.01.03放送  感想
no.02「大器晩成?」2010.01.10放送  感想
no.03「偽手形の度」2010.01.17放送  感想
no.04「江戸の鬼小町」2010.01.24放送  感想
no.05「黒船と剣」2010.01.31放送  感想
no.06「松陰はどこだ?」2010.02.07放送  感想
no.07「遙かなるヌーヨーカ」2010.02.14放送  感想
no.08「弥太郎の涙」2010.02.21  感想
no/09「命の値段」2010.02.28放送  感想
no.10「引き裂かれた愛」2010.03.07放送  感想
no.11「土佐沸騰」2010.03.14放送  感想
no.12「暗殺指令」2010.03.21放送
no.13「さらば土佐よ」2010.03.28放送

SEASON2 RYOMA THE ADVENTURER
no.14「お尋ね者龍馬」2010.04.04放送  感想
no.15「ふたりの京」2010.04.11放送  感想
no.16「勝海舟」2010.04.18  感想(書きかけ)
no.17「怪物、容堂」2010.04.25放送
no.18「海軍を作ろう!」2010.05.02放送
no.19「攘夷決行」2010.05.09放送  感想
no.20「収次郎、無念」20210.05.16放送  感想
no.21「故郷の友よ」2010.05.23放送  感想
no.22「龍という女」2010.05.30放送  感想
no.23「池田屋に走れ」2010.06.06放送  感想
no.24「愛の蛍」2010.06.13放送
no.25「寺田屋の母」2010.06.20放送  感想
no.26「西郷吉之助」2010.06.27放送  感想
no.27「龍馬の大芝居」2010.07.04放送
no.28「武市の夢」2010.07.11放送  感想

SEASON3 RYOMA THE NAVIGATOR
no.29「新天地、長崎」2010.07.18放送
no.30「龍馬の秘策」2010.07.25放送  感想
no.31「西郷はまだか」201.08.01放送  感想
no.32「狙われた龍馬」2010.08.08放送  感想
no.33「亀山社中の大仕事」2010.08.15放送  感想
no.34「侍、長次郎」2010.08.22放送  感想
no.35「薩長同盟ぜよ」2010.08.29放送
no.36「寺田屋騒動」2010.09.05放送
no.37「龍馬の妻」2010.09.12放送
no.38「霧島の誓い」2010.09.19放送  感想

FINAL SEASON RYOMA THE HOPE
no.39「馬関の奇跡」2010.09.26放送  感想
no.40「清風亭の対決」2010.10.03放送  感想
no.41「さらば高杉晋作」2010.10.10放送
no.42「いろは丸事件」2010.10.17放送
no.43「船中八策」2010.10.24放送
no.44「雨の逃亡者」2010.10.31放送  感想
no.45「龍馬の休日」2010.11.07放送  感想
no.46「土佐の大勝負」2010.11.14放送  感想
no.47「大政奉還」2010.11.21放送  感想
no.48「龍の魂」2010.11.28放送




** 終わってみて思うこと (2011.05.18) **

久しぶりに大河を見よう、と楽しみにしていたドラマでした。まさか一年間書き続けられるとは思っていませんでしたので、イロイロと管理人の日常まで書いてあるようですが、笑ってスルーしていただけると何よりです(^^;)。

結果として、48回中33回程感想が書けました。
見逃した回は数回ありますが、見たのに感想が書けなかった回もあります。

歴女という言葉が生まれましたが、私はそこまで歴史に詳しいわけではなく、また、ドラマ作りについて一家言持っているなどということもありませんので、本当にただの「幕末が好きな人間が見た感想」でした。
ですが、それでも検索でご訪問いただいたり、これをきっかけにお付き合いが始まった方もいらっしゃったのは嬉しい誤算でした。お陰様でとても楽しかったです♪
他の方のご意見・ご感想を伺うと、それぞれに感心させられること仕切でした。


中でも、「TATEVISION」のtateさまは50回全部にご感想を書かれており、とにかく素晴らしいの一言です。
また、ドラマや歴史にも詳しく、キャストの紹介や脚本やカメラワークなどにも言及されており、
更に史実との比較や諸説の紹介なども頻繁にされていらっしゃいます。
私は毎週自分のblogを書き上げると、楽しみにこちらへ通わせていただきました。
是非、ご訪問下さい。

 TATEVISION」 管理人・tateさま


また、この番組やここへいただいたコメントがきっかけになって、興味を持った事もたくさんありました。
長崎の教会などは、まさにそうでした。

それまで教会にはまるで興味がありませんでしたが、浦上天主堂と大浦天主堂を間違えた(((_ _;)のをきっかけに、日本の建築と融合したその美しさに驚き、調べるうちに、建物からその背景へと興味が移っていき、浦上四番崩れというような歴史も知ることができました。
また遠藤周作著『沈黙』も手にすることができ、信仰の深さというものを改めて考えさせられたりもしました。

