料理を嫌いだと思った時

2014/03/24 01:58

ふと、思い出した。

ワタシは家事の中で料理が一番キライで、代わってもらえるモノなら喜んでお譲りして差し上げようと思うくらいだが、
生まれつき「料理なんてキライだ」と思っていたわけでもない。

大体、女の子が料理を嫌いだと言うのはちょっと勇気がいる時代だったというか、
女の土俵を降りるに等しい所行ではある事は承知していたので口にし難かった、というのも一因だろうけど、
「作るよりは片付けの方が好きだな~」と思っていた程度だった。
小学生の頃はお菓子作りとかもそれなりに挑戦したこともあったし。

そんなワタシが明確に「料理なんてキライだ」と思ったのはあれがきっかけだったと思う。
母の一言だ。

明確な年齢は覚えていないが、その日母は忙しかった。
内職でミシンを踏んでいたので、たぶん納品日近くで慌てていたのだろう。
それはワタシの目にも明らかだったので、今日くらいはワタシがご飯を作らねばなるまい、と長女の身として思っていたのだ。
が、生来の怠け者であるワタシは「もうちょっと」と心の中で言い訳しつつ、中々腰をあげなかった。
たぶん、本を読んでいたのだと思うけど。

で、母が姿を現した。
「今日はワタシが作ろうか」と声をかけるつもりだったワタシを母は素通りし、妹に「作って」と頼んだのだ。

ワタシはまだ声も上げていなかったので、そんな心積もりがあったことなど知らない母は、まあいつも通り嫌な顔をしないで作ってくれる妹に声をかけたわけだ。それに、妹ならひとりで何かしら作れたろうし。つまり、ワタシはたぶん母にいちいち判断を仰がなきゃ何も作れなかったので。

忙しい母の判断はどこも間違ってはいない。

だが、ワタシの自尊感情はいたく傷ついてしまったのだよ、諸君(笑)

お前なんか全然当てにしてないよ。
お前にはどうせできないでしょう。
頼んでも、すぐに動かないしね。

なんて一言も言われた事はないんだけど。
でも、ワタシは思ってしまったのだ。

「もう二度と、絶対料理なんてしない! 手伝わない! 料理なんて大嫌いだ!!」と。

(^_^;)
まさに、ただの逆恨み。
でも、実際結婚するまで実家ではほとんど手伝った事無かった。

どうせいざって時に頼りにするのは妹なんでしょ?
ワタシじゃ無くたっていいんでしょ?
なら、イヤ。

と、ずうううううううっと心の中で思ってた。
できない事を笑われるのも嫌なものだが、必要とされていないと思い込むのも案外傷付くモノなのだな。

たぶん、母は自分がそんなことを言ったこと自体覚えていなかったろうし、
たとえ覚えていたとしても、それがワタシを傷つけたとは夢にも思わなかったろう。
当たり前だと、今のワタシは思うけど、まあお子ちゃまはそう思わなかったわけよ。

まあ、あまり料理を好きじゃなかったというか、
たぶん、食べると言うことにあまり執着していないのだと思う。
美味しいものを食べれば嬉しい、美味しいとは思うけれど、美味しいものを食べたい! とはあまり思わないから。
お腹がくちくなればそれでオッケーみたいなとこがあって、逆に何食べても粗方美味しいと思っちゃうというか。
あー、味覚が鈍いのかもしれないですね。

今もそのことで料理がキライだと言っているわけじゃありませんし、
キライならキライなりのつきあい方ってのがあると思えるようになりましたけど。

自尊感情…というよりも、
人から必要とされたい、という思いは、案外人間の力の源に近いモノなんじゃないかと思ったのでした。

よもやま  | コメント : 2  | トラックバック : 0 |

コメント

予想通りワタシが出てきましたよーw

反応すると思った?w思ったでしょ?w

まあ、端から見りゃ些細でも、本人にとっては大問題、というのは良くあることですわね。

私は図々しいので、早々に「料理なんか嫌い、時間の無駄」と公言して憚らないのでありますが、まだ良心の呵責を持っているポトスちゃんはエラいですヨ。

私の場合は母じゃなく、婚家で料理の件でいじめられたのが料理嫌いの発端だったんで、逆恨みにしても根がドロドロしてるんですが、私みたいに他人にいじめられたっていうのが原因なら「だから大嫌いなのさ」と胸張って言える(w)。

だけど、ポトスちゃんの場合は、もうその件で文句も言えないお母様からの一言…だから、切ないんですよね……(^^;)

ま、料理できなくたって、キミが必要だ、って思ってくれる人が居れば、それでいいんじゃないですか。ウン。笑。

| 2014/03/24 |  23:43 | 某E #lObU7GmY |  URL | 編集 |

ご登場に笑ったです(笑)

☆某E様


わはははは! いらっしゃいませ、お久しぶりです。^^


> まあ、端から見りゃ些細でも、本人にとっては大問題、というのは良くあることですわね。

 そうそう、ホント周りから見たら些細なこと!

> 私は図々しいので、早々に「料理なんか嫌い、時間の無駄」と公言して憚らないのでありますが、まだ良心の呵責を持っているポトスちゃんはエラいですヨ。

 んにゃ。呵責を持っていた時期もありましたが、現在はどこかへ置き忘れてきた模様。
 (笑)

> 私の場合は母じゃなく、婚家で料理の件でいじめられたのが料理嫌いの発端

 ああ、言葉も無いっす。(>_<。)
 でも、ねーさんの多才さを思えば、それで料理が嫌いになっちゃったてのはとってもとっても勿体なかったですよねー。

> だけど、ポトスちゃんの場合は、もうその件で文句も言えないお母様からの一言…だから、切ないんですよね……(^^;)
>
> ま、料理できなくたって、キミが必要だ、って思ってくれる人が居れば、それでいいんじゃないですか。ウン。笑。

 そうそう、たぶん母だって言った時点で忘れてると思う(笑)
 今思えばあれば明確な「キライ」「もうやらないっ」って感情の発現だったなーってだけで、
 もう今じゃ切なくはないですよん。
 大体、今じゃ自分で作って「今日の○○旨くね?」と自画自賛した上に共感を強制してるんで(笑)

 それにね、夫とか見てると「食べる」事が好きな人は、本来料理に向いているんだろうなぁと思う。
 自分で美味しいモノが食べたいから工夫するでしょ。
 ワタシは下手したら味見するの忘れるから(笑)


 ただねー、人から「お前は必要ない」ってメッセージを受けるのってツラいよな、って思って、
 案外それが発端でキライになっちゃう事柄ってあるんじゃないのかな、とか思っちゃいましたさ。
 ねーさんの仰る通り、必要だって思ってくれる人がいればそれで良し、ってことですよね。^^

| 2014/03/25 |  18:42 | ポトス #Kyq53.yY |  URL | 編集 |

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する