『龍馬伝』no.40感想

2010/10/04 20:14

『龍馬伝』no.40 清風亭の対決 2010.10.03

緊迫感のある、面白い話だったと思います。(^^)

さて。おりょうさんは射撃が上手ですね。ですが、いきなり龍馬にとびついたのはびっくりしました。いきなりキャラが変わったかと。でも、可愛かったからいいか(笑)。

ずっと、うだうだぐだぐだと恨みがましかった後藤象二郎が、やっと覚醒した感じ。胸襟を開いて、とはいきませんが、とりあえず、r龍馬と手を結ぶ気になった。

その清風亭会談。

面白かったです。
緊張感も、話の運びも。

亀山社中が長崎奉行所に荒らされ、危機感を感じる隊士たち。
そして、妖怪・小曽根乾堂が腹を括りました。隊士たちを己が家の離れに匿う、と。

この長崎商人たち、とても濃い色をしています。
真っ赤とか、濃緑とか、黒、とか。大変にしたたかな、それでいて純粋さもある不思議な人たちです。
こういう階級を越えた動きが、歴史の転換点には必要なんでしょう。
世の中が動く時、つまり幕末~明治維新というのは、一部の武士の手によってのみ為されたものではないのだ。それを支えた者があったからこそ、社会の動きとなったのではないかと思うわけです。

その商人達から坂本龍馬の名を聞き、愕然とする後藤。何しろ、おじ=吉田東洋を殺され、加えてコケにされた恨みは一夜にして消えるものではありません。でも、大殿様は強かった!(笑)
ようやく後藤は龍馬と会う決意をします。
当然、龍馬探しの命は、弥太郎に。

龍馬を殺したくない、けれど、妬ましい、憎らしい。
そんな弥太郎の心の動きが、大変わかりやすく表現されていて、香川さんはさすがですねぇ。

妖怪・小曽根にも、お慶さんにもすっとぼけられ。
雀卓の上を、ぐちゃぐちゃに引っかき回したときは、一緒に笑っちゃいました。
そして、どこへ愚痴を言いに行くのやら、と思えば、向かった先はお元のところ。

これまた、蒼井優ちゃんがとても上手いです。
くるくると変わるその表情。
にっこりと愛想笑いをしたり、投げやりになったり。お元の暗い過去が、さらりと語られ。
どういう加減なんでしょうね。お元は弥太郎だけはその素顔を見せるようです。

そして、龍馬登場!
私も一緒に驚きましたわ。ぷぷ。

話は一気に清風亭へ。

部屋の中で交わした刀は実際にはあり得ないでしょうが、あの場面ではあまり違和感が無かったですね。
私はお芝居っぽくて好きじゃないですが。

龍馬が、土佐に仲介に立て、と提案する。
幕府には逆らえん、けれど薩長には近づきたい、という後藤の都合の良い要求に、大政奉還で応える龍馬。
その利を説き。道理を説き。大義を説く。
人間、動くときには利だけではダメなんですねぇ。この時代の武士だからということではないでしょう。何か大きな転換点を迎える時に、大義名分は必要なものです。おもしろいですね。利だけでは、人が集まりませんからねぇ。

ドラマの中で、屏風絵かふすま絵だと思いますが、虎が出てきます。その虎が、この後藤象二郎にそっくり!(笑)あの、ぎょろりとした目。盛り上がる額。今にも喰いかかりそうな口。まさに虎です。

シェイクハンド。
最後は、上士と下士が握手をして終わります。
長かった土佐武士の確執が、ここに終焉を告げる。(と、簡単にはいかないけど)。
武市の悲劇もここで報われるんでしょうか。

封建制を扱うと、この身分差や差別だけが、強調されすぎる気がします。
このドラマは、出発点がそこですし、ぶれますから致し方ない事ではありますが、江戸社会というのは、それだけじゃなかったと思います。その辺を描いてくれる作品があっても良いような気がします。社会全体として、上手く機能していたからこそ、250年も続いたんじゃないでしょうか。

久しぶりに容堂公が登場しましたが、また酒を呑んでましたね…(^^;)。殿様、いくら忸怩たるモノがあるとしても、ちょーっと飲み過ぎじゃあありませんかね? 私は彼の肝臓が心配です(笑)。ま、鯨酔公だからしかたないか。

そして、今回の目玉は、もちろん伊勢谷晋作です(←これは、ウソ。ちょびっとしか出てきませんでした・笑)。
木戸が療養中の高杉を見舞いに行ってましたが、辛そうでした。療養中の世話をしていたのは、妻の雅子じゃなかったんですね。おうのさんでした。
高杉の思考の柔軟さはみごと。司馬遼太郎は、高杉を評して「平時ならばただの放蕩児」と言っていた(ような気がします)が、枠に囚われない思考回路が面白い人ですね。

ところで。
私はこの伊勢谷晋作が大好きでして、一緒に戦場を駆け回りたい! 地獄の底までお供いたします! と思っているんですが、これに賛同してくれた女性陣は、私のまわりにはほとんどいませんでした。――何故?
もしかして、女性は「一緒に戦場を駆け回りたい」とかあまり思わないのかな? 彼を待っている自分、というのを想像するんでしょうか。いや、それとは全く別の理由ですか? うーーーーん。すっげ、素敵だと思っているんですがねー。

来週、「さらば高杉晋作」です。泣くぞーーーーー!!

