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IL DEVU 2019年東京オペラシティ場所

2019/04/18 19:54

2019年4月18日(木)13:30より東京オペラシティホールで、
IL DEVUのコンサート、東京オペラシティ場所が行われた。^^


IL DEVUとは、私のイチオシ、男性ユニットで、
河原忠之さんをピアニストとして、
テノール 望月哲也さん
テノール 大槻孝志さん
バリトン 青山貴さん
バス・バリトン 山下浩司さん
の4人のオペラ歌手によって構成されている。

豊かな歌声がウリではあるが、豊かなのは歌声だけではない。
何と、5人の総体重500kgというふくよかさなのだ。
今回、大槻さんが一時87kgまで痩せられ、あやうく首になるところでしたが復活しました、と笑ってらした。

今回、初めてのオペラシティホールでのコンサートということで、
最初のソロは、それぞれに歌曲を歌われた。

私は実はオペラは1度しか観たことがない。
10年くらい前、オペラシティホールの隣の新国立劇場で、タンホイザーを観た。
合唱は好きだったが、初めてのオペラで緊張もしていたのだろう、
ほとんど楽しむことができなかった。
何しろ、観劇後の感想が、
「あんな歌だけが上手い男(=タンホイザー)に惚れるヒロインの気持ちが全く理解できない」
だったのだ(笑)

だが、私はIL DEVUを知って自分の浅はかさを知った。
歌の上手い男性は、それだけで十二分に魅力的である!(断言)

今回山下さんが、「タンホイザー」より“夕星の歌”を選ばれた。
タンホイザーの親友が、秘めた愛を一人、星に向かって歌うのだが、
切なくて、とても素敵だった。
「惚れてまうがな!」とひとりツッコミを入れてしまった(笑)

その後は、日本唱歌四季のメドレー(真島圭編曲)だった。
私は何故か、この唱歌=亡くなった母との思い出、なのだ。
母が歌ってくれたとか、そういうことではない。
何しろ、母は、年頃の小娘だった私に向かって「ポトスが音痴なのはお母さんに似たんだね。ごめんね」とマジ顔で宣告した人である。
音痴でも平気で歌っている私を見かねてのことだとは思うが、あんまりじゃないか?(泣笑)
……なんて事もついでに思い出させる唱歌は、母を思い出させる。
亡くなってそろそろ10年になるが、いまだに母を思い出しては涙が出る。
母は、早春賦や椰子の実が好きだったようだ。
歌を歌ってはくれなかったが、ラジオから流れてくると好きだったと教えてくれた。
内職で洋裁をしていた母の、工業用のミシンの向かい側に座って、
幼い私はよくその日の報告をしていた。
母が何を言ってくれたのかまでは覚えていないが、ミシンを掛けていた母の姿は鮮明に覚えている。
お母さん、ろくに親孝行もしなくて、ホント、ごめんね。
IL DEVUの唱歌を聞きながら、いつも、そう思う。
それでも、彼らの歌は、切なく、優しい。
唱歌なんてろくに聞かずに育ったに違いない今の子ども達が大きくなった時にも、
これらの歌を聴いて、故郷を思い出すことができるといいな、と思った。

さて、休憩を挟んで第2部は、デビューアルバムから数曲。
これは、亡くなった父の闘病の記憶と直結している。
何故なら、父の入院していた病院までの間、車中でずっとこのアルバムを聴いていたからだ。
父が入院してすぐの頃、ちょうど彼らのコンサートでデビューCDの発売があった。
いろいろと切羽詰まっていた私は、このコンサートも断ろうかと思ったが、
直前のケラスのコンサートも断っていたので、チケットを確保してくれた友人に申し訳がないような気がして出かけることにした。
1曲目はアカペラだった。
こんな精神状態では、歌はヤバい、と思っていたが、案外冷静に受け止められたと思っていた。
それが、2曲目、河原さんのピアノが始まった途端、涙が零れた。
水を一杯に吸ったスポンジを、ピアノの音ひとつひとつが押しているみたいで、ポロポロと涙が出た。
自分でも不思議だった。
歌が始まってからは、涙腺崩壊。
第1部は、ほぼ、泣いていたと思う。
けれど、コンサートが終わる頃には、不思議と涙は乾き、また頑張ろう、と思うことができたのだった。
私はCDを購入し、それから、毎日、車の中で聞いた。
父の入院先まで片道2時間。
40分のCDを3回聞くと、到着する。
亡くなるまでの半年間、ずっとそれだけを聞いて過ごした。

