ヤマトは男のロマンなのだ?

2010/11/04 00:39

だだっ広い関東平野の中でも、陸の孤島と呼ばれる田舎に育った私は、中学生になる春、初めて友達と一緒に映画を見に行った。
あまり記憶が確かではないのだけれど、ちょっと思い出してみよう。(笑)

「宇宙戦艦ヤマト」
「さらば宇宙戦艦ヤマト」
「海のトリトン」

の3本立て。

一緒に行った友人は、小学校の時から唯一ヤマト愛を教室で語り会える人間だった。
ちなみに、彼女は山本ファン。
私は当時から技師長しか目に入っていません。

ゴトゴトと電車に乗って隣市へとゆく。
(この時制服じゃなかったことを考えると、中学入学前だったように思う)

確か映画館には、さらばのポスターが貼ってあったような。
ヤマトと古代&雪。

当時は、指定席でも入れ替え制でもなかったから、まだ放映が途中でも入室できた。(一日を映画館で過ごす、ということができた時代です)
入ってびっくり。
何と「さらば」のクライマックスシーンだったのだから!

「いけ! いかんか古代っ!!」
ああ。今も蘇る技師長の叫び。

何? 一体何が起きているの!?

雑誌を調べるなんて高等な技を持っていなかった私は、ストーリーなんて全く知らずに行った。
何がどうなったのかわからないけど、技師長の最期を涙を流して見届けて、あの超弩級戦艦の出現におののき、テレサと進むヤマトに息を呑んだ。
(私が超弩級戦艦をヤマトシリーズ最強の敵と認識しているのは、この時の印象が強かったからに違いない!)

「トリトン」がほとんど記憶に残っていないのは、当然かも(笑)。

そらから「ヤマト」を観、再度「さらば」を観た。
友人とふたり、誰憚ることなく涙を流し続けた。

↓これがその時のパンフレット。
yamatopamph01
既に30年経っているが、大事に引き出しの奥にしまっておいたもの。
↓あの頃、ブックコートなんて無かった(あったかもしれないけれど、知らなかった)ので、自作のカバー付き(笑)。
yamatopamph04

家にあったビニールシートをセロテープで留めて作ってあるので、劣化すること著しい(^^;)。
でも、あの当時の自分の熱がこもっているので、どうしてもはずせないままに30年。
きっと、ずっとこのまんま。墓まで持って行くに違いない。(母の棺にそうしたように、きっと私の棺に子ども達が入れてくれるだろう)

中身はこんな感じで。
yamatopamph02   yamatopamph03

声優さん、という存在を明確に意識したのは、たぶん、このパンフレットからだと思う。


しつこいですが、30年。
ずっと引き出しにしまっておいたのは、たぶん、誰にも触られたくなかったんだと思う。

ヤマトが好き。

その想いをずっと胸にしまったまま、誰と一緒に盛り上がるでもなく。30年。
ようやく今になってハジケている私。

たぶん。
私たちの上の世代の方々はあまり経験しておられず、私たちより下の世代の方は、およそ経験していると思われることがある。
あの時代に、実際にリアルタイムでファン活動をしていて方は、たぶん知らないんだろうと思う。

ヤマトは恥ずかしい、ということ。
周囲からそういう目で見られ、自分も大声で「ヤマトが好きっ♪」って言いにくかったってこと。

 ブームはもう終わったんだよ? まだ、ヤマトなの?
 あの熱血物語?
 地球を救う? リアリティなさすぎない?

ヤマトというブームが去った後、様々なアニメが現れ、ガンダムへエヴァへと移りゆく。
「地球のため」という熱い想いと物語は、「仲間のために闘う」アムロや「ここに居て良いんだ」という碇シンジに比べて、現実感を欠くような気がした。

「ヤマトが好きなんだってばっ!」

私は家族の前では憚ることなく叫んでいたけど(だから、今でも「まだヤマトなの~?」と家族は笑う)、外では「ああ、そんな流行もあったよね~。結構好きだったよ、あの当時はね」というポーズを装ってきた。

だから、結婚して夫がヤマトを見始めた時、心の中で「らっきいいいいいい」と叫んだものの、口にはしなかった。

ただ。
学生時代も、結婚してからも、隠し仰せていると思っていたのは自分だけだったらしいけど(笑)。

完結編は映画館へ見に行った。
独りだったか、妹を誘ったか、だったはず。

以来30年。

東京フォーラムで、ヤマトが大画面に映り、今再び動いているのを見たときは、本当に涙が出た。
一年前のあの感激は、今でも鮮明に覚えている。
ヤマトがそこにあり、そして、動いている。それを大画面で観ることができる。
それだけで、充分に感激だった。

それが、今。
今度はホントにヤマトに乗っている人がいるではないか。

 キムタク! お願い、頑張って! 頓挫させないで!

そう願った1年間。
役者さんそれぞれに、私の勝手なイメージと想いがあり、更にとてつもないヤマトファンという想いがあるわけで。
そういうものを胸に納めたままでも、私は、ヤマトという物語をとても楽しみにしている。

駄作だったら? まあ、それでもいいんじゃないかと思う。
今回の試写会レポを伺うと、そんなことなさそうだけど。(^^)

リアルにヤマトを観られたこと。観られること。
一緒に語り合う仲間がいること。

こんなに嬉しいことはない。
今回は、思い残すことなく存分に言ってしまおう。

ヤマトが好き。

公開までの1か月。
ジリジリと焦れつつ、わくわくと楽しみに待とうと思う。

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