『龍馬伝』感想 no.33

2010/08/17 01:40

『龍馬伝』no.33 亀山社中の大仕事 2010.08.15

とても面白く見たはずなんですが、見終わった直後の印象がぼんやりとしていて、どうしてだろうと不思議に思っていました。こうして2日ほどたち、印象に残ったのは、大泉長次郎ですかね。そして、亀山社中、です。

前回、薩長同盟の橋渡しを仕掛けた処で話が終わっておりまして。
薩摩と長州を取り持つ肝心要の「亀山社中」初の大仕事に、丸々1回分を割きました。

この龍馬伝での薩摩はね、西郷に代表されるように(って、西郷と小松帯刀くらいしか出てきてませんが・笑)、腹に一物持った現実主義者に見えます。
対して、長州はアツイですねえ。中でも、高杉晋作の情熱と竹を割ったような気性を感じさせてくれて、伊勢谷友介さんが私はとても好きです。谷原小五郎もなかなかだと思います。

長州に龍馬からの手紙が届いた。
“薩摩は今度こそ覚悟を決めた”と。“長州のために軍艦と銃を用意する。亀山社中が、それを届ける!”
「晋作!」と小五郎が呼び。ぱらりと手紙をひらく高杉。
そして、「井上! 金を用意しろ!」と小五郎。

たったこれだけでしたが、私には印象に残る場面でした。
長州の雰囲気、ですかね。いい感じでした。

さて。
グラバー邸にも行ってみたいぞ! と思っていましたが、なかなか素敵なお屋敷ですねぇ。
あれ、実際のグラバー邸での撮影なんでしょうか。

軍艦と銃を売って欲しいと頼み込む龍馬でしたが、グラバーは一蹴します。
「危ない橋は渡らない。我々商人を甘く見ている」とグラバー。
「金の出所がわからないのに、船を用意しない」と小曽根。

商売ってのは面白いですね。

「大事なことを隠しちゅういうのは、どうしても見破られる」と言い放った龍馬は、グラバー邸のパーティに乗り込むわけです。

「龍馬」という人間を面白いと思い、何かしでかすに違いないと信じている大浦お慶。
言葉だけでは信頼できない、グラバー。

そのグラバーがどうして龍馬を信じたのか。
それは、龍馬が薩長連合という秘密を公開し、胸襟を開いた龍馬の魅力もあったでしょうが、やはり、あのお慶が興味を示した人間だったから、というのが大きかったんじゃないでしょうか。
オイシイ仕事をお慶に持って行かれまいとする処など、面白かったですよ。“商人”って性ですかね?(笑)

龍馬への交渉の中「One question! あなたの取り分は?」とグラバーが訪ね、
「一銭もいらん」と。そして「私心があっては、志とはいわんけんの」と締めくくる龍馬。
格好良かったですよ。

余談ですが(笑)。
このグラバーさん、私が思った以上に日本の近代化に貢献しています。
 1838年生まれ。73歳、東京にて没。

 彼の日本での活躍は、西南雄藩への武器・船舶の販売、志士たちの留学の斡旋、初の洋式ドッグの建設などあげればキリがない。高島炭鉱の開発や、キリンビールの全身、ブルワリー・カンパニー設立に人力したのもこのスコットランド人である。

〈オペラ「蝶々婦人」のモデルは、英国承認トーマス・グラバーの日本人妻、ツルだった〉
 この事実を確認したのは、ツルの玄孫にあたる千葉県船橋市の学校職員、野田和子さん(50歳)である。

  (「近代化遺産 ろまん紀行 西日本編」より抜粋)

なんだそうですよ。

この仕事をとってきたのは、人たらしの龍馬ですが、実際に交渉を請け負ったのは、惣之丞と長次郎です。
英国へ留学したという井上・伊藤を前に、英語の喋れない長次郎の才が光ります。

「お前にしかできん大仕事がやってくる」と後に惣之丞に語った通り。
それぞれの持ち分を生かし、「みんなで仕事をする」。
当時としては新しい考え方だったんでしょうか。
龍馬の「頭」としての魅力が光りましたね。

大泉長次郎はその才を生かし、交渉を上手くまとめますが、同時に、英国留学への夢も生まれ。
さて。
ということろで、来週は、既にその長次郎の物語です。
どういう展開を見せてくれるのか。楽しみにしています。

さてさて。
今回光のあたった人間がもう一人。芸子お元です。
ここで、キリシタン信仰を絡めてくるとは考えていませんでした。

人に言われて気づいたのですが、このお元は、手を合わせる度に謝っています。それでも、許して欲しい。パライソへと導いて欲しいと。
まさか、逃げ出したいのがこの“国”だったというのも、驚きでした。
こんな風に異国が近いのも、長崎という風土なんでしょうね。(天領の百姓たちが生活が苦しいからといって、そう考えるとは思えん)

「坂本さまが作りたいのは、みんなが笑ろうて暮らせる国?」と聞かれ。
「そうじゃ」と自信満々な龍馬。
「おめでたかお方」と、お元は捨て台詞。

信仰と、商売と。

ユニオン号の到着を待つばかりとなり。
「薩摩は長州にもはや、手を差し伸べたも同然。長州はその手をにぎらんといけん」

坂本、と唸る西郷。
軍艦が手に入ったぞ! と喜ぶ高杉を見つめる桂。
浜辺に寝ころぶ、龍馬。

今後への展開を楽しみに待ちたいと思いました。

次週「侍、長次郎」です。


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前回の『龍馬伝』no.32にいただいたコメントを、操作ミスで消してしまいました。
大変、申し訳ありませんでした<(_ _)>

慣れない携帯で操作しようとしたのが原因です。(T_T)
本当に申し訳ないです。

テーマ : 大河ドラマ - ジャンル : テレビ・ラジオ

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コメント

龍馬伝、しばらくは「大泉長次郎」が主役ですか??
ちょっと真剣に観ようかな。

彼、大泉洋は、龍馬伝の撮影を終えてから、
水曜どうでしょうの4年振りの新作のロケに旅立ったのです...。

| 2010/08/17 |  21:41 | デルー #- |  URL | 編集 |

>デルーさま

>デルーさま

> 龍馬伝、しばらくは「大泉長次郎」が主役ですか??
 う。
 残念ですが、来週で多分○腹。
 ですから! 是非、ご覧になってくださいまし!!

> 彼、大泉洋は、龍馬伝の撮影を終えてから、
> 水曜どうでしょうの4年振りの新作のロケに旅立ったのです...。

 先日、前の車に「どうでしょう」のステッカーが貼ってありましたよ!
 時々見かけては、何故か私がにやり、としてます(笑)

| 2010/08/17 |  21:55 | ポトス #- |  URL | 編集 |

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