やっぱり「龍馬伝」感想。no.6

2010/02/08 09:45

気が付くと日曜日、「龍馬伝」ぢゃんと思うわけです(笑)
宇宙図書館のバレンタイン特集には、たくさんの方にご訪問いただきありがとうございます。
あと1週間ですが、お楽しみいただければ嬉しく思います(^^)。

さて、恒例?「龍馬伝」感想です。

★「龍馬伝」第6回 松陰はどこだ? 2010.02.07放映

「剣では黒船に対抗できない。自分はどうしたらいいのか?」と、龍馬は相変わらず迷いを抱えたままでいる。千葉道場には顔を出さず、桂小五郎に会いに行き、吉田松陰と出逢い、そして答えに辿り着く。というのが、今回の大筋。そして、黒船騒ぎは高知にいる、武市半平太そして岩崎弥太郎の運命をも変えて行く。

 ってことだと思う。物語的には、悩みまくっていた龍馬が開眼するところがキモなんだろうけど、とにかく場面の変転がめまぐるしく、時間の変化も把握しにくい。
龍馬はどれくらいの時間迷い続けていたのか?
一刻が過ぎるのも、一日が過ぎるのも、数日も何か月も、みんな同じようにひとっとび。
わっちが莫迦なのか? 龍馬の気持ちの変転にちっともついて行けない。いろんなものを詰め込み過ぎじゃなかろうか。いや、いろんな要素があって、いろいろ迷ったのはわかるんだけど、うーん、その辺はイマイチだったな。

 対称的に印象に残ったのは、武市半平太(大森南朋)だ。暗かったね! 暗い情念が道場の中に渦巻いているのが見えるようだった。
 このドラマが始まった頃の武市は、清廉潔白、高潔な武士というかなり爽やかなイメージだった。龍馬の奔放さや弥太郎のアクの強さと対称的に描かれていて、晴れ渡った空みたいな印象だったのにね。
それが、龍馬が江戸へ出ていったあたりから陰が出始める。「立派な武士であれ」と規定するが故に、己れの中に澱のように溜まってゆくものがあった。
そして、黒船来港。
一度は認められた意見書が、「上士ではない」という山内容堂の一声で切り捨てられる。けれど、吉田東洋はそうじゃなかったよね? 下士であっても、武市を認めていたはず。いや、認めようと思っていたというべきか? 攘夷決行の意見書を、本気でそう思うか? と東洋に問われ、それまでの男か、と切り捨てられる。それを武市は「下士であったが為に蔑ろにされた」と解釈し、東洋への恨みを募らせる。それが、あの道場のシーンだ。
 
結果として武市は「神国日本」「攘夷」から離れることができずに、幕末の動乱の中、暗殺というものに手を染めてゆくわけだけど、そこへ辿り着くまでの道筋はこの数回できっちりと見せてもらった。
大森さん、さすがです。「攘夷」からとうとう離れることができなかった武市の限界と、自由(=龍馬)への妬心と、下士であることの鬱憤が、今回ひとつになって武市の中にどす黒いものを形成した。
 青空が、どす黒い黒雲に変化してくさまは、とても興味深かった。

 東洋は、「攘夷は不可能」と考えている。四賢候といわれた「公武合体」の容堂の懐刀だもんねぇ。容堂は、開国を主張しながらも倒幕をするつもりはなかっただろうし。この辺の絡みと変化も、楽しみであります。東洋役の田中泯さんもみごと。武市相手に「これまでの男だったか」と言ったのは、古狸というか、迫力ありましたねぇ。容堂相手に座っているだけでも様になるというか。端正なお姿が大変にお似合いです。というか吉田東洋という人物を見事に表している感じがいたしますね。

 それとは真逆だったのが、同じ吉田でも松陰の方(笑)。あ、カクカクシカジカ登場だ~と笑ってしまった。
生瀬さんも良い演技でしたね。私の吉田松陰先生のイメージとは全然違うけど、あぁこれもありだな、と思えたので。
NHKのHPを見ると、この浜辺での演技はノンストップで撮影されたんだそうだ。
 あっちこっちに「どうすればいいんじゃ~」と泣きつく龍馬は、あっちこっちで「自分で考えろ!」と突き放される。それでもめげずにシツコク付いて回った龍馬の勝ちかな、と今回は思った(笑)。
 たぶん、今回はというか龍馬が開眼するために、ここのシーンが一番のキモだったのだと思うけど、龍馬、がんばれ! なんちゅーか、気持ちの変化とか衝撃が、上っ滑りというか…(^^;)。と言ったら酷評過ぎ? でも、龍馬と一緒にのめり込めないんだよねぇ。
 松陰は、やけに元気で明るくて「吉田松陰先生」って感じじゃなかったけど(笑)、捕まって獄に送られる籠の中で「僕には言い訳などない」とぶつぶつ呟いていた姿はとても印象的だった。生瀬さん、とても良かったです。