だから、今でもあのアルバムを聴くと、あの青い空と日光連山、そして切羽詰まった気持ちが溢れて来て、やはり、心穏やかに聞くことができない。
ダニーボーイとか、以ての外だ(笑)
父が亡くなって5年が過ぎようとしている。
彼らの歌は、当時のあの切羽詰まった気持ちと、必死だった自分を思い出させてくれる。
いつか、穏やかに聞けるようになるまで、彼らの歌声は消えることはない。

三好達治作詞、木下牧子作曲の「鴎」という曲があった。
これも彼らが好んで歌う曲のひとつだ。
「ついに自由は彼らのものだ」という歌詞が繰り返されるこの曲は、反戦の歌と言われている。
戦争で亡くなった水兵さんを鴎になぞらえているのだという。
義父は20年近く前に亡くなったが、生前、回天の研究に腐心していた。
詳しい事は私は知らないが、何となく他人事ではないような気がしている。

誰かに強制される特攻を賛美する気持ちは全くないが、
誰か大切な人の為に自分の命さえもかけようとする気持ちは分からなくないし、尊いと思う。
戦争は2度と起こしてはいかん、と改めて思う。
私は、息子を戦場に送り出すようなことだけは、絶対にしたくないのだ。

イスラエルの曲、ハヴァナギラという曲がある。
ヘブライ語で、喜ぼう! 喜べ! という意味らしいが、私はこの曲が好きだ。
うねうねとした旋律と、繰り返される言葉が、私の知らない国を想起させると共に、
全く分からない言葉に、どことなく祝福を感じるから不思議だ。
歌というのは、言葉がわからなくとも、万国共通の何かがあるのかもしれない、と思う。

最後の、ユーアー・ソーー・ビューティフル、そしてアンコールの命の歌、マイウェイは、
この4月に新しいステージを迎えたたくさんの人への応援メッセージではないかと思う。
繰り返される、ユーアー・ソー・ビューティフルは、意外なほどに温かな気持ちになるものだった。
肯定する言葉には力があるのかもしれない。
頑張っているあの人に、私も言葉をかけよう、と思った。

ちなみに、今回は、2階正面の席だった。
場合にもよるが、ここは案外やみつきになる場所だ。
朗々と歌い上げる彼らがこちらを向いてくれているから、まるで、私に向かって歌いかけてくれているような気にさせてくれるのだ。
それが大いなる勘違いであるのは分かっていても、それでも、尚、嬉しいものなのである。
ファンとは、かくも愚かである。

TAG : ILDEVU

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ピーター・ウィスペルウェイ2018

2018/01/12 17:34

トッパンホールで、ピーター・ウィスペルウェイのチェロを聞いてきた。

2018年1月10日(水)19時開演 トッパンホール
Program
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011
 ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87
 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
20180112_01

昨年、トッパンホールでエマニュエル・パユ&エリック・ルサージュを聞いた時に、ちらしを見つけた。
「孤高のチェリスト」というコピーに惹かれて、聞いてみたいと思った。
ウィスペルウェイはオランダのチェリストだ。
年齢不詳なアーティストは多いが(笑)、彼は現在55歳かな。

いや、素晴らしかった。^^
チェロってあんな音が出るのか、とその音色の多彩さに驚き、その音に胸打たれた。

私がクラシックを聴くようになったのは、10年くらい前からで、
勉強もしてないし、素養もないし、耳が良いわけでもないので、
行って聞いて、「素敵だった」と思うか思わないか、という素人愛好家なんですけどね。
幸い、オトモダチが詳しいので、トンデモ演奏を聞くようなことは、まず、ない。
だから、その技術の高さや音楽性の素晴らしさは、既にそこにあるものであって、
こういう驚き方をしたことは、今までなかった。

断っておくと、今まで聞いたチェロの音がヘボかったということでは決してない。
自分では弦楽器より管の方が好きだと思っていたのに、実際聞いてみると反応したのは弦だった。
中でも強く惹かれたのはチェロだった。
しかも、オケより室内楽の方が好きだった。
それを重ねるうちに、好きなアーティストさんができ、誘われる前に自分で見つけるようになった。
という経過を辿り、今では月1~2くらいでコンサートに行っている私にしては、チェロは結構聞いてきた方だと思う。
だから、こういう驚き方をした自分に驚いたのだった。