そうそう、長崎くんちやら「でんでらりゅうがでてくるばってん」やら調べて、さだまさしさんのアルバムを聴いたりもしましたっけ。

長崎の美味しいお料理を教えていただいたりもしました(^^)。

こういう広がりが持てたのは、ここをご訪問下さった方々がいらしたからできたことで、自分一人では決して広がらなかった分野だと思います。
とても素敵な経験をさせていただきました。
ありがとうございましたm(_ _)m

 ***

私が幕末を好きになったきっかけは、ミーハーチックに新選組でした。
和田慎二さんの『あさぎ色の伝説』というコミックをご存知でしょうか。

あさぎ色の伝説〈第1巻〉 (1983年) (花とゆめcomics)

沖田総司に惚れましてね(うーん若いな・笑)。
だから新選組だけは別格というか、これだけは特別扱いなんですが、
その後は、この時代のうねりに惹かれています。

時代に翻弄され、けれどそれぞれの立場で懸命に生きる人間模様が愛しくて。
あっちの立場、こっちの立場と、それぞれから見た歴史、いえ、現実が興味深いのです。
時代のうねりとそれに関わる人間模様の面白さという点では、戦国時代と並んで群を抜いた時代ですよね。

賛否両論あるとは思いますし、私とて諸手をあげて賛成とは云えませんが、既に題材としては使い古された感のある「坂本龍馬」という人物に光を当てつつ、新しい物語を作り上げようとした1年だったのではないかと思います。

ご贔屓の俳優さんが出演というわけではありませんでしたが、主演の福山雅治さん、香川照之さんをはじめとし、たくさんの方が素晴らしいお芝居をされていたと思いますし。
2011年05月、坂本八平役をされた児玉清さんが亡くなられ、それを機にもう一度自分の感想を見返してみたんですが、何やら随分楽しそうですよ、私(笑)
それだけ楽しんだ一年だったのでしょう。

そうして一年を楽しめたことが、何よりの収穫だったのかも知れません。
折角書いたのだからと思って、何の役に立つわけではないのですが、まとめてみました(笑)

こんな私と一緒に楽しんでくださったみなさまと、
素敵な番組を作ってくださったスタッフと俳優の方々に、
心から感謝したいと思います。

個人的にはいろいろとあった年でしたが、お陰様で本当に楽しい一年でした。
ありがとうございます!

18 MAY 2011 by pothos

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『龍馬伝』no.47感想

2010/11/22 13:09

『龍馬伝』no.47 大政奉還 2010.11.21放送

最終回一つ前にしちゃ地味じゃありませんでした? いえ、面白くないと言っているわけではないんですよん。

大政奉還が成るか成らぬか、勝負の時。
関わった者達が、みな、息をのんで二条城を見つめている。
そんな雰囲気を丁寧になぞっていました。

これは、大政奉還=龍馬の夢だったからなんでしょう。

そう、なのかなぁ?

ととっても疑問に思うので、まずはストーリーをなぞりましょう(^^)。

山内容堂より大政奉還の建白書が提出される。
それを受け、二条城にて、苦悩する徳川慶喜。
大政奉還は、愚策か得策か。
慶喜の頭の中にあるのは、たぶん「徳川家の存続」なんでしょう。

もう後藤にも何もできない。できるのは「待つことだけ」。
龍馬は、そんな後藤を脅迫。
「「慶喜公が大政奉還しないのなら、海援隊を引き連れ、慶喜を討つ。上様ひとりの命で救われるなら、それもまた厭わない」

ええと。まずは、ひとつ言いたい。どうしても、言いたい。
この『龍馬伝』の価値観は、幕末と現代を行ったり来たりする。それはとても危険な表現じゃないか?
武士、という身分に与えられたもの。「斬る」ということに対する価値観が、あの時代と現代を行ったり来たり。

渦中の武士ひとりが切腹すればおとがめ無し、というのは命を粗末に扱っているわけではなくて、あの時代の責任の取り方だった。そういう責任の取り方ができるのは、武士だけだった。町人が腹を切ることはできないし、今なら「誰かが責任をとって自殺したから」ってその後の捜査がなくなるわけでも、罪がなくなるわけでもないでしょう? あの時代は、それで沙汰が止んだのだから。きれい事ばかりを言うつもりはないけれど、どうしても気になる。「死を以て償う」というのは、感情論でもお涙頂戴でもなかったはず。それを「仲間に迷惑かけないため」とか「殿様と心が通い合った証」にとか、現在のお涙頂戴みたいなやり方で切腹させておいて、こういう時だけあの時代の価値観をもってくるわけ?

