「軍師官兵衛」第2回感想

2014/01/13 00:23

軍師官兵衛 第2回 忘れえぬ初恋 2014.01.12 NHK 放送

いくらピュアな気持ちでといっても、やはり16歳は無理があるぞ、岡田君。
もっとも、16歳だと思わなければ全然気にならないけど。
というか、16歳だということを忘れて見てたけど、違和感なかった。

元服し、小寺政職(こでらまさもと・片岡鶴太郎)の近習となった官兵衛。
もちろん、体の良い人質であることは承知の上ではあるが、たとえそうであっても不幸なだけでは無いと官兵衛は幼なじみであるおたつ(南沢奈央)に言う。
自分の母もそうであった─つまり、人質として嫁いできたが、父は母を愛していたし、家臣も母を慕っていた。短い人生ではあったが、母の人生は幸せであったはず、と。

これは、小寺の妻お紺(高岡早紀)が側女の元に通う夫をみつつ自分は人質だから、と言った事をも含んでのことなのだが、なるほどね-、おたつが人質代わりに嫁に行く決意をさせる伏線になっていたとは思わなんだ。

短い時間の中で、限られた登場人物によって物語を構成しなければならない以上、その仕掛けには工夫がいるのだな~としみじみ思うが、官兵衛を彩る綾糸の一本として上手い使い方だなぁと思った。

今回はこの初恋との決別がメインである。
だが、ただの失恋話ではなく、そこには「武士」としての一歩を踏み出すための子ども時代との決別という意味合いが込められている。

だから、官兵衛は初陣を飾るのだ。

今回、ワタシが一番印象に残ったのは、官兵衛が初陣で敵の作戦を読んだという才能の一角をみせたことではなく、
戦場でたくさんの屍を呆然と見つめていたシーンである。
彼は、あそこで何を思っていたのだろう。

初陣として臨んだ、戦場。
戦の終わった、戦場。

子どもの頃から慣れ親しんだ、抜け道さえも知っている、場所。
そこに横たわる人間の身体。

画面の絵としては、ちょいキレイすぎるというか、作り物感はぬぐえないものの、
父(柴田恭兵)に行くぞ、と声をかけられるまで、呆然とする官兵衛が印象的だった。

父も、仲間も、誰も陳腐な言葉を彼にかけることはなかった。
官兵衛さえも、何も言葉にしなかった。

だから、ああこれが官兵衛の武士としての原点となるのだな、と素直に思えた。


絶賛するほど面白かったわけでも、見応えがあったわけでもない。
残念ながら。
けれど、彼の「核」となる一部分を静かに描いていた、とワタシは思った。

そういえば、これから「孫子の兵法」がああやって出てくるんだろうか。
続いたら、図書館で借りて読んでみようかな、くらいは思うかも知れない。
(笑)


「軍師官兵衛」感想
 第1回

テーマ : 大河ドラマ - ジャンル : テレビ・ラジオ

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