『平清盛』第37回感想 

2012/09/24 00:28

『平清盛』第37回 殿下乗合事件 感想 2012.09.23放送

この3回ほど、およよ、と面白く見ている。

第35回は「わが都、福原」で清盛が出家して入道になった話。
これは、清盛が福原へ移ってからの、何かやらかすぞ、というワクワク感が素直に面白かったの。
マツケンの入道姿も似合ってるしね。
確かに、50歳は無理としても30代後半くらいには見えます、マツケン。
まるで執事のようだった上川の腹黒そうな感じも好きだな。

第36回「巨人の影」は面白かった。

相変わらず兄弟・息子が入り乱れてて、上下関係がいまいち覚えきれない老化したノーミソではありますが、
入道姿のお陰で、すっかり顔の表情がダイレクトになったマツケンがいい。
そうそう、もっと腹黒くイロイロやらんと、平清盛! 
じゃないと、平家にあらずんば人にあらず、という台詞が浮くよ~!
さあさあさあさあ、遠慮せずにやりたい放題してくだされ!! 

確か始まりは義経だったよね。神木くんが大変可愛らしい。義経がようお似合いだ。
足を滑らせた師匠?を支えた時は、思わずお前は天狗か! と突っ込んでしまった。w
崇徳上皇の怨念の回とかもそうだったけど、この大河、時々こういう摩訶不思議伝説をひょっこり取り入れたりしてて案外いいんじゃないかと思う。

清盛は福原に移り、大和田泊の改修に取りかかるわけだけど、大型重機もないこの時代、一体どうやって改修に取り組んだのか、めちゃ気になる。兎丸に勝手にやらせてないで、その行程をちょっとでいいから見せてくれないかな~。見せてくれなかったら、ケチ! と叫んで自分で調べるか。

建春門院となった滋子さんは、アッ子さんのように酒ばっかり酌み交わしてまして、権勢を誇る方にしては、イマイチお若いかしらん、とか思う。なかなか、聖子ちゃんや松雪さんのようにはいきませんな。でも、それが逆に初々しくもあるんだけど。ただ、とても美しい人なのに、時々おてもやんのように見えるのはどうしてだろう? 

この後の藤原成親を挟んでの、公家連中と僧兵のやりとり、そして清盛の絡み方は面白かったよ。
この吉沢悠さんはいいです。
したたかな政治家という役割をきっちり演じていて、腹黒さが透けて見えるのが面白い。でも、公卿だから、時々身も世もなく命乞いしたり、震え上がったりしてて、その落差がワタシはとてもおもろい。

西光の眉毛もナイスだ。うん、義父がかなり立派な眉だったけど、その上を行ってる。最後の陰謀時には、更に凄みが上積みされるんだろうかと思うと、今から楽しみ。

後白河上皇は見てて面白いけど、やっぱちょっと若いかなというのが気にならなくもない。
品があるよね。意地悪だけど。うん、腹黒いというより、意地悪だよね、あの人(笑)。
政がどうのというより、アイツ嫌い(=大好き)で動いているところが、大変魅力的。
大義名分がないんだもん。あそこまでいくと、いっそ清々しい。(本物はどうだったのか知らんけど)

成親を庇ったり、罷免したりというあの辺の駆け引きは面白かった。もっと、こういうのが続くのかと思っていたんだけど、この大河。合戦も確かに大河の魅力ではあるけど、もっと政治の駆け引きを面白く描いてくれるとワタシは楽しいのだけどな~。

で、重盛だよね。

第37回は、重盛に泣かされたよ~~~。

ちょっと前から気にはなっていたんだよね。
清盛ってば、自分だって「正妻の子じゃないから」ってあれだけ僻んでたくせに。
ま、越えてきた道だからこそ、自分で乗り越えなきゃ意味がないってのも痛いほどわかってたのかもしれんけど。
つい、あの真面目そ~な顔を見ると、誰か力付けてやれよ~って思っちゃいましてね。

重盛の総領的真面目さが、とにかく悲しい。
いーんだよ、清盛になれなくったって、清盛は清盛で好き勝手やってるんだからさ。
もっと自信持ちなよ~。って言ってやってよ、誰か!

