『龍馬伝』no.44感想

2010/11/05 11:37

『龍馬伝』no.44 雨の逃亡者 2010.10.31放映

龍馬伝も残り一か月。ここ数回、第4部に入ってから緊迫感のある面白い回が続いています。

まず、OPENING。今頃になってこんな事を言うのもナンですが…

龍馬伝のオープニングは、私はとても気に入っています。
中盤に、竜が絵巻に変化するシーンがありますが、ああ、あれは龍馬の人生そのものであり、この『龍馬伝』をあらわしているのかなぁ、と。
誰でも人生自体が絵巻物のようなものではありますが、龍馬の人生は特に面白い絵巻ですね。
龍馬の歩いた(或いは駆け抜けたといっても良い)道は、彼だけの一本の道ではありますが、そこに第三者の視点が入ることによって、その色合いは別なものになってゆくのではないでしょうか。
私はこの『龍馬伝』には言いたいことがいっぱいありますが、作者の視点を通した絵巻物なんだよ、と実は最初から主張しているのでは…なんてことをちらと思った次第です。

現在、私は宇宙図書館というサイトを持っていますが、そこに今度歴史部屋を開こうと思っています。
歴史と物語というものを考えていたら、ふと、上記のように思ったのでした。

さて、本題。今週の龍馬伝。

初っぱな、海援隊と土佐の面々。
容堂公、大きな見せ場はないものの、ずっと姿を見せています。
「大恩ある徳川幕府に戦を仕掛けることなど、未来永劫ありえん!!」と後藤象二郎を蹴飛ばしていました。

こう、この人が居なかったら歴史が変わる、という役目を持った人間ているんだなぁと思うわけです。
龍馬もそうですけどね、容堂公はまた違った意味で。生まれながらにしてその役目を背負っているわけでしょ。

彼が大名家に生まれていなければ、確実に歴史は変わっている。
龍馬は自らその荷を背負った。たぶん、自覚もあるでしょう。
でも、容堂公は生まれ落ちた瞬間からその荷を背負っているわけで。そういう人の人生観というのはどういうものなんだろう、とこの龍馬伝の容堂公を見ていてとても興味を持ちました。

でも、歯が痛そうでしたね。お気の毒に…
(実は私も先週歯医者で神経を抜いたばかり。こんなに痛かったっけか、というくらい治療後が痛みました。やっとモノが普通に食べられるようになった処です…同病相哀れみますよ、容堂公…笑)

後藤ちゃんも、この殿様相手じゃ大変でしょうが、頑張ってよね~(^^) という処でしょうか。

面白いと言えば、長崎奉行・朝比奈昌弘(石橋凌)。
ただの木っ端役人かと思っていましたが、回を増す毎に貫禄がでてきて、龍馬暗殺の黒幕候補のひとり、でしょうか。

龍馬暗殺実行犯については、発表がありました。
 2010.10.28 龍馬を斬った男!  市川亀次郎さん扮する今井信郎です。京都見回り組ですね。
では、その黒幕は誰でしょう。

この朝比奈、お元とはどういう関係だったんでしょうか。
奉行所ではとても事務的に接しているだけですが、蒼井優ちゃんのインタビューでも触れられてました。
 
で、朝比奈は弥太郎の事もいぢめます(笑)

あの雨のシーン、良かったですよ。
「お元もワシもとばっちりを受けた! いっつもお前にじゃまされて!」
と、英国水夫殺しの下手人=龍馬ということで、土佐商会の商売を止められて、大怒り。
「ワシの前から消えてくれや。消えてしまえや」
と別れます。

まさかこれが最後の別れではないでしょうが、気になる一言でした。

このドラマの中での、龍馬と弥太郎の関係ってよく分かりません。
ああ、関係がわからないんじゃなくて、弥太郎が龍馬をどう思っているか、がです。
龍馬が死んで10年以上が過ぎ、それでも「龍馬はだいっきらいじゃ」と罵る弥太郎は、一体何を抱えていたんだろう。もしかすると、暗殺されるようなやり方で生きた龍馬に対して怒っているのかな。尻拭いをする身にもなってみろ、これだけ(自分に)迷惑を掛けたのだから、やることをやりきって逝け、そんな事を思っていたのかも。
たぶん、最後までわからないでしょうね。

さてさて。
実は今回の主役は、隠れキリシタンお元です。
隠れキリシタンであることがバレ、追われる。

キリシタンの弾圧は江戸末期、明治初期まで続きます。浦上四番崩れとか悲惨です。
だからこそ、あの長崎の教会達はより美しく見えるのかも知れません。

上にも書きましたが、蒼井優ちゃんのインタビューがありますので、どうぞ。
私はこの役者さん、とても好きです。
一瞬で、顔も雰囲気も変わる。だんだん、ではなくて、まるで面を外すような一瞬がとても好き。
舞いも三味線も良かったですし、着物にも違和感ありません。大変美しい方ですね。

