やっぱ気になる

2012/02/01 17:58

『ストロベリーナイト』第4話過ぎた正義 2012.01.31放送

昨夜、ストロベリーナイト楽しく視聴しました。
※以下ネタバレしてます。

監察医・國奥先生の指摘により、姫川は事件性無しと判断された死亡事件に興味を持ちます。
指摘されたのは、2つの死亡事件。問題は、死亡した人間そのもの。
心神喪失や少年法により、殺人事件を起こしたにも関わらず無罪だったり、わずかな年数で出所したりしている人間が死亡。まるで「天罰」のようだ、と。

刑事物では特に珍しい題材ではないと思います。
描かれているのは、法と正義の狭間で揺れる人間模様。
この物語の場合、天誅をしている人間が元警察官であり、更に、彼の家族にも大きな厄災が降りかかっているという二重三重の複雑な事情がからんでいる様子。

この元警察官・倉田と天誅の犠牲になった人間との間には、かつて「逮捕する側とされる側」という関係が存在します。倉田は非情に正義感の強い人間だったようで、命には命で贖え、と公然と言って憚らなかったようす。が、その倉田は在職中に息子が殺人事件をおかし服役したため退職に追い込まれることになり、更にその被害者の父親によって妻が殺害されてしまいます。

いかにも、事情を持った犯人像が浮かび上がってきました。
でも何しろストロベリーナイトですから、更に一捻りあるんじゃないでしょうか。

姫川(竹内結子)は、元警察官の心情を読み解く。倉田が行っている殺人は、息子をおのが手に掛けるための楔ではないのか、と。姫川は、その正義と復讐から次の犠牲者(つまり、服役中の息子)を守ってみせると宣言します。

その心意気や天晴れ! 警察官とはかくあるべし!
と言ってしまうには、互いの中に巣くっている暗闇の存在が気になりますし、まだ明らかにされていない事情が存在するようです。
来週が楽しみですな。

さて。
細かい点まで作り込んであるのはこのドラマの魅力のひとつじゃないかと思いますが、笑ったり納得したり。

姫川は閲覧できない倉田の過去を探るために、ガンテツ勝俣(武田鉄矢)に頭を下げることになりますが、ガンテツにしては親切だったんじゃないかと思います(笑)

所轄の事件を本庁の刑事が調べに来るということの不愉快さとか、敵意とか。
ちょっとワンシーンの中に見ることができました。

それに、姫川班新メンバーであるノリ(小出恵介)の頑なさとかとても上手く描かれている思います。菊田(西島)が先輩風を吹かせていますが、なかなかなびいてこないみたいですね。若者はガンガン悩むべし! 昇進試験もガンガン受けなさい。(姫川もそうやって昇進したはずだし・笑)頑張れ~!


ということで、たぶんほとんど誰も気にしてないだろうし、気にするような箇所か? ってなシーンなんですが、ワタシ的大問題がひとつ。

この話の中で、心神喪失により無罪になった男というのが登場しますが、この心神喪失が偽装であったろう裏付けとなる資料がひとつ提出されます。

図書館の資料検索結果の履歴です。
つまり、どんな本を借りたか、ではなくて、どんな本を探したか、という履歴です。

この男=吾妻は女子高校生を監禁殺害したにもかかわらず、心神喪失で無罪となっています。
菊田(西島)は吾妻が通ったという図書館に行き、その資料検索の履歴を手に入れます。精神疾患に関する書名がA4らしい紙数枚にびっちり。そこから心神喪失は偽装であったと推論がなされています。
更に、菊田は「司書は倉田が吾妻のことを調べに来たと証言しました」と姫川に証言しました。

うーん、そうなんですか?

ワタシには4つの疑問が浮かびました。

ひとつ。
まだ事件化していないであろう捜査に、裁判所からの令状がとれたとは思えません。令状無しの状態で、検索履歴という個人情報を図書館が提出するだろうかという点です。
吾妻が利用していた図書館の名称は出てきませんでしたが、公共図書館である確率は高いでしょう。公共図書館には守秘義務があると思いますが。
検索履歴なんてどってことないだろって思います? 歴とした個人情報ですがな。

第2話で通信履歴を調べる際には「裁判所から令状をとり」と明言している姫川。なのに、図書館なら令状無しで情報が出るって、まじですか?

ふたつめ。
そもそも検索履歴って残るんでしょうか。
ワタシの利用している公共図書館では、返却してしまえば、貸出記録すら残りません。貸出記録ですら残らないのに、検索履歴が残っているものでしょうか。

みっつめ。
仮に検索された資料の履歴が残っていたとします。利用状況を調べる一端として有効かもしれませんしね。ですが、ワタシの利用する図書館では、資料検索するのにIDもパスワードも必要としません。館内のopacの機械で、或いはネットから誰でも利用することができます。その状態で、個人を特定するのは不可能と思われます。

よっつめ。
元警察官という民間人に利用者の情報(住所氏名に限らず、いつ来館したとか、何を借りたかとか)を教えることはありません。(断言!)

以上の点から、あの場合の情報提供ソースとして不適切なシーンだと、ワタシは思いました。

ま、(裏)設定があるのかもしれません。^^;
実は令状をとっていた、とか。菊田が口先三寸で図書館員を丸めて情報を手に入れたとか(笑)。図書館員がうっかりぽっかり喋っちゃったとか。
図書館の機器にしても、そういう履歴の残るものもあるのかもしれません。例えば、Amazonみたいに検索履歴や購入/貸出履歴を元に「オススメ情報」を教えてくれる、みたいなものも図書館総合展で見かけましたしね。(ただ、それが個人情報と直結しているとは思えませんけど)

また、これが吾妻の個人的な蔵書じゃなかったとか「貸出履歴」じゃない(つまり、実際に図書館の本を借りていないのだと思う)のは意図的だと思います。
個人的な蔵書だったり、貸出履歴だったら、心神喪失が意図的な演技である証拠となってしまうかもしれませんからね。資料検索でしたら、調べただけという言い訳ができるかもしれませんし。
捜査のミスではなかったという点で、資料検索履歴というものを出したのだと思いますが…。^^;

ワタシ的には、すっごくこだわっちゃいましたよ。σ( ̄、 ̄=)ンート・・・

以上、ワタシ的コダワリのあった回でした。(笑)
来週、楽しみにしています。

テーマ : ドラマ感想 - ジャンル : テレビ・ラジオ

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