「上様一人の命でこの国が…」って、今の価値観ならテロじゃん。こういう時だけ都合良く、幕末にもどるなよ。
『龍馬伝』の龍馬の台詞として、私はこれはNGだと思うぞ。

と言うことで、ストーリーに戻ります。

とうとう慶喜は決断できずに、諸般の重役を集め意見を聞きます。
「国元へ持ち帰り相談の後に…」と後込みするばかりの中、「100年200年後の姿を決める決断だ。日本の将来を第一に考えてのご英断を!!」と後藤象二郎が迫ります。が、結局は人払い。

永井玄蕃守の登場は、何やら唐突。あんた誰? 今まで何してたの? と言いたいぞ(笑)。

唐突なのは勝も同じ。
いきなり現れました、勝先生。
「幕府をなくすのは容易なことじゃねえ。2万(幕臣の数だね)の人間が役目を失う」
「そんなことはどうでもいいですろう。帝をてっぺんとした上も下もない世の中で、武士も仕事をしたらいい」と答える龍馬。

あの、龍馬さん。
あぶれた武士が反乱を起こすとか考えてないんですか? そうしたら、結局は内乱でっせ? 列強につけ込まれると思いませんのか??

大政奉還成就の報を受け。
「一人で成したわけじゃない。皆でやったことですきに。
 新しい日本の夜明けぜよーーー!」
と叫ぶ龍馬。ここは、素直に良かったね、と思ったよ(^^)。

で、その間の岩崎弥太郎。
戦が起こることを前提に、諸藩にミニエー銃を売りつけて大儲けしてます。
そこに「大政奉還」が。
「龍馬ならやるに違いない」「龍馬の底知れ無さ」と長崎商人達は口々に称えるわけですが、まー、長崎商人達の情報の速さってばさ。まじですか?(笑)

結局、大政奉還を信じた弥太郎はその前に銃を全て売りさばき、儲けます。
「また、負けた!」と弥太郎は龍馬を憎むばっかりですが、弥太郎の先見の明でもあるんですけどね。商機を読む力、というか。これじゃ、弥太郎ちゃんいつまでもいつまでも辛かろうにね。

この大政奉還、喜んだ者ばかりじゃなかった。
黒幕候補が、ずらりと顔を出しましたね。
一体、誰が黒幕やら。来週が楽しみです。

  ***

さて。こっから下は私の勝手な意見です。
最終回目前にしてケチをつけるようで、ものすごく申し訳ない気持ちがするんですが。まあ、いいか。

大政奉還は、龍馬の夢だった。のだろうか???

龍馬は、「誰もが笑って暮らせる国」を作りたかった。列国に蹂躙されることのない強い国=政府が必要だった。
内乱なんかしてる場合じゃなかろうよ。一致団結して、列強に対抗する術を考える事が最優先事項。そのためには、封建制という従来の組織ではいかん。新しい組織が必要だ。才ある者が身分に囚われているのは愚かなり。列強を見よ! あれに倣え!

――ってのが、この龍馬の考えじゃないかと思ってますが。
でも、それなら政治体制を作っただけでは不十分でしょう? 自分がその中枢に入らなければ、誰もが笑って暮らせる国を「造る」ことはできない。その部分を他人任せというのは、あまりにも無責任ではありませんか。

龍馬は、薩長という巨大勢力のどちらにも与していなかった。
それどころか、土佐藩さえ背負ってはいなかった。

薩長同盟という成しがたい事を成せた要因のひとつに、龍馬が自分の利益を度外視していたことが挙げられると思う。つまりこの時代の当然の価値観である己れの利益=土佐藩の利益という構図から外れていた。つまりは、龍馬は時勢の傍観者的な位置にいたのではないだろうか。それ故に、薩摩も長州も龍馬を信じた。もし、龍馬の背景に土佐藩があったのなら、勢力関係としてもっともっと複雑になっていたはず。

確かに自分が表に姿を現すことなく、薩長を掌で転がしてきたかもしれん。
でも、それは幕末という一時期にのみありえることであって、新政府が樹立した暁には、薩長閥が強固になることは当然の成り行きだろう。政治に参加せず、「誰もが笑って暮らせる国を造る」ことは不可能である。(だからこそ、倒幕に行き着いたわけだからして)

と考えれば、大政奉還は「誰もが笑って暮らせる国を造る」(くどくてすまんです(_ _;))を造るための一過程に過ぎない。倒幕後の青写真を持っているからこその、大政奉還じゃないのかなぁ?

