趣味=読書

2009/10/27 08:55

何かと無趣味な人間で、自己紹介カードや履歴書の「趣味」の欄がキライだった。

趣味:読書、音楽鑑賞

と書くのは「無趣味です」と書いているのと一緒だから何か他のことを書きなさい、と指導されたのは何を書いたときだったかな。
しかも、実家の両親は「歌は直立不動で歌うもの」というポリシー? の持ち主で、つまりは、東海林太郎のような人が「歌手」だと思っている。ジュ○ーなんかは「たこおどり」と酷評。歌を聞く以前の処でストップがかかる。そんなだから家でレコード(<時代だな・笑)を聞いたり、歌番組を見たりなんてことはほとんどなかった。それでも見たきゃ、聞きたきゃ自分でどうにかしていただろうから、所詮は私自身の指向もそちらに向いていなかったということだろう。
だから、冗談でも「音楽鑑賞」は書けなかった。「何が好きですか?」「……?…」となるのが目に見えていたから。

すると、必然的に残るのは「読書」だけ。
では、「読書家」だったり「活字中毒」だったりするかというと、そんなこともない(と、本人は思っている)。何しろ、それほどは読んでいないから。
ただ「本が好きか?」「物語が好きか?」と聞かれれば、「YES!」と自信を持って答えることはできる。「好き」という感情と、「他人様よりも優れている」という事実は関連性がないもんね(笑)。

とても不思議に思うのだが、「読書家」とか「活字中毒」のカテゴリってどんな? 
例えば、息子のクラスの保護者の中でなら「読書量」は多い方だと思う。でもね、周りにいる人たちの話を聞いたり、ネットの海を漂流したりすると、私は「圧倒的に読書量が少ない」と思う。とても、「読書家」だとか「活字中毒」とは分類されないと思うんだよね。まぁ、どこに基準を置くかというだけの問題だったりすると思うけど。

好きと言えば、もうひとつ。「図書館」も好きだな(^^)。
サイト整備など最低限読めればいいや、と思っていたのだが、内容が「図書館」になった途端やる気がでたのは、かなり自分でも笑えた。そのうち、司書の勉強をしたいと考えているが、時間と己れの適性を考え合わせ(←勉強方法に関する適性ね)ると、ついつい二の足を踏んでいる。その程度の願望か、と言われればそれまでのものでもある。

なんてことを考えたのは、本を読んだから。
『児玉清の「あの作家に会いたい」人と作品をめぐる25の対話』
(児玉 清/著 PHP研究所 2009.07.17 ISBN978-4-569-77004-8 222p)
 大崎善生 森絵都 萩原浩 東野圭吾 上橋菜穂子 万城目学 桜庭一樹 角田光代 真保裕一 あさのあつこ 三浦しをん 有川浩 北村薫 川上弘美 町田康 江國香織 北方謙三 山本兼一 石田衣良 小川洋子 夢枕獏 村山由佳 北原亞以子 浅田次郎 宮部みゆき

222pにこれだけの作家さんとの対談が入っているので、お一人ずつは本当に短いです。でも、その会話が聞こえてくるようで、ちょっと話が残ったりしました。

「”神さまたちに出逢える”。そう思っただけで僕は興奮した。日頃、作品を読んで感動し、面白さに夢中にさせてくれる作家という仕事を生業としている人たちは、一体どんな人たちなのか。人生でこれほどワクワクしたことはめったにない。僕は勇躍して番組に臨んだものだ」(「まえがき」より引用)

児玉さんの仰ることはわかるように思う。

最近になって思うのは、「生(ライブ)」はすごい、ということ。本が好きで、活字が好きで、「読む」ことには何の抵抗も持たないが、それとはまた違った情報や感動を与えてくれるものだと思う。そう思うと、それを「いかにして文章で伝えるか」ということをしている人たちがいるのだということに(今頃になって)気が付き、それがまた、「読む」楽しさを増してくれた。「生」=その人の作り上げた世界と考えれば、それは、創作であれ、ルポルタージュであれ、ある意味、同じ意味を持つのではないかとも思うわけだ。

