2017/03/21 23:19
夫と中尊寺に行ってきました。
藤原氏の時代に海外との交易で栄えたというのが気に入っているらしく、
珍しく夫希望の名刹です。
あんなに坂を登るとは知らず、
フウフウ言いながら行きましたが、
とてもステキな場所でした。
出雲大社に通じる清涼さが感じられ、
これで杉花粉さえなければ最高とか、言っても仕方ないですね(((^_^;)
あの黄金や漆塗り、螺鈿細工などを見ていると、
どれだけの搾取がなされたのか、とまずは思いましたが、
あれはあれで意味があるのではなかろうかとも思うのです。
現在の明かりの中でみても、かなり見事な細工というか工芸というか芸術というか。
あれが、たいした防寒の服も建築物も道具もない時代に、
ほのかな蝋燭のあかりにゆらめく仏様の姿は、さぞ、尊くうったのではないかと思えたのです。
あの黄金やらにかけた金銭を全て人民の救済にかけるよりも、
はるかに多くの人の魂を救ったのではないか、などと思ってしまったのです。
作った、いや作らせた藤原氏にどんな思いがあったのか、私は全く知りませんが、
奥州藤原氏ってのはスゴいな、と思いました。
辛い時代を支える信仰の大きさに改めて気付いた気がしました。
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