たぶん、その青写真が来週出て来るんだろうけど。

他の誰もが持っていない、先を見通すことの出きる眼。
それが龍馬の最大の魅力だと思う。(『龍馬がゆく』の影響受け過ぎかも)

大政奉還が龍馬の夢だというのなら、「やるべきことはやった」という龍馬の台詞にも頷けるんだろうなぁ。
私は「できることは全てやった」だと思うんだけど。

「誰もが笑って暮らせる国」で龍馬は何がしたかったんだろう。
桂浜で、父に語ったように、乙女姉に語ったように、家族を連れて世界へ船出したい、のだとしたら。
やはり、大政奉還は一過程にしか過ぎないのだと思う。

ドラマの中でも、ええじゃないかの騒ぎの中新選組と対峙し、「大政奉還をしただけでは人々の暮らしはかわらん!」と叫んでいたよね。「新たな夢を持ちつつ凶刃に倒れる」って最終回への布石なんだろうけど。今頃なんですか??? と、私は思いっきり首を捻ってしまった。

徳川幕府から新政府へと政権が移譲されたとしても、それだけでは何も変わりはしないのだと気付くのが遅い。もっと早くに気付いていたはずだと私は思う。

この『龍馬伝』はとても人間くさい龍馬を描いてきたのだと思う。
飛び抜けた才能に恵まれ、飄々と幕末を駆け抜けた男ではなく、身分という縛りと列強という外圧の間で悩みに悩んで、みんなが楽しく暮らせる国でありたいと奔走した。
そんな龍馬が、凶刃に倒れる。

次週、最終回。「龍馬の魂」です。

no.46 <<『龍馬伝』感想

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『龍馬伝』no.46感想

2010/11/14 23:59

『龍馬伝』no.46 土佐の大勝負

面白かった! 何よりも後藤象二郎が良かった。この『龍馬伝』に魅力的な人物がたくさん登場し、中でも伊勢谷友介扮する高杉晋作に私は惚れてましたが、この後藤象二郎も良かった! 伊勢谷晋作は「たとえ行く先が地獄だろう付いていきますっ!」という惚れ方だったのだけれど、この青木崇高扮する後藤は「私もこうなりたい!」です。

土佐が薩長・幕府と並び立てるようにと龍馬が用意した最新式ミニエー銃1千丁。
「どっちを向いて使う気だ?」とナイスツッコミの容堂公。
「将軍家の権威は既になし。どうか、坂本龍馬にお目通りを!」後藤、勝負の時です。

さて、容堂公との対決の前に、龍馬は懐かしの生家に戻ります。
ぬか床をかき回していた乙女が、その手で龍馬の頬を挟んで喜んだのは良かったですね。龍馬の帰宅に、大喜びの女たちにこれまた大喜びの龍馬ですが、兄・権平には、立ち上がって「ご無沙汰しておりました、兄上!」と一礼しています。こういうちょっとしたシーンが、時代やら龍馬の思いやらを感じさせますね。

後妻として入っていた継母・伊與(いよ)の位牌に手を合わせる龍馬。
最後まで龍馬の事を心配していた、と聞かされる。
「龍馬さんに母親らしいことは何もしてやれなかった」と一言だけ病床で語るシーンがありますが、この松原智恵子さん、大変に素敵な存在感のある方だと思います。
坂本家の女たちは、皆元気でたくましい。その中では、おとなしやかで控えめな印象がありましたが、芯の強い女性でした。たったワンシーンでも、この回の中で強い印象を残しています。

で、何故か岩崎家と合同宴会が始まる(笑)
やっぱり、弥次郎(蟹江敬三)がイイですね。蟹江さんは、ホント上手いです。あのやさぐれ加減は見事で、そこに、弥次郎は弥次郎の志ってのを時折滲ませるわけです。

「士(さむらい)が商売をするのはいい。だが、それが商人(あきんど)と同じじゃいけない。自分が日本を支えるという気概を持っていなければ、士ではない!」

名台詞だと思います。
いや「あんた、そんな事をえらそーに言えた立場かいっ!(笑)」っていうツッコミはありですけどね(σ ̄ー ̄)σ 。

龍馬は「弥太郎には弥太郎だけの生き方がある」と答え、「それは誉め言葉か?」と弥次郎。頷く龍馬に、そんならいいきに、と相好を崩して、また踊り出す。
極貧の暮らしもし、侍としての意地も誇りも捨て去ったかのような父親。いや、侍としての意地や誇りを捨て去れなかったからこその貧乏暮らしか? それにしちゃ、だらしなさ過ぎだけど。うふふ。
そして、時折見せる父親の顔。そんないくつもの面を蟹江さんは弥次郎という人物の中から掘り起こして見せてくれていた。

その頃弥太郎は、長崎の土佐商会で、自分の商売をする算段を始めています。
弥太郎が主任を追われたことを、残念に思っている人間がたくさんいる。どうか、自分もそこに加えて欲しい。これからは、刀よりも算盤が大事だ、と。
初めてなんじゃないでしょーかね? 弥太郎が、人から乞われたのって。香川さんの驚いた表情が印象的です。三菱弥太郎、ここに生まれる、って処でしょうか。

さて。先週も書きましたが、『龍馬伝』公式HPに青木崇高さんのインタビューがありました。
 後藤象二郎の正義

容堂公に、龍馬との面会を迫る後藤。
「今のこの世の流れをつくったのも、薩長同盟を成立させたのも、薩土の盟約をとりもったのも坂本です」
「おんし、どうしてそれを黙っっちょった!?」
容堂公の詰問に唇をふるわせ、言葉に詰まる。