 でも、龍馬開眼の千葉道場のシーンは良かったな。
 「剣で黒船に立ち向かえるのか?」と千葉定吉に問われ、「通用するかどうかは剣ではなく、坂本龍馬という人間です!」と返答したのは、上っ滑りじゃなかった。これは納得できる姿だった。…それまでを、もそっと見せて欲しかったなぁ...
 ほんの一言二言なのに、里見浩太郎さんは文句無し。さすがの迫力。

 剣術修行を終え、土佐へ戻る直前の佐那さんとの別れは、笑った。福山龍馬、お前は女の敵だ!(笑)
 
 そして、土佐での暗ーい武市と酒盛りの弥太郎の姿は、大変に対称的で、今後の展開が楽しみになったのでした。
 えー、岩崎弥太郎については、たぶん、そのうちねーさまが突っ込んでくださると思うので、そちらを伺いたいと思います。ねーさま、よろしく(^^)。

 さて、仕事いこ。

no.5 へ≪「龍馬伝」感想≫ no.7 へ


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▼拍手コメントいただいた某さま
 ウチはBS契約してない&週末労働者なもので、この日曜の時間を見逃すと見られないんですよ。
 もう、必死で? 毎週見ております(笑)
 それにしても、ご趣味が広いですね~! 

『龍馬伝』感想  | コメント : 6  | トラックバック : 0 |

コメント

このコメントは外せませんし!

ども!
今回もポちゃんにまるっと同意。つーか、すごく分かりやすく解説していただいて、ワタクシ自身も読んで頭の整理ができます~ ありがとうねー♪
そして、またまたおいしいところだけ突っ込ませていただきましょう!
>大森半平太…
ええ、暗かったス。 そして、吉田東洋との関係がああなるのか、すごくなっとくできる伏線だー!

>貫地谷佐那さん
かわゆかったです♪ 『鬼』なんて、呼ばれたくない。 …これって、初恋。今まで、男の人なんて眼中になかった一本気な女の子の、初恋!! シチュ的にツボ。 瑞喜のおっさん心をくすぐります♪
別れのシーンも、ポちゃんにゲキ同意。「龍馬… この、女ったらし!!」天然か? 天然タラシの設定か?

>生瀬松蔭…
もともと好きな役者さんでしたが、もっと好きになりました。 迫力あるある! 夢を熱く… 語る語る!! これ、一気に撮影? さすが役者(プロ)だな~

そして… 弥太郎!
今回もあんまり登場なかった(残念!) 弥太郎は秀才のはず。その意見書がどうして、殿の目に留まらなかったのか… ちょっと不思議だったけど、今回ので納得。経済的な面を強調した意見書だったんだ。で、江戸にいけるチャンスをGET! よかったよ、弥太郎~
ただし、広末加尾が弥太郎の意見書を読んで商人に紹介するっていうのは、どうよ。(学問を習い始めの加尾が誰に渡せば効果的か、判断できたってことでしょ? )そりゃ、ご都合的じゃないですか? 
それと、外せないのが、ラストの必死のプロポーズ! どうなることか(いや、分かってはいるけどね)

やっぱ、来週が楽しみです! 来週は、久々に竜馬と会えるよ、弥太郎!!

| 2010/02/08 |  22:19 | 瑞喜 #EBUSheBA |  URL | 編集 |

>瑞喜さま

早速ありがとうございます! お待ちしてました♪
> 今回もポちゃんにまるっと同意。
 ほほ。何か基本似てますね。。(^^)

> >大森半平太…
>そして、吉田東洋との関係がああなるのか、すごくなっとくできる伏線だー!
>
 これなんですけど、ちょっと考え直してみました。
 もしかして、半平太は東洋が自分を拒否したのは下士だからではないと気付いていたのかも知れませんね。でも、自分の考えが浅いことを指摘されたのが悔しかったというか、プライドを傷つけられたと思った半平太は、巧みに身分を恨むことにすり替えた…のかもしれない、とも思いましたが、どー思われます?

