「龍馬伝」感想 no.2

2010/01/10 22:33

★「龍馬伝」第2回 大器晩成? 2010.01.10放映


さて、本日大河ドラマ「龍馬伝」第2回でした。
もちろん、楽しみに見ましたが、福山・龍馬の魅力がまだ弱いなぁというのが、最初の感想です。

以下、ネタばれしてますので、ご注意ください。

私がこのドラマを見てみようと思ったのは、まぁ主人公が福山さんというのがまず最初。
先週も書いたけど、年末の内野聖陽さんの龍馬がとても魅力的だった。人を巻き込む熱があって、でも、等身大の悩みもあって、あっさり(野風ちゃんに)ふられちゃったりする処がとても良かった。最初見たときは、オーバーアクションなのが気になったけど、それもすぐに気にならなくなって、彼-龍馬、そして内野さんの魅力がとても良く出ていたと思った。最後まで良かった。

そして、立て続けに福山-龍馬。
初回は内野さんの龍馬と結構だぶって見えたけど、福山さんの繊細さは出ていたと思う。彼がこれからどんな龍馬を演じるのか楽しみだな、という余韻があった。
そして、2回目のの今日。うーん、イマイチ。
堤造成の差配役を仰せつかったけど、上手くいかなくて、しかも幼なじみの女の子(広末)に告られてなじられて、「俺は、人の気持ちが全然わかっていない」と吼えるのはいいんだけど、あまり魅力的ではなかったね。その姿(泥まみれで俵ぞ積もうとした)をみて、村人たちが戻ってきたのは、あまりにご都合主義。私だったら、あの姿に感動はしない。“人蕩らし”と言われる彼の魅力は伝わってこなかったなぁ。残念だけど。

それよりも、今回私が注目したのは、児玉清さん扮する龍馬のお父さん。
“年をとってからできた子は可愛い”というのが、いろんな所作から伝わってきた。龍馬以上にあんたがおろおろしてどないすんねん! とツッコミを入れたくなるくらい、可愛かったぞ(^^)。そうかそうか、千葉道場へはこうやって紹介状をもらったのかぁ。「ひとりで生きてみたい」という龍馬の思いもわかるし、それを認めて切符を用意してあげちゃうこの父ちゃんの甘さがいいよねぇ。
前回では、御陵衛士とでもいうの? きちんとしたお役の名前は忘れちゃったけど、殿様のお墓の前で、ああして来る日も来る日も立ち続けているだけって、すごく大変だと思ったわ。いろんなお役目や世の中の仕組みに疑問を持って、旧社会を壊そうとするのも面白いけど、こうして、名を残すこともなく、日々当たり前に黙々と自分の仕事をこなしていく人たちがあってこそ、社会ってのは保たれるわけじゃない? 龍馬の破天荒さっていうのは、案外こういう親父さまたちの姿があってこそ育まれてきたものじゃないかと思う。上士を憎んだり、反発したりという思いの土台には、こういう人たちの姿があるんじゃないかと思った。
追われるもの。そして、新しく来るもの。
どちらかひとつじゃ成り立たないんだなぁ、なんて思ったのでした。

それから、福山さんのどこかのインタビュー記事にあったんだけど、「リアルな虚構を演じたい」ってあったんだな。それが、一番興味をひかれた。
歴史っていうのは、勝者の者であって、ただひとつの真実の姿ではない。
何しろ、今現在起きていることだって、何が真実で何がウソなのかわからないんだから、過去の資料をどんなに繰ったところで「たったひとつの真実」なんて見つかりっこないだろう。
とはいえ、記録に意味がないとは思っていない。どんなに「勝者」が隠そうとしても、必ず顕れてくるものってあると思うし。
でも、やっぱり「真実」はひとつじゃないと思うけど。だから「リアルな虚構」という言葉にとても興味をひかれたわけですな。

現在の坂本龍馬像というのは、もしかすると司馬遼太郎氏の「龍馬が行く」のイメージがとても強いんじゃないだろうかと思う。えーと、何戦争だっけ? 皇后さまの夢枕にたった人物が坂本龍馬だった、ということから龍馬は戦の守護神みたいにして名前が広まったんじゃなかったっけ。(←ちゃんと調べろーーー)
司馬さんの歴史小説は、私は大好きだ。高校の時「龍馬が行く」を読んで以来、ずっとファンだ。あぁ、来月菜の花忌だねぇ。一度、大阪の司馬遼太郎記念館に行ってみたいぞ。って、話がそれたけど、だから司馬さんの龍馬像はとても魅力的だと思うし、彼の史実(といわれるもの)への姿勢は知っているつもりだ。だが、どんなに膨大な資料の中から編まれたものであっても、物語は物語だと思う。あれは、司馬さんの作り上げた龍馬像なのだ。それは、史実とか実物とかとは違うものだろう。私たちは、己の願望を込めたメガネを掛けて、龍馬を見ている。それは既に「実像」とは違っているだろう。
でも、虚像でもいいのだ。物語として面白く(笑えるって意味じゃないよ)、自分の中の何かに気付かせてくれるものがあれば、それでいい。私はそういう龍馬像を期待している。「リアルな虚構」を、福山さんがどう演じるのか、うーん、今日の番組ではちょっとまだ未知数。というか、ちょっとがっかり。でも、まだ次回を期待するのは止めてません(^^)。来週も見ます。

そういえば、前回感心したシーンがあったっけ。
橋の上で、龍馬が上士に下駄で殴られるシーン。
あれ、すっごく痛そうじゃありませんでした? 下駄で横っ面はり倒されて、龍馬の動きがぴたっと一瞬止まったんですよね。いや、痛そうだった。
時代劇でも、ドラマでも、殴られたり斬られたりするシーンは多いけど、あまり痛みが伝わってこないのね。何か、「演技です」っていうのが大前提、みたいな。(もしかすると、わざとなのかなとも思うけど)。それがさ、とても痛そうだったのよね。あぁ、そうだよね~下駄で殴られたらいたいよね~って思えた。すごく印象的だったんだけどな。
だから、今回の泥まみれも結構「何か」を期待していたんだけど、何て事無く終わっちゃったね。残念でした。

長々と、とりとめもなく書き連ねて何が言いたいのかわからない、という情けない日記でござんすが、笑って誤魔化しておきたい処です。
世の中3連休ですが、わっちは明日も仕事です。あぁ、今日ほど忙しくないといいなぁ、と思うのでありました。

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