沈黙の後。
「妬ましかった! 下士の分際で、おじ・吉田東洋さまに認められ、脱藩者でありながら次々と大仕事をする坂本が妬ましかった!!」

絞り出すような告白です。
ここで自分の姿をさらけ出したからといって、それで妬心がなくなる訳ではない。取り繕うことだってできたはず。だが、後藤はそれをしなかった。
人と人の魂のぶつかり合いは、嘘を許さない。真実を吐き出すことにどれほどの意味があるのかなんてことは関係なく、ただ真実を求める。
その姿に人は突き動かされるものなのかもしれません。

龍馬と容堂の対面は、庭に龍馬が土下座。畳み廊下で容堂が言葉をかける。
「脱藩者のくせに、しらじらしい口をきいていた」
「直訴とは受け入れられなければ、腹を切らなければならないものだ」
「武市を切腹を命じたのは自分だ。下士を殺してきたのも自分だ。ワシが憎くはないのか?」

「憎いです!」と思わず立ち上がった龍馬に、上士達は無礼者と色めきますが、そこに「やめや!」と後藤の一声が。「申し訳ございません」と容堂に頭を下げる後藤。
いや、格好良かったですよ。

自分では容堂を動かせないことを認識し、妬ましさを捨てきれないままに、それでも龍馬を必要とする。
その相反する感情は、己れの使命と志を実現するために呑み込むしかない。自分の命運全てを目の前の龍馬に託すしかない。その心持ち。

いや、漢だね。

龍馬は偉い。龍馬は、スゴイ。
龍馬が成し遂げたあれこれ。考え出したあれこれ。余人にはでき得ないであろうことども。
でも。
龍馬だけでは、歴史は回天しない。
こうして後藤が動いたからこそ、容堂が動いた。容堂が動かなければ、慶喜もまた動かなかっただろう。
では。
皆を思惑通りに動かした龍馬が一番偉いのか?
いや。
誰が欠けても、歴史は回天しなかったのだ。歴史は龍馬だけのものではないのだ。

そんなことを、この後藤の成長ぶりを見ながら考えていました。
ああ、この『龍馬伝』はそれが書きたかったのかな、とかね。(<図々しい?笑)

対面の後。鯨酔公と後藤がふたり、庭をみつめながら朝を迎える。
「ワシが大政奉還の建白書を出して、慶喜公の怒りをかったら、この山内家はお取りつぶしになるやもしれん」
容堂公の呟きを、後藤は、受け止める。
「お殿様が覚悟を持って建白されるなら、それに異を唱える家臣は土佐には一人もおりません」
一瞬の、間。振り返る容堂公が、後藤に杯を差し出す。
驚き、だがそれを受け取る。容堂公自らの手で酒が注がれる。後藤が飲み干す。
心からの笑みを浮かべる容堂公に、杯を返す。
「武士の世を終わらせるかい?」
にやり、とし、杯を干す。

いや、イイシーンだったねえ。
幕府の力の無さを心底分かっていながらも、見捨てることも、反旗を翻すこともできずにいた容堂公が、初めて心からの笑みを浮かべる。
――何を思っていたのか。
生まれ落ちたときから、己れの一生は決まっており、それを手放す自由さえもなく。その肩には、家臣とその家族の命がずしりとかかっている。四賢公と言われたほどの男だからこその苦悩があったはず。

建白書を書く容堂公は、白装束でしたね。
松平容堂、と署名。

「鉄砲1千丁は土佐藩が九千両で買い上げる。だが、それは決して徳川には向けない。あくまでも、土佐を守るための武器だ」と。――なんだか、どっかで聞いたような台詞ですが(笑)。

「武士や大名が無くなった世に何が残る?」という容堂公の問いに、龍馬は「日本人が残る」と答えました。

どうしてワシを信じたのか、と容堂が尋ね、武市にかけた言葉を引き合いに出すあたりは、うーん、ファンタジー。っていうか、容堂と龍馬が対面してるのも史実じゃないよね? ま、もういいけど。

最後は、後藤が龍馬に握手を求める。
ひとつの大事を成し遂げた後藤が、大きく成長した姿でした。

こんな漢になれたらいいよね。龍馬も悪くないんだけど、私は後藤に惹かれたなあ。いや、良かったですよ。
青木さん15㎏も太られたというのは、無駄じゃなかったですよ、きっと!