> >貫地谷佐那さん
> かわゆかったです♪
 「私が坂本さんを好きなのを知っているくせに!」と重太郎兄に迫っていたのが、私的にはツボでした(^^)。大変に可愛らしかったっす。

> 別れのシーンも、ポちゃんにゲキ同意。「龍馬… この、女ったらし!!」天然か? 天然タラシの設定か?
>
 でっすよねーーー(笑)

> >生瀬松蔭…
> 迫力あるある! 夢を熱く… 語る語る!! これ、一気に撮影? さすが役者(プロ)だな~
>
 あの明るさ&熱さと籠の中の暗さ? のギャップが面白かったんですよ~!
 この先も期待してしまいました。

> そして… 弥太郎!
> 弥太郎は秀才のはず。その意見書がどうして、殿の目に留まらなかったのか…今回ので納得。経済的な面を強調した意見書だった。
 そうなんですよね。私もそうだったんですよん。
 この辺、とても興味深いですね。弥太郎の境遇だと、もっともっと世の中を悲観して、拗ねて、ふててもおかしくないと思うんですよ。いや、十分悲観も拗ねてもいますけど(笑)。でも、それが常に前向きのパワーになるってところが、弥太郎の凄いトコであり、彼の大元だと思うんですよね。じゃなきゃ財閥まで作れないっすよね。どんな意見書だったのか、ちょっくら気になるところでございます。

> 広末加尾が弥太郎の意見書を読んで商人に紹介するっていうのは、どうよ。
 これこれ、わっちもそう思った! 加尾がその内容を判断できて、更に、それを渡すべき相手を選ぶ目を持っていて、更にその手段を持っていたってこと? あまりに、できすぎっすよね? なら、弥太郎んとこで勉強しなくったっていいぢゃん、と思うのですが。

> それと、外せないのが、ラストの必死のプロポーズ! どうなることか(いや、分かってはいるけどね)
 あの加尾を見るときの、弥太ちゃんのおめめキラキラがたまらなくかわゆいです(笑)。

来週は、龍馬・弥太郎・武市の揃い踏みですね! 楽しみですね☆

| 2010/02/09 |  02:46 | ポトス #- |  URL | 編集 |

No title

はじめまして!

「龍馬伝」いいですね♪
久々に録画してでも見たいと思えるドラマです。

私には生瀬松陰は結構当たりだったんですよ^^
配役知った時にはニヤッてしてましたから(笑)

今後の展開に期待大です!!

| 2010/02/09 |  23:50 | レイ #- |  URL | 編集 |

>レイさま

ようこそいらっしゃいました! 
お立ち寄りくださって嬉しいです♪

> 「龍馬伝」いいですね♪
> 久々に録画してでも見たいと思えるドラマです。
>
 だいぶ気に入られたみたいですね。って、毎回感想書いている私もそうですが(^^;)。
 私は録画すると次週までに見そびれてしまうので、何としてでも時間で見ようと思ってます(笑)

> 私には生瀬松陰は結構当たりだったんですよ^^
> 配役知った時にはニヤッてしてましたから(笑)
>
 そうなんですか! 私は一体どんな松陰が出てくるのか、想像も付きませんでした。
 案の定、全く考えても見なかった吉田松陰でしたが、とても面白いと思いました。

> 今後の展開に期待大です!!
 えぇそうですね! 特に来週の揃い踏みは楽しみにしております☆

| 2010/02/10 |  00:29 | ポトス #- |  URL | 編集 |

No title

本当に楽しみです!
来週は福山龍馬と香川弥太郎の掛け合いが見られるかな?
初めの方の両者の体当たり演技は圧巻でした!!

リンクいただいていきますね^^


立て続けにコメントしてもいいのかな?
すいません。なんせ初心者なもので。。。

| 2010/02/10 |  01:01 | レイ #- |  URL | 編集 |

>レイさま

> 来週は福山龍馬と香川弥太郎の掛け合いが見られるかな?
 HPによると、三者揃い踏みのシーンは、最初で最後ということなので、楽しみにいたしましょう♪

> リンクいただいていきますね^^
 ダラダラと書いているだけのblogですが、よろしければどうぞ。(^^)
 私も伺わせていただきますね。

> 立て続けにコメントしてもいいのかな?
> すいません。なんせ初心者なもので。。。
 いえいえ。私も似たようなものです。。。(^^;)
 またいらしてくださいまし。

| 2010/02/10 |  07:36 | ポトス #- |  URL | 編集 |

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