ストロベリーナイト#9#10#11

2012/03/23 11:00

ストロベリーナイト #9#10#11 ソウルケイジ 2012.03.06・13・20放送

OFFICAIAL HP

日下主任の活躍で物語が地に着いた。

というのは、エンケンさんを贔屓にしてのことではないよ(笑)

これは、未熟な若者を共同体の成員として受け入れ、成熟へと導く物語なのね。
エンケンさん演じる日下主任がその花道を示してくれたのが最終回なのだと思います。

何度か感想の中で書きましたが、このドラマを面白いと思いつつ、毎週楽しみに見ていたにもかかわらず、どうにもしっくりとこない後味の悪さを感じ続けていました。
猟奇的な事件を多く扱っていて、映像がグロいというのを抜きにしても(ワタシはグロ苦手です)、後味が悪い。

自分の世界から出てこない犯罪者が姫川に警察の正義で断罪されてお終い、という展開が不快なのか。
HPインタビューで武田鉄矢さんが仰っているように、「数式のような…物理学のようなサスペンスを重ねていく。(略)犯罪者にものすごいドラマがあるのではなく、犯罪がゲーム感覚で行われる。刑事たちも、事件をゲームのように、まるで数式を解くかのように解決に導く(インタ記事より抜粋)」それが不快だったのか。

つまり。
世界が閉じていることへの不快感だったように思います。

誰もが自分の属する世界から出てこない。触れあおうとしない。
姫川は「犯罪者の心理に共感できる刑事」というのがウリですが、「数式を解くかのように解決に導く」ことがあっても、犯罪者に共感することはありません。自分の属する世界=警察の価値観で犯罪者を断罪していきます。

それは間違ったことではありませんが、まるで叫ぶかのような断罪の仕方は後味の良いものではありません。
なぜなら、姫川もまた自分の世界から出てくることがないからです。

警察という組織に憧れを持ち、その一員となりたいと思った。
姫川は警察という組織に誇りを持っている。お嬢ちゃんと言われようと、罵倒されようと、手柄をたてたいと思っている。それは、功名心からきているものではない(ないとは言いませんけど・笑)。出世したいから手柄を立てたいのではなく、自分が属する共同体から認めて欲しいというのが理由だと思います。

このドラマの中では事件を解決する事と同じくらいの比重で、刑事達の連携や競い合いが描かれています。ワタシはそれをリアリティという言葉で飾ることには抵抗がありますが、ヒロイン姫川は仲間に守られ勝ち進むわけです。それが現実に有り得るのか絵空事としか感じないかは、視聴者の置かれた立場や環境に拠るところが大きいと思われますが、ワタシは見ていてその点は好感を持ちました。

はっ。
話が逸れた。^^;

つまりですね。
ドラマの中で姫川は「私たちはできることをするだけ」と言っていましたが、それと自分の世界に閉じこもることは、本来、別の問題なわけです。それが「できることをする」という大義の前に、行動が歪められてしまっているのではないかと思うわけです。

姫川は発展途上の人間です。(って、誰でもそうですけど・笑)
自分をおそった過去の事件との葛藤が彼女の原動力であり、それが最大のウィークポイントでもあるわけです。

自分は逃げていない。
自分は間違っていない。

だから。
私を認めて。

それが姫川を貫く叫びであり、その言葉にできない叫びに引き寄せられるように仲間が集まってくる。

姫川は警察という共同体の成員になりたい。
それは子ども或いは若者の持つ願いです。そして、晴れて彼女はその共同体の成員になった。ならば、成熟した大人にならなければならない。それが共同体を構築するモノの義務であるわけです。

事件の謎を解くだけではだめなんです。
なぜなら、たった一つの真実なんて存在しないから。
一つの事件は、立場をかえ、視点を変えることで新たな様相を見ることができます。(そうやってサスペンスとかミステリーとかって解決するわけですけどね)

一方的な想いから、姫川に嫌われちゃっている日下主任ですが、彼の過去や緻密な捜査方法、姫川へのフォローが成熟した大人として若者を導くわけです。その静かな語り口(結構、怒鳴ってましたけどねー・笑)によって、相対したモノは自分の世界を少しずつ開いていくことになるんですよね。

うん。
日下主任かっこいーーーーーーー。
です。

職場に家庭の問題を持ち込まないことが一般的だとは思いますが、ホントにそれでいいんでしょうかね。
だから、家庭が孤立しちゃうんだと思います。
今までは地域社会が存在していて、良くも悪くも家庭を支えていたわけです。それが消滅してしまった。
かつては、家族ぐるみで面倒見るという意識を持った会社もたくさんあったはずですが、現在ではそれもまた消えてしまった。

警察という職を考えれば、自分の弱点を晒すことはまあ無理なんだろうな、と思うけど。
日下主任、口が滑ったのは悪い事じゃないと思うぞ。

互いの世界が触れあわないことで物語が空に浮いているようでワタシ的には居心地が悪かったんですけど、日下主任のお陰で物語が地に着いた感じがしています。

高嶋さんの係長も、ガンテツも、いっけいさんも、宇梶さんも、それぞれに成員のひとりとして、すげ格好良かったと思います。

で。
映画化ね。

日下主任が出演するなら、観に行くぞ。^^

テーマ : ドラマ感想 - ジャンル : テレビ・ラジオ

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