(インタビューの中で、この龍馬伝には男として参加したかった、とありました。
 面白い方ですね。^^ っていうか、私もそう思う(笑)
 で、蒼井ちゃんの答えがこれまた面白い。
 「男として参加するなら誰をやってみたいですか?」
 「容堂公か岩崎弥次郎さん」(←弥太郎、じゃないところがナイス))


ですが、このキリシタン設定。生かし切れていなかったと思います。
っていうか、長崎でのヒロインが欲しかっただけ?
もったいなかったですね。

追い詰められたお元を龍馬が救う。って、外国船に乗せて密航なんて。
大浦慶の姿も見えましたから、そう酷い扱いは受けないと思いますが、というかそう願いたい処ですが、疑わしいですねぇ。
お元の人生でドラマができそうです。そんなスピンオフ作品があってもいいですね☆

というわけで、来週はno.45「龍馬の休日」。

……tateさま。
 もう私には「RyOMAN HOLIDAY」にしか見えません(爆)

テーマ : 大河ドラマ - ジャンル : テレビ・ラジオ

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コメント

島原の乱のあと

島原藩では、こげな内乱があったら困るばい!と考えたらしく
熱心に仏教を代々信仰している人たち(神道だったかも?うろ覚えです)を
別の土地から移住させなさったげな。
ばってん、熊本は(天草・・あまくさ・・は熊本県ざんす)はぼさっとしとっけん、
そのままいっちょかした(ほうっておいた)
そのせいか知りませんが、島原を訪れてもキリシタン的なものはあまり残ってないような気がします。長崎に行く時にはまずフェリーで島原に行くので「島原が目的地!」という旅行はあんまりしたことないのですけれど。

逆に、天草はちっちゃな漁村でもなんたら天主堂がけっこう残っていて
マリア観音なんかも残ってたりしますし、おばあちゃんがベールみたいなのをかぶって地元の教会にお参り・・違うな、キリスト教の場合なんていうんですかね?お参りじゃなくて・・・えーと。まあ、なんだ。ミサとかに行ったりしておられます。
フツーの田舎のばーちゃんたちです。おじょーさんでもなんでもない。

日本の近代史にはとんと疎いので、龍馬さんの話は見ておりませんが
キリシタンのお話に反応して出てまいりました。

ていうか、天草四郎の生まれ変わりだという美輪さまに尋ねたらいろいろ押してくれるかも?
蛇足ですけど、九州ってオネエさんが多いんですよね~
美輪さんは長崎でしょ、IKKOさん、KABA.ちゃんもかな、福岡です。
KABA.ちゃんはうちの県の新設の進学校に入学後、ダンス修行のため中退して渡米。お勉強もそこそこできたものと思われ。彼は中学高校時代はうちの県に住んでたんですよん。

| 2010/11/05 |  19:19 | 瑠璃 #DjKfH0pw |  URL | 編集 |

コメありがとうございます

>瑠璃さま

 いつもありがとうございます。お返事遅くなってごめんなさい(_ _;)

> 熊本は(天草・・あまくさ・・は熊本県ざんす)
 
 そ、そうだったんですか…。実は私地理オンチで、九州地方はようわからんのです。
 なるほど、熊本県ですねー。

> 天草はちっちゃな漁村でもなんたら天主堂がけっこう残っていて
> マリア観音なんかも残ってたりしますし、おばあちゃんがベールみたいなのをかぶって地元の教会にお参り・・

 先日テレビで五島の教会を特集していました。
 やっぱり綺麗ですよね。
 いつか行ってみたいと、私には珍しく思っています。

> 龍馬さんの話は見ておりませんが

 私は逆ですよ~。
 ここでの瑠璃さんとのお話のお陰で、長崎の教会に興味を持って、図書館で建築の本を探したり、遠藤周作の『沈黙』を読んだりしました(^^)。
 そういう広がりってとても素敵だと思います。なので、龍馬伝にご興味がなくてもお寄りいただけると嬉しいです♪

> 天草四郎の生まれ変わりだという美輪さま
 
 えええ。し、知らなかった…。天草四郎の生まれ変わりだったんですか…!
 何か、納得しちゃった自分がコワイ…(^^;)

> 蛇足ですけど、九州ってオネエさんが多いんですよね~

 大らかな風土なんじゃないですか? 私にはそんなイメージがありますです。
 そうそう、オネエさんじゃないですけど、初めて姜さんをテレビで拝見。
 穏やかで素敵なおじさまですね~♪

| 2010/11/10 |  02:32 | ポトス #- |  URL | 編集 |

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