『江-姫たちの戦国』no.30感想

2011/08/08 13:37

『江~姫たちの戦国』no.30愛しきひとよ 2011.08.07放送

ひっさしぶりの『江』感想です(笑)。ほぼ3か月ぶり。ええ、ちゃんと見ていたんですよ、JINの前に。
ここ数回、面白い回が続いていると思います。

28回「秀忠に嫁げ」は良かった。
跡継ぎ・秀頼が生まれ、親心満載の秀吉は、甥である関白・秀次の失脚を企みます。秀次もまた、自分が排除されることを畏れ、自暴自棄に。そうして、秀次は、関白剥奪、切腹となるわけです。

この秀次のうらなり瓢箪ぶりが、とにかく良かった!
北村有起哉さんが演じていらっしゃいます。

寝転がっているかと思えば、いそいそと書物を探してみたり、昼間から足許おぼつかないほどに酔ってみたり。
「あの優しかったおじ上(秀吉のこと)が…」とか、「わしはおじ上の心を知ってしまった」とか。
飄々とした風貌が、秀吉の甥というよりは、もうちょっと高貴な身分の方にも見え、
拗ねてみたり、だだこねてみたり、無邪気だったり、果てしなく落ち込んでみたり、挙げ句の果てに自暴自棄になってみたり。
でも、実は思慮深い、賢い人物だったのではと思わせるところが、北村さんのうまいところなんだと思います。

殺されるのが怖くてあんなに怯えていた人が、切腹間際では、髭ぼうぼうのお顔の下、悟っているかのような言葉をはき。
でも、きっとやっぱり死ぬのはイヤだったんだろうなぁと思えた。

いろんな心持ちが同居しているうらなり瓢箪、秀次。
その哀れさが、うらうらと伝わってくるような回だったと思います。
とても印象的な秀次でした。

北村有起哉さん、blogをなさっているんですね。面白い方だと思いました(笑)
 officialblog「北村有起哉のあつくなくても、うて」

   *****
というわけで、やっと30回「愛しきひとよ」に参りましょうか(笑)。

江の姉・茶々の恋模様の時も思いましたが、この方、こういう恋愛を書くのはうまいですね。

江は、徳川と豊臣を結ぶために、家康の子・秀忠に嫁ぎます。
どなたもご存知でしょうが、後の徳川幕府第二代将軍ですね。

死に別れた夫・秀勝との間に生まれた娘・完(さだ)を淀の許へ残し、ひとり嫁いだ江ですが、
秀忠は相変わらず生意気なまま、うち解けようとはしません。
江は秀忠よりも6歳年上、としきりに言っていましたが、
江 22歳、秀忠 16歳? であっているのかしらん?

家康に「光を持つお方」と言われ、是非にと望まれ、婚姻を承諾した江ですが、
秀忠とはそうはいかないわけです。
「先に夫婦になりたいと思った方が負け」という勝負になってしまいました。初夜の床で(笑)

説得のために、姉・初が尋ねてきたのはどういう訳だったのでしょうね?
単に、秀勝の遺品を持ってきたの事を、秀忠に知らせるため? よくわかりませんな。
そうなんですよ、江は嫁ぎ先に、亡き夫の形見の品を持って来ちゃうわけです。
娘の風車は、まあ許容範囲でしょうが、さすがに形見の品は…ねえ?
心細くて持ってきたとしても、開けちゃいかんでしょう。行李の底にでも忍ばせておかなくては。

互いに頑ななままに一年が過ぎ。ってどっちも根性ありますな(笑)。
一年続いたら、江が離縁を言い出すのも不自然ではないでしょう。
ただ、自分が道具にされるのはいやだ、とか言うわりには、権力は都合良く使うんですよね、彼女。ずる。

で、家事、じゃなくて、火事ね。
ご都合主義的な出来事ではありますが、秀忠が江を助け上に、形見の品を取りに引き返した。
そこまでは予想してましたけど、火にまかれそうになった秀忠が形見の品を持って帰ることを躊躇った、という描写は良かったと思いました。
ふたりの距離感が縮まっていきます。
「意地を張るしかない私を、そのままにしていた貴方も貴方」と江。
「これまでのことはお許しください。私を妻としてくださりませ」
「助けてもらった恩義からか?」と秀忠の言葉を否定する江。
「では、心から私の妻になりたいと望んでいると?」

勝ち誇ったような、秀忠。
「それでは、私の勝ちということで」

むぎゅうう。

「では、夫婦になりましょう」って最後は見てて吹き出しちゃった(笑)

 ***

tateさんが、江を「タイムスクープハンター」って仰っていたんですけど、何てお上手なネーミング!
まさに、その通り(笑)。
歴史の重要な場面に、何とかして江を絡ませようとしたいのはわからなくはないですけど、私はやりすぎだと思う。
今回みたいに、関わった出来事を丁寧になぞっていくことでも、歴史を表現することはできると思うけどな。
直接に絡むばかりが、物語ではないと思うし。

「江から娘を奪った故、このような病を得たのか」と言う秀吉は良かったしね。
巨星が墜ちるという事を、この物語にしか存在しない表現がされることを楽しみにしています。^^

そうそう、今回、ちょっとした音楽が面白かったです♪

no.13&14 ≪ 『江』感想 

テーマ : 大河ドラマ - ジャンル : テレビ・ラジオ

『江』感想  | コメント : 2  | トラックバック : 0 |

コメント

オォ~、携帯から感想が打てる(笑)


私も見ました。よかったですよね、今週の。脚本としては、女の子ならキュンとしちゃう作品だと思うんですが、私は江では樹里ちゃんがいまいちですね。なんか、あまり感情移入できない演技で。下手ってわけではないと思いますが、私の望む人物ではないんですよね。同じ台詞でも、もっと違う表現ができるはずなのに~と。向井さんや北村さんとかよかったですよね。茶々や初もいいし、その二人に妹として関わっていた時代の江は、それでもいいんだけど、恋人や夫婦としての関係になってくるとなんか、単なるワガママ娘というかどうも深みがない。というわけで、残念な最近です。

| 2011/08/09 |  23:25 | いぬふぐり #- |  URL | 編集 |

Re: お疲れさまです!

★いぬふぐりさま

 コメありがとうございます~♪ その上、携帯からでは大変だったでしょう。
 私の携帯からは入れていたので、原因がよくわからんのです。
 ごめんなさいまし。

> 私も見ました。よかったですよね、今週の。

 おお。ご意見一緒ですね(^^)

> 脚本としては、女の子ならキュンとしちゃう

 うひゃうひゃ。
 茶々の時といい、こういう微妙な関係の変化って上手だと思うんですよね。

 でも、私はね~秀忠がね~ぷぷ。蛙顔じゃないですか~?(笑)
 この人、時代劇にはイマイチ向かないのか~? と。顔がです。顔が。

 樹里ちゃんは、時々ハッとするような時があるんですよ。
 だから、もうちょいだ、頑張れ~って思ってしまって。
 脇が時代劇の人だから、余計に目立つのかもしれません。

 化けるかもっと思いつつ、もう7か月見ちゃいました(笑)

| 2011/08/10 |  07:36 | ポトス #Kyq53.yY |  URL | 編集 |

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する