すんません、ただの親バカです。←バカ親か?

2011/10/29 20:26

高校3年生の長男が部活を引退しました。

ワタシはその最後の試合を見ることができませんでした。
渋滞していて間に合わなかったのでした。

試合開始2時間前には、夫と家を出ました。
高速道路を使えば1時間程度と予測し、それでも余裕を持って出たはずなのです。
でも、高速道は事故渋滞ということで、これは動かないと踏んだ夫は一般道を選択。
この時点で既にギリギリではあったんですが、まさかこれ程渋滞していようとは思いもしませんでした。

しかも、極めつけ。
試合場には初めて行ったのですが、同じ市内に「総合運動公園」という場所があり、そこと間違えてしまったんです。(やはり他人任せにしてはいけないということか)
事務所で伺うと、混んでいると30分かかることもある、とのことで絶望的な気持ちになったのですが、そこからは10分ほどで到着しました。
駐車場は止める場所がありませんでしたが、夫はワタシだけを先に降ろしてくれました。

あれだ! と見覚えのあるユニフォームの色がちらりと見えた会場に飛び込みます。
「あ」
選手達が引き上げてきました。
息子がいます。
ドロドロになった顔が、涙でぐしょ濡れでした。

あぁ、終わっちゃったんだ。
そう思ったら、胸が締め付けられるようで、気が付いたらぼたぼたと泣いてました。

試合も見てない、今来たばっかりで、何やってんねんワタシ!
自分で突っ込みましたけど、やっぱりウルウルしちゃいました。

 ***

あー、もう試合開始までには間に合わないなぁ。

車の中でそう思ってから、考えていたんです。
どうして、最後の試合(かもしれない、とこの時は思いたかった・笑)だからって見たいんだろう。
だって、練習したのはワタシじゃない。
頑張ったのも、ワタシじゃない。
競技自体にもあまり興味はない。(今でのルールがようわからんし)
結果を聞くだけじゃ、ダメなんかいな? と。

今までも息子の試合にはほとんど興味がありませんでした。
お手伝いをしてくださっている保護者の方々にはありがたく、申し訳なくも思っていましたが、
でも、高校生でしょ? 自分の事は自分でやれば、とも思っていたんです。

どうして、高校生にもなって試合の度に親の手伝いがいるわけ?
自分らで持って行けよ、おい、と思ってもいたんです。

だって、すごいんですよ?
普通のワゴン車(ワンボックスカー?)2台分の用意があるんですもん。
試合の度に、誰かが車出ししてたんです。
ワタシも一度はお手伝いに参加しましたが、ウチ、普通のセダンだから大して荷物乗らないんですよね。

ドロドロの洗濯物だって、顧問の先生は「親御さん、大変でしょうがお願いします」とか仰いますが、
ウチの息子は基本的には自分で洗濯させました。
といっても、下洗いまでですけどね。だって、後は洗濯機がしてくれるじゃないですか。

だから、どうして最後の試合にこんなにこだわる自分がいるのか、ちょっと不思議だったんですよね。

過程を共有したい、って事なのかなぁと。


ええとですね。
育児とか家事とかいうのは日々の積み重ねであって、非常に達成感を得にくいものです。
何かが終わったとか、目標が達成できたとか、そういう「一区切り」のないものなんですよね。

もちろん、その活動自体に経済価値なんてないし。
だって、家事も育児も仕事じゃないもん。
効率とか成果とかを目標にすることでもないし。ってか、それしちゃいかんでしょう。

いえ、手を掛ければ掛けただけ良い、と言っているわけではないです。
これだけ手を掛けたから、そのこんな立派な子に育った、とか言っちゃいけないと思うんです。
子育てに経済価値も効率も持ち込んじゃいけないとワタシは思う。

家事はね、ちょっと違うと思うけど。効率良くやった方がいいとは思うけど。
でも、これも家族が気持ちよく生活できればいいわけで、それは主婦だけじゃなくて家族全員の共同の役割だと思うのよね。
だから、やっぱりそこに経済価値だとか、過度な効率だとか持ち込んじゃいけないと思う。
だって、それやったら家族はシアワセに暮らせなくない?
家族がシアワセに暮らすために必須なのが、家事だと思うんだけど。

というわけで、何が言いたいかと申しますと。^^;
日々の生活というのは、結果を云々するのではなく、何かを共有することに価値があるんじゃないのかと思うわけです。

あの時泣いたよね、とか。
一緒にご飯食べたよね、とか。
よく朝寝坊してたよね、とか。
いっつも学食だったよね、とか。

一緒に行動することや、時間を共有することや、嫌なこと、楽しかったこと、笑ったこと、泣いたこと、怒ったこと。
いろんな事を共有することが、喜びになるんじゃないのかなぁと思った。

おめーどんだけ食べんだよっ! とか。
このドロドロ洗濯物を他の洗い物と一緒にするんじゃなーーーい! とか。
おい、その図体で居間を占領するな! 部屋で寝ろ! とか。
ごめん、お弁当がない。 とか。
うわ。きっと今がマックスなんだね、その体格!(笑) とか。

そういう事の総まとめが最後の試合なんだろう、ワタシにとっては。

くたくたになるまで練習したのは、息子。
怪我をしたのも、息子。
大会のために修学旅行に行かなかったのも、息子。
仲間との絆を作ったのも、息子。

どれひとつとっても、それをしたのはワタシじゃない。
でも、よく頑張ったなぁとやっぱり涙が零れる。

実は。
最近、息子が可愛くて可愛くて仕方がない。
見上げるほどのガタイに向かってそれはない、と笑いたいが、むぎゅううと抱きしめたい程の可愛さ。

それは、たぶんほんの少し向こうに別れが見えているからなんだろう。
きっと高校を卒業したら、親の事なんて考えなくなっちゃうだろうし、
そうじゃなかったら、その方がコワイ(笑)。それでいいんだと思う。
この蜜月は今だけのモノ。
そして終わりがすぐそこにある。

残り少なくなってしまった時間を抱きしめるように、あと少し、を過ごしている。

息子はワタシの戦利品でもないし、ワタシの作品でもない。
ヤツは、自分の力でここまで育ってきたのだ。

でも、一緒に過ごせて楽しかったよ、というのがワタシが専業主婦だけをしていた何年間を支えてくれるのだと思うわけです。
だって、ワタシ、他に何もしてこなかったんだもん。

最後の試合が見られなかったのは、ものすごく残念だけど、あの涙でぐちゃぐちゃの顔を見たら、それで全てが埋まってしまったような気がしたのも事実です。ゲンキンだけどね(笑)
あの顔はきっと一生忘れないだろうなぁ。


さあて。
次は受験勉強でっせ! ←今からかよーーーーー!!

よもやま  | コメント : 0  | トラックバック : 0 |

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