プログラムを見たときに、無伴奏3つか、^^;と思った。
バッハの無伴奏チェロは好きだけど、眠くなるかも…(しかもこの日は盛大に寝不足だった)
ブリテンとコダーイも無伴奏…小品でもやってくれると私でも楽しめるんだけどな、とか思ってたのに。
いや、素晴らしかったわ。
特に、コダーイ。
え、これってこんな曲だったっけ?
え、チェロってこんな音出るの?
深みのある低音も、さえずるような高音も、とにかく素敵で、わくわくしっぱなし。

私の席はP列の中央よりという場所で、ホールの後ろから何番目の席だったけど、
もう目の前で弾いてんじゃないかって思えるような距離感だった。
この感覚は前回のパユ&ルサージュの時にも思ったから、もしかしたらホールのせいかもしれないけれど、
演奏家に力がなかったら、そうはならないだろうととは思う。

BGMとして日常的に聞くようなことはないと思うけれど、
来日した際には、また、是非、聞きに行きたいと思う。
サイン会があったら、CD買って並ぶくらいには、ファンになった。

ちなみに、このコンサートのチケット、申し込むのが遅かったから、
最初、HPを見たときには販売終了枚数に達しましただったのだけど、
翌日確認したら、1席だけ空いていたので、すかさずゲットしたチケットだったのだ。

今年のコンサート始め、素敵な演奏に出逢えてとてもハッピーでした。
次は、来週の宮田君チェロです。^^

TAG : ピーター・ウィスペルウェイ トッパンホール

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浄化~地球海の風

2016/06/18 01:06

ジャン・ギアン=ケラスのコンサートに行ってきた。^^

 2016年6月17日(金)王子ホール 19時開演
 ジャン=ギアン・ケラス&フレンズ ~地中海の風~
  王子ホールのHPはこちら
    http://www.ojihall.jp/concert/lineup/2016/20160617.html

 聴かせてくれるのは、ザルブ及びダフ奏者のケイヴァン&ビヤン・シャミラーニ、そしてリラ奏者のソクラティス・シノプロスとの共演による地中海の音楽。(中略)
 親日家であるケラスが「日本の皆さんにもぜひ聞いてもらいたい!」とかねてから熱望していた本プロジェクトは、ヨーロッパ文化と中東文化を結び、古代のメロディーとその支流である多様な音楽を結ぶ懸け橋となることを目指しています。
 ケラスの無伴奏チェロを受けてシェミラーニ兄弟が即興演奏で応える、また4人それぞれが互いの音からインスピレーションを得つつペルシア、ギリシャ等の音楽世界を生き生きと展開する……。
 時空を超えた音楽の旅に酔いしれる、特別なひとときとなることでしょう。
  (上記王子ホールHPより抜粋)




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【切り絵】カウボーイビパップ

2016/03/12 23:34

切り絵182
切り絵】カウボーイビバップ スパイク・スピーゲル

ずっと前に、これ切り絵にしたらカッコいいだろうなぁと思ってしまっておいた広告が出てきたので切ってみました。
はい、まさにチラシです。裏じゃないけど。^^;
アニマックスで放送していた時にちらっと見たことはあるんですが、
内容は全く覚えてません。
キャラの名前も調べて初めて知りました。スミマセンヽ(;▽;)ノ
でも、やっぱりカッコいいですよね。^^

切り絵181
切り絵】ヤマト ユリーシャ・イスカンダル

こちらは安定のヤマト。
女の子を可愛く切れるようになったらいいなぁと思いまして。^^;
それにしても、ユリーシャノ胸でっかいですね。^^;



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TAG : 切り絵

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IL DEVU 大宮場所

2016/02/06 22:34

IL DEVU 大宮場所に行ってきました。^^

160206_ildevu
2016年2月6日(土)14時開演 プラザウエスト さくらホール

先日から風邪を引き込んでしまい、参加が危うかった大宮場所ですが、
夫に車で送迎をしてもらい、楽ちんで参加してきました。*^^*



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TAG : IL DEVU

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