次回、大政奉還。
「新しい日本の夜明けぜよーーーっ!」


no.45<<『龍馬伝』感想

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『龍馬伝』no.45感想

2010/11/09 12:07

『龍馬伝』no.45 龍馬の休日 2010.11.07放送

「RyOMAN HOLIDAY」(命名tate様)面白かった!
先週に引き続きヒロイン関係だったのでどうなることかと思っていましたが、そんなこと無かったですね。武市と冨の別れとはまた違った、そしてある意味では共通の想いが描かれていたのではないかと思います。

で、おりょうさん関係は後にしまして、まずは歴史回天組の3点から。

・岩崎弥太郎
・大久保利通
・山内容堂&後藤象二郎

*岩崎弥太郎。
 龍馬や後藤に振り回されて、己れの商売をするよりも尻拭い感の強かったこれまで。
 全開「お前は疫病神だ。消えてしまえ」と、弥太郎に云われたのは、さすがに龍馬の中に突き刺さったままのようです。それでも、もう後戻りのできない龍馬と、己れの道を進もうとする弥太郎に決別は必至です。
 新型ミニエー銃で商売をしようとしていた矢先、土佐商会の主任の交代劇。イカルス号の責任をとらされたということのようですね。上士である佐々木高行に「所詮地下浪人(じげろうにん)」と蔑まれ、離別の決意をします。「生き馬の目を抜く時代に上士下士と拘っているようなもんには商売はできん」と豪語。何時だって云いたいことを云っているような弥太郎ですが、前回の龍馬への離別宣言と今回のは凄みがありました。
 鳥篭を売って生計を立ててきた弥太郎が、その鳥篭を握りつぶすシーン。
 様々なモノへの決別を、見事に現していたんではないでしょうか。
 でも、9千丁の銃を元手にしようとする辺りは、弥太郎らしいですね。自分のカンパニーの元手がこれですか?(笑)まあ、それくらいの働きはしているとは思いますけどね。
 
*大久保利通
 この人、龍馬にとっても冷たい。それを及川ミッチーが大変上手く演じています。
 龍馬に龍馬の信念があるように、大久保には大久保の信念がある。
 作中、三吉が「私は坂本さんが大好きです。ですが、その前に長州藩士なのです」というシーンがありました。これは「だから、あなた(おりょう)だけは坂本さんを信じていてください」と繋がるのですが、今回は「その前に○○藩士」という男達の立場をあちらこちらで訴えていたように思います。私的には、これが龍馬暗殺黒幕への伏線としか描かれないのは些か不満ですが(笑)、この立場と関係性の複雑さが、私は幕末という時代の魅力だと思っています。勧善懲悪では絶対に描くことのできない時代。何が正義で、何が悪なのか。戦いとは何か。平和とは何か。何かを為そうとする時に、常に突きつけられている時代において、龍馬のように「自由」な人間は確かに目障りだったんでしょう。藩を背負っていない龍馬には守らなければならないものがありませんからね。
 龍馬と関わった人間は、どんなに立場を異にしようとも、まず龍馬に惹かれている。多くの「龍馬」の物語ではそう描かれているし、実際そうだったのかもしれません。司馬さん云う処の「人たらし」という性分でしょうか。ですが、この大久保は冷たい目で龍馬を見るだけです。「あれは危険人物だ」と。時代の根底を変えようと目論んでいる龍馬への評価は、それが一番正しいんじゃないかと思いますよ。武士がなくなる、ということを他の皆さんはどう考えているのやら? と思っちゃいますもん。
 
*山内容堂&後藤象二郎
 番組最後にあった龍馬と後藤のワンシーン。
 「大殿様に会わせてつかわさい」
 ギョロリとした眼を光らせて、グッと顔を近づける後藤。
 「――やるかい?」

 いやー。格好良かったですよ、後藤くん。やられたーーーーって思いました。
 今までのあのぐにゃぐにゃ後藤の影なんて微塵もありません。青木崇高さん、上手いですね。
 おじ・吉田東洋の権勢につかっていた甘ちゃん侍が、土佐のため、日本のため、漢になった。見事な成長振りでした。来週の容堂との会見が、今からとても楽しみです。

 で、容堂公、虫歯は治ったんですね?(笑) 今日は無花果食べてました。
 「土佐の大殿様は鯨が海の水を飲むように、酒を呑むそうじゃ」と龍馬がおりょうに語った通り。鯨酔公のふたつ名をもつお殿様ですからね。この近藤正臣さんもさすがですよねー。ほとんど台詞もなく、酒を呑んでいるか、クワガタで遊んでいるかだった容堂公の心境を、見事に演じられていた数か月でした。私、容堂公が出てくる度に惹きつけられてましたから。

 青木崇高さんのインタビューです。「後藤象二郎の正義」(『龍馬伝』HPより)
 *ちょろっとネタバレ? 含むような…


さてさて。
*今週の本題(今頃かい、とつっこまないで~)龍馬とおりょう。
 ふううううううん。ピストルねええええ。そういう手があったか! とにやりとしてしまいましたわいな(笑)

