『江』no.08感想

2011/02/27 23:46

『江』no.08 初めての父  2011.02.27放送

もう08回になるんですね。あまりのぶっ飛びぶりに、この番組をどう見たらいいのか悩んでました。(^^;)

「あのさあ、ポちゃんは多少知識があるからさ、自分のイメージと違うからいやだってレベルなんじゃないの、どうせ。(←この口調は腹立つ)。歴史なんてさ、どれが正しいのかなんて誰にも分からないでしょう。『大江戸捜査網』とか『○○捕物帖』だと思えば、俺は楽しいよ?」と夫が言う。

ちがーーーーーーーーう!
原作物がアニメ化された時に「イメージが違っていて、いや」と言っているのとはワケが違うのっ!
私のイメージなんて、どうでもいいのですよ、その話が面白ければね。そりゃ、信長は狂気の人の方がらしくて好き♪ とか、沖田総司を格好悪く撮ったら許さん、とか言いたい人物は多少いなくはないけれど、私の中の人物像だって、誰かの書いた小説やら時代劇やらのイメージなんだから、新しい像を見せて貰えるのはそれはそれで楽しいものです。
だーかーらー、そういうことじゃないんだってばっ! 時代劇に見えないんだもん!!
と憤慨してみたけれど、夫には鼻で笑われてしまった。悔しいなぁ。

でもね。
「俺、この秀吉すげー上手だと思う。それに、家康、すっげカッコイイよね。利休もすごくね?」
と今まで母の時代劇趣味を一顧だにしなかった長男が、結構面白がっている。
彼の中の「歴史」は、PSPのゲーム、「戦国バサラ」なわけですよ。
私もゲーム大好きですが、格闘ゲームは下手くそなのであまり好きじゃないです。
それに、ここ数年ゲームに手を出していると、人間を廃業しかねないので手を出さないことにしてまして(笑)。
なので、このゲームもしたことないんですけどね、まあ、史実とはかけ離れたもののようで、イロイロ言われてるみたいですね。
でも、実際の処、友人のお子で、このゲームから歴史好きになった坊主も知っているので、一概に何とも…です。

で、そう思ってみれば、まあ「歴史」を知らない人間を取り込むのには、もしかすると有効なのかもしれませんし、その中から「歴史」に興味を持つ人間が出てくればそれはそれで「成功」なのかも? とか思いました。

私には、史実の扱い方についてはその物語に納得できればそれでいいです。必要なものとそうじゃないものがあるでしょうし。それこそ、夫の言い分じゃありませんが、史実といわれるものがどれだけ事実だったのかなんてワカリマセンから。私は歴史家ではないので、そう思っています。

では何か気になるかといえば、2点。言わせてもらえば、3点。
・物語の緩急の付け方が、コミックみたい。これは単に私の好みですけど、まるでバラエティを見ているようなんですもん。私、バラエティ苦手なんです…(><)。
・喋りすぎだと思う。…というのは、裏に隠れた気持ちとかって、言葉にしないで察するからカッコイイわけですよ。抱きしめるだけ、とか、目を交わすだけ、とかね。「行間を読む」みたいな「空白の部分」が少なくて、何でもかんでも喋ってしまうってのは、確かにわかりやすいけどつまらん、と思う。まあ、入門編だと思えばそれもアリか。
・子役を使ってくれ…!(TT) 今更ですけどね、俳優さんたちの年齢と実際の年齢に差がありすぎだと思う。「大好きなおじさま(はぁと)」って言っても、9歳と20歳じゃ意味違うよね。みなさん、頑張っていらっしゃいますが、子どもには見えないんですよ…。

というところ。それ以外は、まあ楽しんでしまえっ♪ って事にしました。

さあて、前振りが長かったんですが、今回の『江』の感想です。
母・お市の方は、秀吉憎しのため、越前・北ノ庄の柴田勝家の元に嫁ぎます。が、これに対し、「父は浅井長政ひとり!」と3人の娘が反発しているわけです。

勝家は、「お館さまの妹君と姪御殿たち」として、下にも置かない歓待振りです。
再三、お市がそれをたしなめようとしますが、全く効果がありません。

まあ、それは仕方のないことでしょうね。お市自身が、「戦略」のために嫁いできているんですから。
兄・信長に「道具にされたくない」と反発したわりに、自分が勝家を道具として扱っていることには気付いてません。このお市の場合、「自分が道具になって嫁に行くのだ」くらいに思っていたのかもしれませんが、そうじゃないですよね。お市が勝家を道具にしているんです。それを、自身で気付いていない。

そこへ、勝家告白。
「秀吉に対抗する為に嫁いできたのだということはわかっている。だが、多少なりともそれがしに想いを寄せてもらいたい。たとえ爪の先ほどでも、好いていただくわけには…」
勝家、60歳です。
大地康雄さん、好演してました。勝家、可愛かったですよ。

お市の目も覚めるわけです。
ですが、それは急に娘たちに伝わるわけはありませんよね。

で、事件が起きる。江、行方不明。
「父上」と呼べなかったことに嫌気がさし、勝手に馬に乗って城外へ出ますが、雷雨に会い、一晩迷子になるわけです。幸いにして、無事帰宅しますが、「荒れ寺で夜を明かした。ハヤテ(馬の名前)のお手柄」と姉たちに話しているところに、勝家登場。
ばしいいいいいん、と平手打ちです。

今まで「娘として扱え」と言っていたお市さえもが「そこまでしなくても…」と庇いますが、勝家容赦ありません。表まで江を引っ張っていき、御馬番の若者に謝罪させます。
「詫びよ、江! そなたが帰らなんだら、この者は首を打たれていたのだぞ!」と。
江は土下座で詫びますが、「そんなもったいのうございます、姫様。全て私の咎にて…」と応じられ、江感極まり。

私は、これはこれで終わっていいと思うんですけどね。余韻が残るじゃないですか。
だから、この後に続く「いいか、人の上に立つ者は…うんぬん」という勝家の訓戒が余計だと思うんですよね。そこまで説明しなきゃわからないんですかね?

だって、この後、勝家が父親の顔になって「無事で良かった」と江をむぎゅーってする場面なんかは、わかっちゃいたけど、良かったですよ。デフォルトだよなーって思いつつも、「怪我はないか」ってそれだけで、全てがわかるじゃないですか。大地さん、良かったですよー。

ちなみに、ポトスも親父さまから平手・拳固は散々いただきました。表に放り出されるというのも、しょっちゅうだったような…(^^;) 長女だったんでね、要領の悪いムスメだったんですよ。しょっちゅう怒られてました。でも、父の愛情を疑ったことは一度としてありません。妹には「ねーちゃんてファザコン」と言われたこともなきにしもあらず(笑)ある種の父親とムスメのデフォルトな関係ですわな。もっとも、妹は違ったみたいですけど。

そんなワケで、家族として楽しく幸せな日々を送ることになるわけですが、それも長くは続きません。
秀吉は、勝家を滅ぼしてしまいたいわけです。相変わらず、大竹さんが素敵。秀吉の重しみたいな役割ですね。

来週、「義父の涙」です。

no.03「信長の秘密」≪「江」感想 ≫no.09「父の涙」

テーマ : 大河ドラマ - ジャンル : テレビ・ラジオ

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