『JIN-仁-』no.02感想(ネタバレ有り)

2011/04/25 00:34

『JIN-仁-』 第02回 「未来との選択」 2011年04月18日放送

江戸と東京。

それは、過去と未来だろうか。
南方仁にとって、それはどちらもが過去であり、現在であり、そして未来でもあるのだろう。


 江戸はいいところだけど、ここで死んでもいいかと聞かれれば、いいと言い切ることはできない。
  ・・・
 そんな日は、永遠に来ないような気がした。(ドラマの台詞より引用)

そう言っていた仁先生だけれど。

 いつか新しい日々の中で、それで良かったと言いきれる日が来るんだろうか。
 そんな日など。
 そんな日など、絶対に来ないと思うなら。

 俺はここで生きるしかないんだ。(ドラマの台詞より引用)

そう言う。

江戸と東京は。
咲(さき)と未来(みき)でもあり。

あら、blogに書いて初めて気が付いたけれど、どちらも「みらい」という符丁なんだね。

仁先生はなかなか食わせ者である。
朴念仁のように見せかけておいて、実はちゃんとわかっている。

咲の不器用な優しさにも、その笑顔の意図するものも。
(ってゆーか、これでわかってなかったら、ただのアホだわね(笑)。)

自分の立場の中途半端さと気持ちの中途半端さに逃げているだけだと思っている。

でも、仁先生はこのままではどちらも選べない。
江戸か東京か。
咲か未来か。
自分が必要とされる何かが起きた方へと、舵を切っているだけだから。

ある意味で、それは正しい。
目の前に死にそうな患者がいれば、まずその人を助けようとするのは当たり前だ。
今助けなければ失ってしまう家族・友人・恋人と、(例えば)社会的に必要とされる公人のどちらか一方を助けるとしたら、自分にとってより大切な人を助ければいいのだ。
どちらにしても、後悔は残るのだから。

でも、社会正義はそう言わない。
私よりも公を選ぶことを、暗黙の内の求めている。
社会正義だけでなく、世間も、たぶん、メディアも。
そして多分、当事者である家族・友人・恋人も。
きっと、自分も。

私よりも公を選ぶことを、善しとするだろう。

二者択一という選択肢から、私たちは幸福な未来を選択することができるのだろうか。
「仕方がないこと」として「諦める」以外のやり方で。

どちらも選べなければ、どちらも選ばないという選択もある。
また、もしかすると、どちらも選んでしまうという選択肢もあるかもしれない。

このドラマの未来(さき)では、どんな選択が為されるのだろう。
私は二者択一でない選択肢があることを、楽しみにしているんだけどな(^^)。

第一部とは違って、仁先生と咲の恋の重要性が増したのは、
流されるだけでない、仁先生の決断がこの先にあるからなんだろう、と思う。


それにしても、やっぱり気になったのは。
途中で「巻き込まれるのはゴメンでありんす」とばかりに姿を消した野風ちゃんが、予告には洋装で出てくることだよね。
身売りすんのかなあ、とちょっと思ってる。
私は野風ちゃんに幸せになってもらいたいのだ。

案外ね。
未来のご先祖ってのは、咲なのかもよ?

**

帰れない故郷ってさ。さすがに切ないテーマだよね、いろいろと、さ。
龍馬さんは、「わしらの国(故郷)には、海も陸も繋がっている。帰れん、というのはもっと違うことだ」と言っていたけど。
海も陸も繋がっていても、帰れないこともあるもんね。


ふるさととは。
そこにあり、また、そこにないもの。


何度も繰り返し、そう歌ってみている。

次回、牢屋でも仁先生の医術が冴え渡るんでしょう(^^)。
楽しみですな★




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