 龍馬はやっと土佐の実家へ嫁をもらったと報告します。
 久しぶりの、相変わらずの坂本家。
 「しかる家柄の嫁でなくてはいかん」と憤慨する権平を女達が次々といなします。
 このコミカルさが、坂本家の明るさを象徴します。「家/家族」の一つの理想型を描いているのでしょう。女が元気な家は、大抵強いですからね。
 ですから、その分、あの乙女姉の龍馬への愛情は、私には過分すぎて正直引きます。おりょうへの手紙も、げっ、と思いました。おりょうさんは嬉しく読んでいたようですが、私ならあの手紙をもらった実家へはご挨拶だけしてお暇したいですな。

 3か月ぶりの逢瀬のふたりでしたが、子どもやら三吉やら奇兵隊やら、邪魔ばかり入ります。それでも「一緒に風呂へ入ろう」などと女ったらしな台詞で期待を持たせるだけ持たせておいて、朝帰りの龍馬。
 ――間違いなく「一生の不覚」ですわなあ(笑)
 ピストル突きつけられて、横っ面を張られてても、一言も文句言える立場じゃありません。
 お船が一日遅れてよかったねえ。

 このおりょうさん、とても綺麗でしたね。
 ふとしたカットや紅葉を並べる姿、怒った横顔。どれも綺麗でした。

 夫婦の有り様を考えていました。
 私は、守る男と守られる女という構図が好きでなく、昨今の戦う女性像というのにも何か違和感を感じつつ。
 ふと。「何があっても最後まで信じてくれる」と信じているからこそ、夫は妻を守るのかもしれませんね。
 人間、結局はひとりで生きていくモノです。ですが、ひとりぼっちは淋しい。人間とはそういう生き物なのでしょう。誰かの温もりが欲しい。それは触れられる温もりだったり、信じる心持ちだったりと、必要とされるものはその時々で変化するにしても。
 武市と冨の夫婦愛もとても美しく描かれていました。冨に比べれば破天荒なおりょうではありますが、それでも夫婦を繋ぐものは同じ。形が違うだけです。

 睦言のシーンもとても綺麗でした。
 海を歩くふたりに、子どもの名前を考える会話を被せたり、龍馬の決意をふと口にしてみたり。

 「待っちょれよ、おりょう! すぐに戻ってくるきに!」
 ありきたりではありますが、最後の別れの言葉になりました。
 クライマックスに一回分を使っての別れを描くのも、これならアリだな、と思える回だったと私は思います。

 が。ここでとっても気に入らなかったのは、龍馬紀行。
 横須賀が出てきたので不思議に思っていたのですが、おりょうはここで最期を迎えたんですね。
 66歳で亡くなっています。

 「おりょうま龍馬の永遠の妻だったのです」とナレーションは締めくくった。
 これが嫌。
 おりょうは一度坂本家に住んだものの3か月で去っています。そして35歳で再婚。それも最後は上手く行かなかったようです。

 冨は武市を慕う隊士達に支えれ、夫を偲びながら静かな人生(ってかなり長いけどね)を送ったようです。それはそれで、とても美しいと思うし、ひとつの理想型だとは想いますけど、それだけが人生じゃないと思うんですよね。いいじゃないですか、再婚したって、永遠の妻じゃなくったって。

 龍馬との手紙をふたりだけのものにしておきたいと云って、土佐を出るときに手紙を燃やしてしまったというおりょう。彼女には彼女の覚悟があったはずで、龍馬のいない人生を龍馬に縛られない生き方をしたっていいじゃん、とついムキにになってしまうのは何故だろう。それが、最後の最後にいたく気に入らなかったです。

 ***
 前回のお元との別れは、龍馬と彼女の関係や隠れキリシタンという設定が生かし切れていなかった。キリシタンでさえも笑顔で暮らせる国にしよう、とするのはいかがかなものかと。信仰の自由と封建制の破壊を同列に並べるには、無理があったと思われます。蒼井優ちゃんの演技がよかっただけに、大変勿体なかったと思いますね。
 それとは逆に、おりょうとの関係は最後に収まるべき処へ収まったという感があり、大変良かったと思います。

 次回。「土佐の大勝負」、楽しみです!

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『龍馬伝』no.44感想

2010/11/05 11:37

『龍馬伝』no.44 雨の逃亡者 2010.10.31放映

龍馬伝も残り一か月。ここ数回、第4部に入ってから緊迫感のある面白い回が続いています。

まず、OPENING。今頃になってこんな事を言うのもナンですが…

龍馬伝のオープニングは、私はとても気に入っています。
中盤に、竜が絵巻に変化するシーンがありますが、ああ、あれは龍馬の人生そのものであり、この『龍馬伝』をあらわしているのかなぁ、と。
誰でも人生自体が絵巻物のようなものではありますが、龍馬の人生は特に面白い絵巻ですね。
龍馬の歩いた(或いは駆け抜けたといっても良い)道は、彼だけの一本の道ではありますが、そこに第三者の視点が入ることによって、その色合いは別なものになってゆくのではないでしょうか。
私はこの『龍馬伝』には言いたいことがいっぱいありますが、作者の視点を通した絵巻物なんだよ、と実は最初から主張しているのでは…なんてことをちらと思った次第です。