そんなことを思いつつ、読んだ。
面白かったのは、ほとんどの作家さんが「他にできることがなかった」と仰っていることだ。
いくつかの選択肢の中から選んだのが「作家」という職業だったわけではなく、「他に何にもなれなかった」と仰る方が多いこと。もちろん、全ての方がそうではないのだろう。
本に対する「指向」も「思考」も「嗜好」も「志向」も、皆それぞれ。「本が好きだったか」「いつから読んでいたのか」「いつから書いていたのか」そんな質問にも、答えはひとそれぞれだった。

「それしかなかった」というのは、もの凄いものであり、多くの作家さんがそう思っているという事実には、本当に驚いた。「他にできることがなかった」と思っている人が作家になるとは、思わなかったから。作家というのは「いろいろな才能を持ちながら、敢えてそれを選んだ人」だと思っていたからだ。

趣味=読書

最近は、抵抗なく書けるようになったと思う。うん。悪いことじゃないじゃん(笑)。

10月はサイト作成に追われて、本が溜まった。あぁ、もったいない。真面目に「積ん読」だったもんね。電車の中でも、眠くて寝てたし(^^;)。しかも私のは図書館のだから、返しちゃえば手許にはそのほとんどが残らない。あああ。1日30時間くらい欲しかったぜ。

そうそう。もひとつ面白かった逸話。
「本を買うと言えば、必ずお小遣いが貰えたから、本をよく買いました」という方も多かったこと。ぷぷ、と吹き出してしまった。だって、私がそういう状態。つまり、買ってあげる方、ね。漫画だろうと小説だろうと、欲しいと言えばホイホイかってやってましたね、息子たちに。
でも、ま、作家にはなれないだろうけどね(笑)

    *****

「宇宙図書館」では、ご紹介いただいたり、リンクしていただいたり、作品を寄せて頂いたりと、あちこちのサイトさま、みなさまにお世話になっております。ご訪問下さったみなさまも含め、感謝しております。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

あ! もしかして、この日記。あっちの「読書感想文」に書けば良かったのかも!(笑)


本のこと  | コメント : 4  | トラックバック : 0 |

コメント

父親の野望

それは「文学少女の養成」
本を読め!が口癖で、やたらと買い与えてくれました。
しかし親の思うようにはならないのが子どもなのか
ほしがるのは怪盗ルパンのシリーズばっかり。
純文学を買ってきてやったら、一応読むけど、それで終わり。
伝記を買っても、一応読むけどまたそれで終わり。
そしてほしがるのはやっぱり「怪盗ルパン」

親父の夢破れたり。でした。
ごめんよバカ娘で~

| 2009/10/27 |  20:25 | 瑠璃 #DjKfH0pw |  URL | 編集 |

きみもリッパに病気

>>もしかして、この日記。あっちの「読書感想文」に書けば

その通りぢゃん? 移したら? いいとおもうけど。
共同企画者兼、時々投稿者
(私は活字中毒患者ではあるが、読書家ではない)

| 2009/10/27 |  23:19 | 綾乃 #p6CkwyQg |  URL | 編集 |

Re: 瑠璃さま

「ルパン」!
> ほしがるのは怪盗ルパンのシリーズばっかり。
 私もルパンシリーズ大好きでした! 夢中になって読みましたもん(^^)v

> しかし親の思うようにはならないのが子どもなのか
 わははは。こっちも心当たりありです。
 小学生の息子に「怪盗ルパン」を買って与えたら、見向きもされなかった(TT)
 で、彼は私の友人が進めた「パスワードシリーズ」にはまり、以来本好きに変身。
 彼が私のオススメを受け入れるようになるまで、時間がかかりました(^^;)
 今は、信用? してくれてますけどね。

| 2009/10/28 |  08:38 | ポトス #- |  URL | 編集 |

Re:綾乃さま

共同企画者兼、時々投稿者さま

 ↓「病気」ではあるかも(笑)
>きみもリッパに病気
 そういう呼び名なら、頷けますね。
 TBまでしていただき恐縮です。
 しかし、そーゆー方々に比べれば、まだまだですわ(^^) 精進しよう。

| 2009/10/28 |  08:44 | ポトス #- |  URL | 編集 |

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