時子かーちゃんは、大変愛らしく賢くもありそうなんだけど、重盛を慰めてあげるつもりはないらしい。
やはり、実の子の方がカワイイのだろうか?
そっと寄り添ってくれるのは、やはり妻・経子なんだよね。
夜更けに一緒に???(←聞き取れなかった)を読むシーンは良かったな~。立派な頭領たろうとする重盛と、夫に寄り添おうとする経子の気持ちが、しみじみと滲み出るようないいシーンだったよねぇ。
なんてーか、好い夫婦だな~、好い人たちだな~って。
でもさー、そういう人は政治の世界には向いてないってのは古今東西変わらないわな。

それにしても、息子である重盛がこれだけ責任感を持って頭領という職務を全うしようとしているのに、
あの孫は何じゃ。平家頭領の嫡男だぁ? 清盛入道の孫だぁ? んなことでいばるな、って誰か教えてないの?
ま、それくらいの方が大物なのかもしれないけどさ、
あー3代続くとどこでもこーなるんかね、こりゃ潰れるわ、と思わせるお孫ちゃんだったね。

正しさという点で、重盛の裁断は間違っていなかったと思う。
うん、摂政様にお会いしたら、子どものアンタが輿を降りるのは礼儀ってもんだろうさ。
平氏であることをかさにきた資盛(すけもり)が、悪い。
でも頭領ってのは、一族を守る義務があるわけで、それは何よりも優先されるんじゃなかろうか。
どんなに「自業自得」なおバカでも、何かあった時にはオレが守ってやるよ。
それが頭領に寄せられる一番の信頼でしょう。そこで正しさによる裁断は力を持たないんだよ。

誰かさ、教えてやらなかったんかい。
盛国は清盛以外はどーなっても良かったんかい。

一生懸命努力して努力して頑張ってる重盛が、あんまりにも哀れで。
間違ってもいいからさ、次を頑張れよぉ! とワタシは応援してるからね、重盛!


で、唐突ですが、京本政樹さん、美しいですな。あ、奥州・藤原秀衡役です。
睫が誰よりも長いんですけど! 一瞬しか登場しなかったのに、存在感たっぷりでしたね。
でもこの人も腹黒そう。(笑)

お公家さんにも触れておこう。
細川茂樹さんと相島一之さんのお二人。すっげ意地悪そうで、好きだなこの人たち。
公卿であることのプライドの高さとそれなりの頭脳と意地。有職故実に囲まれて古式ゆかしく暮らすのが好きで、他人を見下し意地悪するのが大好きなんだろうなぁと思える(笑)。ホントはちゃんと仕事をしていたのかどーか知らんけど、この物語ではそう見えるよね?

相島さんは『JIN』の多紀元えんを演じていて、ワタシ大好きだったんだよね。
立ち位置としては、今回の役ともちょいと似通っている。こういう役所、彼は最高。

で、伊豆の方々といえば。

あ、優香姫だ! と我が家では同時に声があがったのだよ、政子ちゃん。
で、時政どのはじいやだそうな。

…いいけど。いいけどさ。ふんっ。

エンケンさんの時政は、何をしてても「娘がカワイイ」ってのが丸分かりで、
どーやったらあれを演技でできるんだろう? と不思議になるくらいの親父さまぶりだ。
別にデレデレしてないんだけどね。
小言を言っても、呆れても、その底に愛情があるのが疑いなき事実、って感じで。
娘を想う父親像としては、ワタシはサイコーだな。^^

あと3か月しかないけど、この時政どのがどう変化していくのかとても楽しみでござるのだよ。


というわけで、久しぶりの孟宗竹林だだもれ感想でした。

テーマ : 大河ドラマ - ジャンル : テレビ・ラジオ

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