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コメント

こんにちわ
象二郎やその上の容堂の目論見まで分かってしまう洞察力。
亀山社中を土佐藩に対等の立場で入れさせた交渉力。
龍馬という男は、底知れぬ力を持った男ですね。

| 2010/10/09 |  09:44 | 太郎 #oh9AE8Cw |  URL | 編集 |

旦那と一緒にではないですが、挙兵しちゃった女性が・・・いましたっけ。
うちのご先祖の奥さんです。このご先祖さん、城を建てた人に謀反を働いちゃって殺されたんですよ。
その報を聞いた奥方は旦那の鎧兜を身にまとい、兵を挙げまして(もち男装して)一時はかなり優勢だったといいます。
が。
寺だっけ神社だっけ、そこの梅の枝にかぶとがひっかかり長い髪が出てしまって「女だ!」と見破られ討ち取られてしまいました。
だが息を引き取る前に、その梅がなかったら勝てたかも・・・の思いで悔しくて
「花は咲いても実はなるな」と梅の木を呪ったのです。
そ~し~て~
何百年後の現在も、その梅の木は花は見事に咲きますが、実はならないのですぅ~~~
(本当です)

この奥方は、旦那恋しで兵を挙げたんじゃないと思うんですよ。
時代が時代ですから辱めを受けるか単なる持ち駒としてしか扱われなくなる、自分らしく生きられない、じゃあいっちょやってしまえ!だったんじゃないかと。

おかしいな。日本史は好きじゃないんだけどな。
教員あがりのおじーさんたちがやってる郷土史の会か何かに入ろうかなあ。
モテるかもしれないし。←?

城を建てるにあたっては落石とかの事故以外でもたくさんの人が犠牲になってるんです。
できあがったんで、力のある(どんな力かよくわからんけど、霊力?みたいな?)山伏さんに祈祷・・・じゃなくてお祓い?みたいなのをしてもらったんですがね。
城を建てた人は。
「この城の隅々まで知られた」てな理由で、お祓いをしてくれたその山伏さんを殺したんですよ・・・

清正、てめー酷すぎる!!

親の仇を討とうとした(例の謀反をやった人の息子)ご先祖も城の井戸に埋まってるしな~~

だけどお城は好きなんです。ご先祖が我が物にしたいと願った城でもあるし、井戸に埋まってるご先祖が運んだというどでかい石が残っていたりします。
あんなのを人間が運んだんだろうか。
いつか親の仇を!と鍛錬してすんごい力持ちになったとは伝えられていますけども。

| 2010/10/09 |  14:38 | 瑠璃 #DjKfH0pw |  URL | 編集 |

>コメントありがとうございました

>太郎さま
 お返事が遅くなり大変失礼しました。
 ようこそいらっしゃいました<(_ _)>

> 象二郎やその上の容堂の目論見まで分かってしまう洞察力。
> 亀山社中を土佐藩に対等の立場で入れさせた交渉力。
> 龍馬という男は、底知れぬ力を持った男ですね。

 あの対談は面白かったですね。
 今までの龍馬とは人が変わったようにしたたかでした。
 成長する男の魅力ですね♪

 今後、紀州藩相手のいろは丸事件もありますし、龍馬がさらに活躍しそうです。

| 2010/10/12 |  09:14 | ポトス #- |  URL | 編集 |

>コメントありがとうございます

>瑠璃さま
 
 お返事遅くなってしまいました。ごめんなさい。

> 旦那と一緒にではないですが、挙兵しちゃった女性が・・・いましたっけ。

 瑠璃さんてば、すごいご先祖様をお持ちですね(^^)。羨ましいなぁ。
 何時の時代も、実は女は強し?

 瑠璃さんの解釈も素敵ですわ☆
 歴史って、その時代時代の価値観があるわけじゃないですか。
 それを無視して歴史を解釈するのは、傲慢以外の何ものでもないと思うんですね。
 でも、普遍のものってのもあるわけでして。

 私もあの時代(戦国?)の頃の女性が、皆、ただ言いなりだったりとか飾られるだけの存在ではなかったと思いますね。武家に限ってしまっても、敵地に嫁ぐなんてのは当たり前で、ダンナや息子がいつ討ち死にするかもわからないわけでしょ? その中で、家族を守って、自分を守って、子どもを産み育てていかなきゃならない。絶対なよなよなんてしてなかったと思うんですよね。

 はっ。りょ、龍馬とは関係ないとこでアツくなってしまった…(^_^;)

 私もお城好きです♪
 先日、姫路城にちょこっとだけ寄りましたが、改装中とのことだったので中には入りませんでした。
 熊本城も行ってみたいですな☆

| 2010/10/12 |  09:24 | ポトス #- |  URL | 編集 |

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