『2199』と作品への愛

2012/10/06 10:15

確かに。
1週間後に第3章の公開を控え、何処も『2199』で盛り上がる今時分、『ヤマト1』だの『復活篇』だのについてあれこれ考えている人は少ないかもしれない。(苦笑)
untimely? 完全に時機を逸している…わな^^;

てか、『2199』があることで『ヤマト1』とのスタンスの違いが際立つわけでして、
これも一種の『2199』フィーバーだと思えば思えなくもない、よね。(笑)

真田志郎に行く前に、最近ちょいと思ったことを。
ここ数年、旧交を温めている時に「実はヤマト好きだったんだ」とカミングアウトしたりされたりするようになり、意外な人と遠慮なくオタクな会話を楽しむ機会が増えた。
これもまたリアルヤマトのお陰であろう。

先日メールをもらった。
『2199』を観た。BGMや効果音等々、同じものが使ってある事に感激! だと。
新しく録音していることは理解の上での発言である。

『復活篇』『SBヤマト』『2199』と新しいヤマト作品が生まれたが、
その度にワタシの周囲のヤマトファンには二通りの反応があった。
(不安を抱えながらも・笑)新作を待ち望む声と、
興味ないから、或いは受け入れられないから、観ないという声。

当然、ネット上にも賛否両論様々な意見が散見していたし、
強制的に布教活動をするつもりはワタシにはなかったし、
一緒に語れないのは残念だな、と思うに留まっていた。

その賛同できなかったという彼から「2199観たよ」と何気に連絡をもらい、携帯メールで短いやりとりをした。
その感想が、ワタシの目から鱗をはぎ取ってくれたのだ。

彼は言う。
BGMや効果音等々、同じものが使ってある事に感激! だと。
その彼が今まで劇場に足を運ばなかったのは、キャラデがダメだったというのが理由だ。

新しい作品を受け入れられない理由のひとつに「キャラデ」がダメ、というのがある。
これはよくある話で、ヤマトに限ったことではない。
原作がある作品は、それが小説であれマンガであれ、読者の中にそれぞれのイメージができあがっている以上、
万人に受け入れられる事は不可能だ。
好みという点でも全ての視聴者に指示されるキャラデというものは存在しないだろう。

そして、シリーズ化され、長く続いている作品にとってキャラデの変更は必然となる。
シリーズが長くなればなるほどその変化も大きくなることは避けられない。

ルパンなんかは別な意味で面白いよね。
主要キャラクターは全然変わらないのに、同じ作品なのかと思うくらいキャラデが違う。
時代の変遷もあるけれど、それとは別に作画監督の個性が発揮されている。
キャラデは好みじゃないけど、話自体は大好きな作品というものが結構ある。

ヤマトでは、シリーズ間の差異はそれほど大きくないとワタシは感じているが、それなりにはある。

ヤマト作品において、ワタシはキャラデへのコダワリがほとんどない。
以前、「ポトスさんはどのシリーズの真田さんが一番好きなの?」と聞かれ、返答に窮したことがあった。
というか、そういった質問が存在することに驚いたのだ。それまで考えた事もなかったので。
ワタシは、どれも真田志郎だから、これといって好みはありません、と答えたように記憶する。
更に言ってしまえば、実は某様の描かれた技師長に一番惚れているかもしれない。かも。かも。かも。(笑)

だが、それはヤマトに限った事であって、それが例えばハーロックであったならば即座に否定していたと思う。
テレビシリーズとアルカディア、そして999。銀鉄にも出てきたっけ?
違うっちゃー違うけど、ワタシには誤差範囲でしかなく、
それでも、アホ毛のあるハーロックなど言わずもがな(笑)、ミーメやマーヤ、ラフレシアにアホ毛など却下以外の何ものでもない。
(いや、ハーロックの場合、アホ毛くらいあっても気がつかないかもね・笑)
ガチャリガチャリと靴音を響かせ、ゆらりとブレながら近づいてくるからこそのハーロックなのだ。
よって、今アニメっぽくリメイクされたとしたら、たぶん観ないであろう確率が高い(笑)

