『平清盛』第38回感想

2012/10/05 21:48

ようやく前回の分を観ました。
ただでさえテレビをみないので、録画した番組を観るのは大抵遅れます。
大河を敢えて観ようとするのはワタシだけなので、余計ですね。


『平清盛』第38回平家にあらずんば人にあらず 2012.09.30放送

大型重機のない時代、どうやって大輪田泊の改修工事をしたのかめっちゃ不思議だったのだが。
船を沈めて堤防の礎にするという案には、感心した。
兎丸、エライ!

兎丸と小兎丸のやりとりが、たいへんに微笑ましい。
最近の子役さんは、可愛らしい上に芸達者な子が多いのねぇと思う。
あまりに小兎丸が可愛らしいので、先を勘ぐりたくなるのはワタシの性格が悪いからに違いない。
どうぞ、何事もありませぬよう。

子どもと言えば、こっちは可愛らしさの欠片もない、いや、ホラーなお子さま方、禿(かむろ)。
身よりのない子どもたちを集めて平家の密偵として使っているわけだが。
ウチのPCの場合、「かむろ」と打っても変換候補に無いが、「○げ」と打つと変換できるのは笑える、というのは勿論、余談だ。

平家の悪口を言うと、どこからともなく聞こえてくる鈴の音。りりーん…りりーん…
赤いおべべとアイメイクがコワイ。

時忠(森田剛)のあまりなやり口に、時子ねーさんは心配しているものの止めることはできない。
のし上がっていくためには、どこかでこうやって汚れ仕事を担う人間が必要だ。
洋の東西を問わず、何時の時代でもそうであったに違いない。
清盛の正妻・時子を姉に、建春門院・滋子を妹に持つ。
野心は持っているくせに、オレが、オレがと前に出ないのは、やはり頭の良さ故なんだろう。
そのくせ、ちょいと前には宗盛を跡取りにとか言ってみたりして、よくわからんお人だ。

禿の赤が美しい。
凋落、という言葉が浮かぶ。

 祇園精舎の鐘の声
 諸行無常の響きあり
 沙羅双樹の花の色
 盛者必衰の理をあらわす
 おごれる者も久しからず
 ただ春の世の夢の如し
 たけき者もついには滅びぬ
 偏に風の前の塵に同じ

平家物語を知らなくとも、この冒頭の部分は誰しも聞き覚えがあるだろう。
(ワタシは小学生の時に一生懸命覚えた・笑)
壇ノ浦の戦いも然り。
禿登場時の鈴の音は、まじ、コワイ。

「平家にあらずんば人にあらず」

この言葉を吐いたのはてっきり清盛だと思っていたんだけど、時忠だったのね。
森田くん、当たり役って感じでハマっておるぞ。
自分のやっていることに疑問を持ってはいなさそうだが、それが正しいとも思ってもいなさそうな表情がよい。
藤原道長のように「我が世の春」って感じで言うのかと思ったけど、そうじゃなかった。
汚れ仕事だと重々承知の上で、それが己の任務だと腹をくくっているような。
決意と闇が同居しているような、そんな印象を持った。

前回の重盛とは、見事に対称的である。
清盛という怪物の前で精一杯生きているのは同じだし、どちらも平家一門のためを考えているのではあるが。

その重盛、権大納言を辞任してとうとう気鬱の病に…と思ったが、
徳子入内に際して復活。
いやー、なんかこの人出てくると清々しいね。

平家一門もようやく見慣れてきた所だけど、もう10月だよ(笑)
まだ、あと10回はあるか。

後白河法王と清盛のやりとりは面白い。
貫禄の出た清盛と相変わらずの後白河法王。
松田くんは、若いなーと思うときと、おおおっと思う時があって、これはこれで面白い。
ふたりとも頭剃ってから、表情がダイレクトでいい感じ。
何しろ、清盛叫ばないし(笑)。

あ、清盛といえば、時子ちゃんが倒れた時に駆け通しで駆けつけたってのは、ベタだけど良かった。
夢見がちな万年少女かと思ったけど、時子ちゃんも落ち着いてきたし。

清盛が生き急いでいるようだった、と言っていたのは誰だっけ。ナレーション?(←確認しろよ)
50歳なわけだし。
当時の平均寿命ってどれくらいだがわからんけど、
(一説には40歳とかあるらしいが、平均寿命には乳幼児の死亡率が大きく関わるから何とも言えないだろう)
まだまだこれからだぜっと思っていたとは考えにくいわな。
流行病とかもあるからな、寿命と野望との争いってとこじゃなかろうか。

ラスト、義経&弁慶登場。
弁慶役、青木崇高さんなのだよね。
『龍馬伝』での後藤象二郎役でたいへんご活躍された方。
ふふふふー。楽しみである。

最後に、関東地方のゆうか姫。じゃなくて、政子ちゃん。
そろそろ、のし上がる時政殿を拝見したい。
お願い申し上げる。


『平清盛』感想 37

テーマ : 大河ドラマ - ジャンル : テレビ・ラジオ

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