大島紬と「朱龍哭く」

2013/07/19 19:04

少し前のことになりますが、銀座で大島紬のお店に入る機会がありました。
時間をつぶすためにふらふらしていたのですが、ウインドウに飾ってあった反物を眺めていたらお店の方が声をかけてくださいました。
ワタシは着物にはほとんど興味がありませんし、たとえあったとしてもとてもホイホイ買えるようなお値段じゃないことはワタシだって存じていましたし。
でも、お店の方が「ご覧になるだけでもどうぞ」と仰ってくださったので、友人とふたり見せていただいたというわけです。

いやー、本物は違いますね。
素敵でしたよー。

詳しいことはわかりませんが、大島紬っていうのは糸の段階で模様を染めて、あの細かい柄がずれないように織り込んでいくわけでしょう? つまり、書いた絵を糸を織ることで再生するってことなんじゃないのかと思っているんですが、一体どれだけの技術がそこにあるのかと思ったら何だか嬉しくなっちゃいましたよ。

(笑)
そう、たぶんワタシは「技術」が好きなんですよね。
「芸術」とか「創作」とか「美しさ」や「独自性」よりも、「技術」という言葉に惹かれるんです。
これはもう単なるワタシの趣味でしかありませんから、どっちが良いとか上位にあるとか、そういう事ではありませんし、区別できるものでもないのかもしれませんが。

時代劇大好きなくせに、着物の柄なんて全く興味がなくてほとんど知りません。←単なる知識の欠如か?
キレイなおべべを見ても、どうやって作ったんだろうとか、どうやって保存したんだろうとか、この色はどうやって作るんだろうとか、そういう事にばかり関心があり、肝心の「美しさ」は実は二の次三の次だったりします。

だから、この時も、お店の方と熱心に語り合う友人を横目に見ながら、ワタシはそこに加わりもせずぼけーっと見ていただけなんですけどね。

でも、やはり本物は違うなあと思ったのは、こうして時間が過ぎてからも、あの時に心惹かれた白い反物は忘れられないでいるからなんですよね。

夏だったためか、白い生地がいくつかありまして、近づいて見るとちゃんと細かい柄が入ってるんですよね。
昔ながらの模様なのかもしれませんが、幾何学模様のようでもありました。今風な柄物もありましたし。(って、その区別もワタシは教えていただかなきゃ分からないんですけどね・苦笑)

なのに、紬っていうのは遊び着で正装としては使えないんだそうですね。
あれだけの手間がかかっていて、あれだけのお値段で、ですよ?
いや、それが「粋」ってヤツなんですかね。

ワタシも結婚するときに大島紬のお着物を伯母が作ってくれたんですが、一度も袖を通してません(滝汗)
ワタシは長身なので、といっても170cmほどですけど、手が長いので絶対裄が足りなくなるし、怒り肩で衣紋掛けみたいになっちゃうし、その上、着物の所作ってものを知らないから着てもみっともなくてねー。若い子ならそれでもまあ許されるけど、40代半ばも過ぎてそれってみっともなさすぎなもんで。
でも、確かに勿体ないわな。いつか一度くらいは袖を通す機会を作ろう。^.^;

というわけで、良い目の保養をさせていただいたな、と思う次第です。

ちなみに伺ったお店はこちら。
 銀座 もとじ


ところで、読んだ本の中にこの友人によく似た女性が出てきたので、併せてご紹介(笑)

 

朱龍哭く 弁天観音よろず始末記朱龍哭く 弁天観音よろず始末記
(2012/02/21)
西條 奈加

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西條奈加さんの著作では、「金春屋ゴメス」が好きでして、是非、シリーズ化していただきたいものだと思っています。
現代の日本に「江戸国」があり、鎖国政策を敷いているという設定で、おいおい銀魂か? とまず思ったんですけど、しっかり時代小説で大変面白かったです。

こちらは正真正銘の時代小説。確か江戸末期の設定だったと思いますが、普段時代小説を読まない方でもあまり抵抗なく読めるのではないかと思います。ワタシは入り口2ページが読みにくくて、このページだけ3,4回読み返しちゃいましたけど(笑)、あとはスイスイ読めました。

