本という贈り物

2011/01/09 01:41

『街場のメディア論』読了。

街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)
(2010/08/17)
内田 樹

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数年前から養老孟司氏と内田樹氏が気になって、著作を手当たり次第読んでいる。
この本は、うっかり予約が遅くなってしまい、今頃になって読んだわけだ。

彼らのように頭のイイヒトたちの著作は、実は一度で理解できないことが多い。
語り口は軽快だし、文章の作りも難しいわけではない。
私は、うふうふと快調に読んでいるつもりなのだが、読了し、その感想を他人に話そうとするとはたと困ってしまう。印象に残っている単語を並べてみても、説明にはならないわけだ。
いや。単に私の頭が悪いだけってのをこうして晒しているようなものなのだけれど。^^;

それぞれに気になるキーワードがあり、養老氏の場合は「都市化」「脳化」「情報化」。
内田氏の場合は「贈与と返礼」だ。

それが私の中の何に役に立つのかは、わからない。
だが、これを紐解いてゆけばきっと何かが見つかるはず。

何となくそんな気になってしまい、彼らの著作を次から次へと読むはめになる。
私はそれが「出逢い」だと思う。
そういうアンテナが働いた時は、主張の内容への賛否とは関係ない。

もしかすると。
新しい知を得ることによって、私は、私の中の未知と出逢う為に、私は彼らを欲するのかもしれない。

今回、「メディア論」とは全く関係のないところで。
このところ、ずっと懸案となっていた事項を、少しばかり整理できた。
「ああ、そう言うことだったのか」と目の前のモノクロの風景に、パッと色が付いたようなそんな感覚に陥る瞬間があって。
つまり、彼らの主張の何かがキーワードとなり、私は私の辿り着くべく結論へと辿り着く。
そういう時というのは、誰かの主張にのっかっているわけではなく、案外「自分で辿り着いた感」で満たされるのだから、不思議なモノだ。
御礼を申し上げたいほどに、すっきりとした。

「メディア論」としても、私は大変興味深く読んだ。
図書館で借りた本だが、購入し、家の書棚に並べようと思う。

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