貴方を選んだ理由

2013/11/09 01:28

過日、親の結婚記念日だった。
母の存命中、父がこの日を覚えている様子は全くみられなかったが、最近は覚えているらしく、墓前に花を飾ってくれと頼まれた。
母さんは驚くだろう。

以前、母に聞いた事があった。
父を選んだ理由を、だ。

両親はあの時代の常であるように見合い結婚だ。
「見合いはいいぞ。結婚してから恋愛するからな」
と照れもせずに言ったのは父だったので、実際その通りだったのだろうと思う。

子どものワタシから見た両親は、余所よりも特に仲がよいという事もなく、ごく普通の夫婦だった。
父は「父さんは母さんを愛してるからな」と冗談混じりに(というか、聞く方は完全に冗談だと思っていた)言っていた事もあるが、それも娘が大人になってからの話だ。

ワタシの記憶に残る夫婦喧嘩というのは数回しかないが、まあ愚痴は聞かなかったとは言わないから、それなりに不満もあったに違いない。
どこにでもいるような夫婦だった。


何故父を結婚相手に選んだのか。

母の答えは
「この人となら、一生笑って過ごせると思ったから」だ。

う~ん、ナルホド。
話し好き(説教好きとも言う)で、一本気で、責任感の強いけれど案外小心者な父だが、若い頃の写真を見ると大変スカした兄ちゃんだ(笑)
どこを見てそう思ったのか良くわからないが、家族を守るために一生懸命働く昭和な男だったことは間違いない。


で、この際なので、父にも聞いてみた。
「母さんはとても苦労をしてきた人だったから、この人なら俺のワガママもきいてくれるかなと思った」
んだそうだ。

答えを聞いた娘三人開いた口がふさがらなかった。
まあ、いいけどね。

結果として、両親の選択は間違っていなかったのだと思う。

仕事一本やりで家事など全くしたことのなかった父だったが、母の具合が悪くなってからの献身ぶりは、介護職についていた妹が感心していたくらいだったのだから。


最近、思う。

運命の相手と出会う事も素敵だけど、運命の人になるのも素敵じゃないかと。
長い人生を傍らにあり、良いときも悪いときをも一緒に過ごし、人は「唯一人の人」になるのではなかろうか。

写真の中で笑う母を見ながら、あの「宇宙人」な夫と添い遂げる事をワタシのライフワークにするのも悪くない、と思った。

よもやま  | コメント : 6  | トラックバック : 0 |

コメント

前の記事とまとめたコメントで失礼m(_ _)m

「宇宙人」な旦那さまを選んだ理由は?
ってツッコミしたら困りますか?(笑)

しかし、ヤマトブログを書かれている方々、ノロケ話をする方が多い印象がありますね。
ポトスさんはよくノロケてますし、しっかり運命の人だと思いますよ!
↑自覚ありますか?

ところで、神在月。
神在月と聞くと島根自虐カレンダーの
「Uターンしてくるのは神様ばかり」を思い出しました(笑)。
のどかでいいところだと思いますけど、瀬戸内海側の人間には気候が違いすぎて寒くて暮らせないかも…(出雲弁もわからんです)
私は広島でも寒いと思ってますから(笑)。

| 2013/11/12 |  16:57 | ヤッホ #- |  URL | 編集 |

No title

恋愛→結婚、というコースが人類普遍の原理だと思われるようになったのはつい30~40年くらい前なんですよね。
その前はお見合い結婚が主流。
つまり、結婚→ときには恋愛。
というコースのほうが一般的だったんですよね。

旧作のヤマトが放送された1970年代でさえ男の子が恋愛に興味を持っているというのは軟弱の証みたいなものだったような気がします。
だから旧作ヤマトでは森雪くらいしか女性が登場しない。
時代は様変わり。
2199では遥か宇宙のかなたまで地球を救いに行く男たちにも恋愛は必須アイテムになりました。

愛は宇宙を救う!
宇宙人を大切にしてあげてください。
たぶんそれが地球に住む全ての男性の願いです(笑)

| 2013/11/12 |  21:11 | 高木一優 #HU2cL6Jg |  URL | 編集 |

いえいえ、お気になさらず^^

☆ヤッホ様

 こんにちは! 急に寒くなりましたね。

> 「宇宙人」な旦那さまを選んだ理由は?
> ってツッコミしたら困りますか?(笑)

 わははははは。
 実は、記事を書きながら自分でもそれ考えていたんですけど、????だったんですよ。
 まさかツッコム方がいらっしゃるとは、思って…いなかったわけでは…(笑)

> しかし、ヤマトブログを書かれている方々、ノロケ話をする方が多い印象がありますね。
> ポトスさんはよくノロケてますし、しっかり運命の人だと思いますよ!
> ↑自覚ありますか?

