『龍馬伝』感想 no.26

2010/06/29 08:45

『龍馬伝』no.26 西郷吉之助 2010.06.27(sun)放映

先週は書けなかったので、ちょっとだけでも書いておこう。
見てはいるんですけどね。


夢破れて山河あり。

龍馬が閉鎖になった海軍操練所跡に佇んでいました。
 誰もいない浜。
 輝かしい思い出。
 辛い思い。
 広がる海。

「西郷吉之助に会ってみねえか?」
龍馬に勧めたのは、師・勝海舟でした。

「大きく叩けば大きくなる。小さく叩けば小さくなる」
その人物像を鐘に喩えた。

「評する人も人。評せらるる人も人」
と勝をして言わしめたという龍馬の西郷評。

史実なのかどうかはわかりません。司馬遼太郎著の『竜馬がゆく』では印象的なエピソードです。

その二人の初顔合わせの回。さて、西郷はどう描かれるのか? 興味のある回でした。

龍馬は大阪の薩摩藩邸を訪れます。もちろん、西郷に会うためです。
薩摩藩の中では、最新式の銃を用いて訓練が行われています。
どーん。
鳴り響く銃。命令を告げる兵の声。
なかなかに異様な雰囲気でした。

部屋に龍馬が入ると、無言で薩摩藩士が10名くらい入室し、龍馬を挟んで座ります。
ザッと音がするようでしたね。緊迫した雰囲気が立ちこめ。
ばたん、ばたん、と奇妙な音。

蛤御門の変で足を撃たれた西郷が、杖を尽きつつ登場。
平伏する、龍馬。
だが。どさっと、豪快に西郷が腰を下ろしたのは、龍馬の隣りだった。

「わしが西郷吉之助でごわす」

藩内での西郷の位置(扱い)と、その性格(豪放さ)がよく現れた登場でした。

あまりにもイメージの定着している西郷吉之助をどう描くのか。
演じている高橋克実さんも、みごとだったと思います。
この西郷、シビアでした。

「わしは日本人の味方じゃ!」と格好良く言い切る龍馬を、「わしは薩摩が一番大事。日本をひとくくりにする勝の考えは甘すぎる」と龍馬を一刀両断。
現実主義者ですね。

一般的に、冷静な大久保利通に対して、温情の人・西郷隆盛というイメージがあるのではないかと思いますが。
この西郷はなかなかにしたたかで、現実主義者です。いや、封建時代の人だっただけのことかもしれませんがね。
この回では、理想主義の龍馬、それに対する現実の人・西郷という対比が面白く描かれていたと思います。

今後の両者の関係が楽しみですな。

もう一つの名シーンは、武田・勝の金八先生でしょう。
俺ぁ、もう歳をとりすぎた。咸臨丸のようなことは、二度とできねぇ。だから、俺ぁ若いもんを育てることにしたんだ。
金八節炸裂です。

海は、今までお前たちを閉じこめるものだった。だが、この海が世界を繋げているんだ。
お前達には時間がある。何処へだって行ける。何だってできる。
その腕で日本を変えてみろ!

――うかつにも、感激してしまいましたがな。

「神戸海軍操練所は幕を閉じた。だが、ここからがお前さんたちの船出である!!」

名シーンだったと思います。
終幕と、若者の旅立ち。先に待つものが苦難だったとしても。
無念の終幕を、未来ある旅立ちへと変える勝は、立派に師の役割を果たしていました。
すばらしかったですね。

最後に、見逃すことができないのは。
毒饅頭と以蔵と、弥太郎です。

もう舌を噛みきることさえできない。と呟く以蔵はあまりにもあわれで。武市への思慕だけが切なく浮き上がります。

そして、弥太郎。じゃなかった、弥次郎。
初めてとーちゃんらしい事言いましたね。
「その毒饅頭を渡してやれ。こうしてのうのうと生きているワシらに、武市先生や以蔵の苦しみはわからん」
と、迷う弥太郎を諭します。いや、男だね。良く言ったさ。

なかなか、見所の多い回でした。
って、すんません。「毎回、あんたの感想には龍馬が出てこんのだが? 龍馬はどうした?」と聞かれたんですけどね。いやー。すみません。私の好みの問題でしょう(^^;)。


次回、「龍馬の大芝居」です。

あ。容堂も良かったよ!

テーマ : 大河ドラマ - ジャンル : テレビ・ラジオ

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