彼女の作品は登場人物が曲者揃いで、面白いんですよ。キャラたってます。お気に入りキャラもいるので、こちらもシリーズ化してもらえないかと思ってます。


さて、週末はがっっつり仕事です。今日はのんびりとお絵描きしてましけど(笑)
明日はあんまり暑くないといいんだけどな。

皆様も、熱中症にはお気をつけて。^^

テーマ : 読んだ本。 - ジャンル : 本・雑誌

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コメント

No title

私も和装を着ると、裄が足りずに手首がにゅっと出てしまいます。
身長と手の長さのバランスが悪いんです(笑)
ただ、高い場所の物を取るには便利なのですけどね。

と、言った事もあり、母の着物も貰わず、
自分の着物も誂えてはおりませぬ。
ふと、「日本人として(体格が)規格外なのだろうか」とも思ってしまいました。

「技術」も「芸術」もどちらも好きです。
これは表裏一体だと思っています。
その人ならではの技術だからこそ、芸術性が存在すると。

| 2013/07/19 |  21:56 | koo #74deeMv2 |  URL | 編集 |

絵面で言うと

ポトスちゃんは和服が似合いそうだけどね〜〜?
いわゆる平均的な和装美人っていうんじゃなくて、長身とか顔立ちとかが奇麗だから、外国人にウケるタイプの現代的着物美人になりそうだと思います。

| 2013/07/20 |  20:49 | ERI #lObU7GmY |  URL | 編集 |

同志規格外(笑)

☆koo様

 こんばんは~いらっさいませ。

> 私も和装を着ると、裄が足りずに手首がにゅっと出てしまいます。
> 身長と手の長さのバランスが悪いんです(笑)

 た、確かにkooさんてそこまで長身じゃないですよねー?
 気が付きませんでした。
 
 ま、手が長いために「にゅっ」と手首がでるのは和装に限ったことじゃありませんけどね(苦笑)
 近頃は若者の体格が良くなった為か、裄の長いシャツ等々結構ありますが、やはりスーツや礼装となると、サイズが合うモノを探すのはなかなか苦労だったりしますし、大体リーズナブルなお値段じゃないんですよねー^^;

> ただ、高い場所の物を取るには便利なのですけどね。

 職場でも背の高いワタシはある意味重宝されている(ハズ)んですが、我が家では一番ちっさいですw
 なので「執って貰う側」ってのを、ようやく体験しております(笑)

> 「技術」も「芸術」もどちらも好きです。
> これは表裏一体だと思っています。
> その人ならではの技術だからこそ、芸術性が存在すると。

 仰ることわかります。芸術は高い技術に支えられているからこそ表現できるものですもんね。
 …考えてみたんですが、ワタシは「技術」そのものにも、あまり興味がないのかもしれません。
 技術を持つ人に興味があるのかも?

| 2013/07/21 |  00:16 | ポトス #Kyq53.yY |  URL | 編集 |

Re: 絵面で言うと

☆ERI様

 こんばんは~いらっさいませ~。

> ポトスちゃんは和服が似合いそうだけどね〜〜?

 およよ。びっくりな発言でがす。

> いわゆる平均的な和装美人っていうんじゃなくて、長身とか顔立ちとかが奇麗だから、外国人にウケるタイプの現代的着物美人になりそうだと思います。

 あ、成る程。美人かどうかは別として(笑)
 うん十年前の結婚式で、綿帽子かぶった白無垢よりも、色打ち掛けに角隠し、のが断然似合っていた。
 清楚な白いドレスより、赤&黒のど派手な色ドレスのが評判良かった。

 和装というと、自分的には楚々とした風情というのが理想というか好きなんですけど、
 たぶんワタシには「どーん、ばーん!」ってな柄の方が似合うんだと思います。
 で、それを「キレイ」に見せるためには、やっぱ所作なんでしょーね。
 うん、やっぱ無理ら。

 …学ランなら似合いまっせ、ワタシ(笑)

 ERIさんはお着物似合うでしょーね♪ でも、ドレスのがもっと似合うかも~♪

| 2013/07/21 |  00:22 | ポトス #Kyq53.yY |  URL | 編集 |

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