土手と凧とじーちゃん

2008/12/27 19:06

今日は寒かったですね。
真っ青な空の下、身を切るように冷たい北風が吹く日は、ガラス越しの日だまりが愛しい。
それは、私が育ってきた、良く知っている冬です。

放射冷却で冷え込んだ朝は、耳も鼻も真っ赤で。手袋をした手も冷たくて、毛糸越しに息を吹きかけると、それがまた冷えて寒い(笑)。もっそりと土を持ち上げた霜柱が、朝陽をはじいてキラキラと輝く。日陰を選んで歩いては、足の下にサクサクとした感触を楽しんで。
2㎞の道を通った小学生の頃を思い出します。

この通学路に、土手がありました。
この土手がなければ、どんなに学校が近くなるだろう。この土手が、動く歩道のように動かないだろうか。
小学生の私は、毎日そんな風に恨めしく思いながら、土手を歩いていました。

そういえば、土手の中程に水門がありまして、夏は良くそこで遊びました。もちろん、学校帰りに(笑)。
今だったら、危険区域として、入れないように柵が巡らしてあるでしょうね。えぇ。あの頃だって危険なことには代わりはありませんでした。でも、子どもって案外危険察知力もありますよね。“何となく”ですけどね。怖くないわけではないから、水が増えたりしているときは悪ふざけはしませんでした。小さな“ひやり”を重ねていくと、案外大きな危険に達する前に回避できるものだと思うんですけどね。

あぁ。水門の話じゃありませんでした。土手の方です(笑)
この土手は、現在でも動く歩道にはなっていませんけれど(笑)、当然、まだあります。
写生大会があったり、遠足に行ったり、校外学習があったり、マラソン大会があったり。いろんなことで使いましたけど、一番活躍したのは“凧揚げ大会”でしょう。

空っ風の強い地方でしたので、冬になると毎年凧揚げをしました。
昔はどこもそんなものでしたよね? 地方によって違うのかな。
これを言うと年齢がもろばれになりそうですが(笑)、子どもの頃流行りませんでした? 
【ゲイラカイト】
それまで和凧中心だった大空を、あれが席巻したのです。

凧揚げ大会の凧は、もちろん市販の凧じゃありません。手作りです。
凝り性だった父は、市販のゲイラカイトを買ってきて、ばらし、設計図を作りました。
畑でマルチに使う(のかもしれない)ビニールを切って、角材を買ってきて。
あれじゃ太すぎる。これじゃ細すぎる。重すぎる。弱すぎる。
もう、誰の宿題かわかりません(笑)。

瞬間接着剤なんて登場していないころの話です。
木工用ボンドと、セメ○イン。
少し乾いてから張り付けろ、ずれないように押さえておけ。
まっすぐに線を引くのに長い物差しがないから、糸をピンとはった。
「こらぁっ。動かすんじゃねえって言ったろうがっ! バカたれっ!」

できあがった凧は、素晴らしくよくあがりました。
けれど、糸を3巻きくらい使ったところで、ぷちん、と切れてしまいました。
凧は、土手の遠く遠くへととんでいってしまい、戻ってくることはありませんでした。


冬。青空。北風。お正月。
そして、凧。
懐かしく思い出しました。

今はすっかりじーちゃんしている父ですが、凝り性というか、見境いないのは相変わらずです。
先日も孫の笑顔が観たいがために、山のようにお餅をついてきてくれました。
――んなに、食べられないって!!
きっと、いつまでもあーなんでしょうね(笑)。


さて。何故、凧、かと申しますと。
怪獣の冬休みの理科の宿題に「凧作り」がありまして。
どうやら、3学期に凧揚げ大会もするそうな。

「じーちゃんに、教えてもらう」
と言ってますけど。うーん。じーちゃん、もう作れないだろうねぇ…(^^;)

最終的には、ぐにゃぐにゃ凧に落ち着くのではないかと踏んでいるのですけど。
あれなら、小学生低学年でも作れる上に、比率さえ間違えなければ、間違いなくあがりますからね。
こっちを教えるのはかーちゃんです。

さて。冬休みの宿題は終わるのでしょうか。乞う、ご期待(笑)

よもやま  | コメント : 0  | トラックバック : 0 |

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