 ひょえっ。の、のろけですか?
 うーん、放っておいても愚痴はいくらでも貯まりますからねえ、
 どうせならイイコトを書き留めておいた方が、後々のためにも…なんて?
 しょーのないやつめ、と付き合ってやってくださいねー!


> ところで、神在月。
> 神在月と聞くと島根自虐カレンダーの
> 「Uターンしてくるのは神様ばかり」を思い出しました(笑)。

 ええええ! そんなカレンダーがあるんですか!
 でも、爆笑モノです! 欲しい、そのカレンダー!(笑)

 島根って自虐ネタ好きなんですね…ぷぷぷぷ。

> のどかでいいところだと思いますけど、瀬戸内海側の人間には気候が違いすぎて寒くて暮らせないかも…(出雲弁もわからんです)
> 私は広島でも寒いと思ってますから(笑)。

 あー、確かに。太平洋側で育った人間には、あの冬は中々やっかいだと思いますよ。
 寒い、ってほど寒くはないんですよ。
 曇っているため放射冷却もないので、朝の冷え込みもないですしね。
 ただし、最低気温と最高気温の温度差が1°とか普通ですけど。^^;

 出雲弁は山陰の東北と言われるような方言なので、ワタシはかえって馴染みやすかったかな~。
 それよりも、広島と山口と岡山の違いがわかりませんです!

| 2013/11/14 |  19:55 | ポトス #Kyq53.yY |  URL | 編集 |

Re:

☆高木一優様

 こんにちは~随分寒くなりましたね。

> 恋愛→結婚、というコースが人類普遍の原理だと思われるようになったのはつい30~40年くらい前なんですよね。

 「人類普遍の原理だと思われるようになった」という言葉に思わず、激しく頷いてしまいました。
 現状で「常識」と思われている事って、案外根が浅かったりするものですね。
 「結婚」という形式自体だって長い歴史の中では新しい「常識」ですよね。

> その前はお見合い結婚が主流。
> つまり、結婚→ときには恋愛。

 なるほど、確かに恋愛してなくても結婚はできるかも。
 現在では「愛のない結婚なんて」と非難されそうですが、でも、それでも一緒に暮らしていけるだけの知恵を身につけていたんだろうなと思ったりするんです。
 大体、「食べていくのに必死」という状態じゃなくなった今の時代が、人類の歴史の中では極めて珍しい状態なんでしょうから。

> 旧作のヤマトが放送された1970年代でさえ男の子が恋愛に興味を持っているというのは軟弱の証みたいなものだったような気がします。

 ああ、そう言われてみればそうなのかも、と忘れていたことを思い出した気分です。
 「女の子」に興味がなかったとは思いませんが、「恋愛」にあからさまに興味を持っている男子というのは、確かに少なかったような気はします。恋より友情、というのが男子のデフォルトなのかと思っていましたが、それさえも時代に作られたイメージなのかもしれませんねー。

> 愛は宇宙を救う!
> 宇宙人を大切にしてあげてください。
> たぶんそれが地球に住む全ての男性の願いです(笑)

 誰かーがそれをーやらねーばならぬー期待ーの人がワタシならば!(笑)

| 2013/11/14 |  23:07 | ポトス #Kyq53.yY |  URL | 編集 |

No title

遠方なので両親に任せることになりましたが、
叔父が亡くなりました。先に知らせてくれないので、
いま葬儀の帰りなんていうところから知ることになり。

この記事を読み返し、
なんだか泣けました。

ありがとうございます。
この記事は、いい~記事です。
(機関長ふうに)

| 2013/11/24 |  18:34 | 勘助 #- |  URL | 編集 |

Re: コメントありがとうございます

☆勘助様

 こんにちは、寒くなりましたね。

> 遠方なので両親に任せることになりましたが、
> 叔父が亡くなりました。先に知らせてくれないので、
> いま葬儀の帰りなんていうところから知ることになり。

 ご愁傷様でした。
 自分がこの年齢になるとお別れが増え、とても淋しいですね。
 距離や関係が近ければ近いなりに、遠ければ遠いなりに、故人への思いは尽きないものだと思います。

> この記事を読み返し、
> なんだか泣けました。
>
> ありがとうございます。
> この記事は、いい~記事です。
> (機関長ふうに)

 こちらこそ、そんな風に仰っていただけて感謝です。
 何かしら、同じような思いを抱いていただけたのなら、とても嬉しく思います。

 叔父様のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
 勘助さん、お元気出してくださいね。

| 2013/11/26 |  17:00 | ポトス #Kyq53.yY |  URL | 編集 |

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する