『2199』第3章見たよ☆4

2012/10/19 18:46

昔からあまりSF作品は読んできませんでした。

眉村卓、筒井康隆、小松左京、豊田有恒くらいは読みましたが、海外の作品はほとんど読んでないですね。
友人のお父さんが段ボール箱いっぱいにSF小説を持っていて、中学の頃、友人と一緒に読んでいたのが、
確か火星シリーズと金星シリーズだったような気がしますが、あまりはっきりとは覚えていません。
アシモフとかアーサー・C・クラークとかも何冊かは読んだと思うんですが、これまたはっきりしません。

内容を覚えていないのだから、そんなもんは読んだウチに入らないっちゃ入らないんですが。
(笑)
9話を見ながら読んでいなかったことをちょっとばかし後悔しました。
でも、今から読むのはどーかなぁ。
ワタシにとって読み難いんですよね、海外作品は。

機会があればチャレンジしてみたいと思ってはいるのですが。^^;

というわけで、『2199』第3章ネタバレ有り感想☆4第9話「時計仕掛けの虜囚」です。
続くより」どうぞ。









『2199』第3章ネタバレ有り感想☆4 第9話「時計仕掛けの虜囚」

『2199』のアナちゃんは真面目なので(笑)、赤道祭で佐渡先生に勧められたお酒を断っていた。
ワタシは、酔っぱらちゃう「ヘンな所だけ精巧に出来ている」アナちゃんが好きだけど、
それはそれ。これは、これ。

ちょっと抽象的で、何をどこまで内包している話なのか掴みにくい。
でも、とても印象に残る話だったと思う。
こういう話が続くときついけど、たまには毛色が変わっていて面白い。

・今ひとつ謎だった保安部の活動がはっきりした。
・ガミラスのアンドロイドの解析によって、ガミラス人と地球人は理解可能であることが認識された。
・口数も少なく、表情をあらわにすることの無かった真田の人間性が垣間見られた。
・自動航法装置と女神の謎
・生命とは何かといった、根源的な問いかけ。
・作戦に必要な事以外ほとんど口を利かなかった真田の内面が伺えた。

そんな感じですかな。

さて。
初っ端、篠原と玲が100式空間偵察機で戻ってくる。(理由は忘れた・笑)
その時に篠原の「ナビ子ちゃん」という呼びかけが好きだ。
この話の中でも、特に好き。

「名前を付けてやるとよく働くんだぜ」(台詞適当で申し訳なし)と篠原。
これは当然、オルタやAU09への伏線のひとつであるわけだが、ここに具体的な「人と機械の交流」と呼べるものはない。
にもかかわらずのこの言動。

機体への愛着を感じることのできる台詞であるが、
この話の主軸である「生命とは何か」という主題とは明らかに違う種類のモノである。

篠原はナビシステムをひとつの人格として扱っているわけではないと思う。
機械は機械である。
偵察機が捕縛された場合にも、「ナビ子ちゃん」が捕虜として扱われることはない。

名前とは、個体認識されるものに付けられるものだ。
喩え命があっても、通常、ヤブ蚊一匹に名前を付けたりはしない。
 …我が家では入ってきて居座る虫に「ぶん太」と名前が付くけど(笑)
つまり、彼は偵察機のナビゲーターシステムを、システムという概念でなく、ひとつの個体として認識しているということになる。

集団の一員として認識されるよりも、個別認識された方がそれぞれの能力が高く発揮されるのは、
人の性質である。
「君に期待している」と伝えられた方が、個人のパフォーマンスは、通常、高くなる。

なぜならば、それが「ワタシという存在は他に替えることのできない存在だ」というメッセージだからだ。
 ワタシは代用がきかない存在である。
 ワタシは必要とされている。
 ワタシは愛されている。
メッセージを発信した人にとって、ワタシはかけがえのない存在でなのだ、という確信こそが、
人をして最大の能力を発揮させえるものなのである。

自分がやらなくとも誰か代わりの人がやってくれるだろう、と思っているとき、人は必死になれない。
自分以外にそれをする人間はどこにもいない、と思っているとき、人は最大の力を発揮する。

好むと好まざるとにかかわらず、人とはそういう生き物だと思う。

名前を付けるというのは、対象にむけ、それらを表明する行為であるのだ。

篠原は、システムに名前を付けた。
代用の利かない、大切な存在であるとメッセージを発した。

では、システムはそれに応えただろうか?
篠原は「その方がよく働く」と言明している。
つまり、システムは、篠原の想いに応えたのだ。

んなわけなかろう、という声が聞こえる。
うん。ワタシもそう思うよ。(笑)

実は、篠原のメッセージに応えているのは篠原自身なのである。
篠原は名前を付け個別視している「ナビ子ちゃん」を、壊れたら取り替えればいいと考えている機械と同様に扱うだろうか?
ワタシならば、しない。大切だと思うから、元気に働いていて欲しいもの。
汚れればキレイにするし、不調だと感じればいち早く修理をするだろう。
「なんだか、今日のナビ子ちゃん機嫌が悪かったんだよね」と言って、チェックをする篠原の姿が思い浮かびませんかね?
そうしてきめ細やかに接した機械が、そうでないモノよりもよく働くのは当然のことである。

それくらい、篠原だって認識しているだろう。
だが、それを「自分がそうしてやったのだ」とではなく、「機械が応えてくれた」と認識する。
自分の行為と結果にさえ、一手間かけて、そこになにがしかのやり取りがあったように考える。

何故、そんな面倒くさいことをするのか?
それは、人間がコミュニケーションを喜ぶ生き物だからである。

自分が適切な処置をしたから快適なシステムになったと考えるよりも、
大切に想っているものが自分の想いに応えてくれた、という幻想の方をより嬉しいと受け止めることができるからだ。

機械や道具に命が宿るのは、人がそう切望しているからに他ならない。
そうして接するうちに、もしかすると、本当に命が宿るのかもしれない。
太鼓から連綿と語り継がれる物語が、そう言っている。ような気がする。

では。
生命とは何か。

それを語る機会を与えられたのは、真田志郎であった。



ということで、やーっぱ長くなっちゃったね、9話。^^;
次も、たぶん続きます。

『2199』第3章 ネタバレ有り 感想☆1 ☆2(7話) ☆3(8話) ☆4(9話-1)

テーマ : アニメ - ジャンル : アニメ・コミック

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