現在、私は宇宙図書館というサイトを持っていますが、そこに今度歴史部屋を開こうと思っています。
歴史と物語というものを考えていたら、ふと、上記のように思ったのでした。

さて、本題。今週の龍馬伝。

初っぱな、海援隊と土佐の面々。
容堂公、大きな見せ場はないものの、ずっと姿を見せています。
「大恩ある徳川幕府に戦を仕掛けることなど、未来永劫ありえん!!」と後藤象二郎を蹴飛ばしていました。

こう、この人が居なかったら歴史が変わる、という役目を持った人間ているんだなぁと思うわけです。
龍馬もそうですけどね、容堂公はまた違った意味で。生まれながらにしてその役目を背負っているわけでしょ。

彼が大名家に生まれていなければ、確実に歴史は変わっている。
龍馬は自らその荷を背負った。たぶん、自覚もあるでしょう。
でも、容堂公は生まれ落ちた瞬間からその荷を背負っているわけで。そういう人の人生観というのはどういうものなんだろう、とこの龍馬伝の容堂公を見ていてとても興味を持ちました。

でも、歯が痛そうでしたね。お気の毒に…
(実は私も先週歯医者で神経を抜いたばかり。こんなに痛かったっけか、というくらい治療後が痛みました。やっとモノが普通に食べられるようになった処です…同病相哀れみますよ、容堂公…笑)

後藤ちゃんも、この殿様相手じゃ大変でしょうが、頑張ってよね~(^^) という処でしょうか。

面白いと言えば、長崎奉行・朝比奈昌弘(石橋凌)。
ただの木っ端役人かと思っていましたが、回を増す毎に貫禄がでてきて、龍馬暗殺の黒幕候補のひとり、でしょうか。

龍馬暗殺実行犯については、発表がありました。
 2010.10.28 龍馬を斬った男!  市川亀次郎さん扮する今井信郎です。京都見回り組ですね。
では、その黒幕は誰でしょう。

この朝比奈、お元とはどういう関係だったんでしょうか。
奉行所ではとても事務的に接しているだけですが、蒼井優ちゃんのインタビューでも触れられてました。
 
で、朝比奈は弥太郎の事もいぢめます(笑)

あの雨のシーン、良かったですよ。
「お元もワシもとばっちりを受けた! いっつもお前にじゃまされて!」
と、英国水夫殺しの下手人=龍馬ということで、土佐商会の商売を止められて、大怒り。
「ワシの前から消えてくれや。消えてしまえや」
と別れます。

まさかこれが最後の別れではないでしょうが、気になる一言でした。

このドラマの中での、龍馬と弥太郎の関係ってよく分かりません。
ああ、関係がわからないんじゃなくて、弥太郎が龍馬をどう思っているか、がです。
龍馬が死んで10年以上が過ぎ、それでも「龍馬はだいっきらいじゃ」と罵る弥太郎は、一体何を抱えていたんだろう。もしかすると、暗殺されるようなやり方で生きた龍馬に対して怒っているのかな。尻拭いをする身にもなってみろ、これだけ(自分に)迷惑を掛けたのだから、やることをやりきって逝け、そんな事を思っていたのかも。
たぶん、最後までわからないでしょうね。

さてさて。
実は今回の主役は、隠れキリシタンお元です。
隠れキリシタンであることがバレ、追われる。

キリシタンの弾圧は江戸末期、明治初期まで続きます。浦上四番崩れとか悲惨です。
だからこそ、あの長崎の教会達はより美しく見えるのかも知れません。

上にも書きましたが、蒼井優ちゃんのインタビューがありますので、どうぞ。
私はこの役者さん、とても好きです。
一瞬で、顔も雰囲気も変わる。だんだん、ではなくて、まるで面を外すような一瞬がとても好き。
舞いも三味線も良かったですし、着物にも違和感ありません。大変美しい方ですね。

(インタビューの中で、この龍馬伝には男として参加したかった、とありました。
 面白い方ですね。^^ っていうか、私もそう思う(笑)
 で、蒼井ちゃんの答えがこれまた面白い。
 「男として参加するなら誰をやってみたいですか?」
 「容堂公か岩崎弥次郎さん」(←弥太郎、じゃないところがナイス))


ですが、このキリシタン設定。生かし切れていなかったと思います。
っていうか、長崎でのヒロインが欲しかっただけ?
もったいなかったですね。

追い詰められたお元を龍馬が救う。って、外国船に乗せて密航なんて。
大浦慶の姿も見えましたから、そう酷い扱いは受けないと思いますが、というかそう願いたい処ですが、疑わしいですねぇ。
お元の人生でドラマができそうです。そんなスピンオフ作品があってもいいですね☆

というわけで、来週はno.45「龍馬の休日」。

……tateさま。
 もう私には「RyOMAN HOLIDAY」にしか見えません(爆)

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