というわけで、キャラデがダメというのはワタシにも十分理解できるという事が言いたかったわけだ。
視覚的にアウトというのは、要素としてかなり大きいと思われるが、
それを置いても「理論武装したヤマト」に魅力を感じ、同じ音・音楽に惹き込まれているのだな。

新しい作品だからこうあるべき、新しい作品でもこうあって欲しい。
いろいろあるとは思うが、今まで自分が愛してきたものがリメイク作品にも繋がっているんだ、という感覚が実感できるというのは、とても大きな事なんだと改めて感じた。

たぶん、それをして「作品への愛」と呼ぶのではないかと思う。

自分が大切にしてきた何かを、リメイクしたスタッフ達も大事にしてくれている。
そういう共感が身に沁みて嬉しいのだ。
オールドファンたちは、ヤマトという作品に若い頃大きな感銘を受け、それをずっと自分の中で温め続けてきた。
それはファン活動を続けてきた、こなかった事に関係するものではない。
10代のあの時期に夢中になったものが、30年の人生の中で無くなってしまうことは、まずない。
共感であれ、否定であれ、自分の性格形成に、人生の中に何某かの足跡を残しているはずである。

だからこそ、逆に、それを置き去りにされてしまった場合の悲しみは計り知れない。
30年という月日が流れ、自分の裡で育んできた愛を、それはいらないものだったのだと認識させられたショックはそりゃあ半端なかろう。
だからこその、反発。要望。懇願。批判。

ヤマトファンの異様な熱気と、リメイク作品における難しさの一端はここにあるのだと思う。

ワタシは『2199』を、まるで答え合わせをしているようだと思いながら観ていた。
具体的には自分が二次作品を書いていたからなのだけど、実際の所、二次作品を書いているいないには関係ないことだったのだと今は思う。

自分が大切にしてきたものを、大切にしてくれている。
自分が大切だと思ってきてものを、ばさりと切り捨てられてしまった。

それでもできあがった作品、つまり『2199』を「良いできだ」と認識する。
「面白いね」と世間的にも評価される。
ヤマトをうっかり忘れていたファンが戻ってくる。
新しいファンができる。

そういう過程を経ながら、自分の心と折り合いをつけていくのだ。
自分が大切にしていたものを見定め、気付かなかったものに目を向け、
若かりし頃の想いを、成熟へと導いていく。

おおおおーー。『2199』って素晴らしいじゃないっすか!

面白かったら面白いと言えばいい。
つまらなかったら、そう言えばいい。

来週の第3章公開、楽しみにしています。

ヤマトのこと  | コメント : 2  | トラックバック : 0 |

コメント

で、技師長だけど(^_^)

第三章では、かっこいいよ!(個人的主観入りまくり)。
まぁ新見女史のお陰で、「技師長」してるシーンより「副長」してるシーンの方が目立つんだけどねぇ。

まぁポちゃんが惚れるかどうかは、わかんないけどなー。私は好きだな、以前の真田さんと魂おんなじ気がして★

どうぞお楽しみに。

| 2012/10/07 |  01:25 | 某あ。 #v8QjPvAY |  URL | 編集 |

Re: コメントありがとうございます♪

☆某あ。様

 お返事遅くなりました(_ _;)

> 第三章では、かっこいいよ!(個人的主観入りまくり)。

 ああ、先週ご覧になったのですね~!明後日ですからね、楽しみ倍増です☆

> まぁ新見女史のお陰で、「技師長」してるシーンより「副長」してるシーンの方が目立つんだけどねぇ。

 「ヤマト1」の方では沖田艦長に副長は必要なかったんだと思います。^^
 で、「こんなこともあろうかと」という役割でないとすると、やっぱ、副長の立場が優先されちゃうんでしょうか。

> まぁポちゃんが惚れるかどうかは、わかんないけどなー。私は好きだな、以前の真田さんと魂おんなじ気がして★

 『SBヤマト』を見る前も思ったんですけど、違う作品なんですから、「全然違うけどかっこいいわ~♪」ってなって欲しいなぁと思ってます。技師長の活躍はめっちゃ楽しみですから。^^

> どうぞお楽しみに。

 は~~~い!

| 2012/10/11 |  18:21 | ポトス #Kyq53.yY |  URL | 編集 |

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