IL DEVU と N響・グザヴィエ・ドゥ・メストレ

2014/04/30 18:41

GWが始まりましたねー。いかがお過ごしでしょうか。
ワタシは特に変わったこともなく、普段通りに仕事したりまったりしたりしてます。

4/29は朝からクラシック三昧? でした。

BSプレミアムのクラシック倶楽部(6:00~6:55)でIL DEVUリサイタルの再放送がありました。
勿論、ワタシは録画しましたが、これ前以てここに書いておいたらもしかたらどなたかご覧になってくださったかも、と後悔しております。

このリサイタルは2012年4月日にハクジュホールで行われたものです。
ワタシは聴きに行っていませんでしたので、とても楽しみでした。

TVやラジオの放送だと、録音に限界があるのでどうしても「うう、もったいない」と思ってしまうのですが、
これはコンサートホールのリサイタルを収録したものなので、その点嬉しいです。

曲目はコンサートでおなじみになったものや、CDに収録されているモノが多いのですが、初めて聴く曲もありました。
ワタシは宗教曲というかミサ曲がわりと好きで、キングスシンガースのバードのミサとか好きなんです。
カウンターテナーなんかは同じ音域を歌っていても女性の声とは質感が違っていて魅力的だと思います。
そういう声の持つ透明な響きとそれを支える低音のアンサンブルがとても好きなんですが、
IL DEVUが歌うとまた違った魅力がありますねぇ。
豊穣を祝うような安定した豊かな響きのようなものでしょうか。
いや、素敵♪

ワタシがクラシックを聴くようになったのはここ数年なんですが、自分の嗜好が思っていたものと違っていたのには驚きました。
ワタシ、管楽器が好きだと思っていたんですが、どうやら弦楽器が好きみたいです。
聞いていて、胸がどきどきしたり、とても幸せな気持ちになったりするのは、弦楽器が多いようで。
一緒に行ってくれるオトモダチが、ワタシが何も知らないど素人だということを笑いも苦にもせず、いろいろと聞かせてくれる話もとても興味深いです。

ワタシは本が好きですが、自分が面白いと思った本を万人が面白いと思うとは考えていません。
自分の子供相手に失敗して、そういうモノなのだと得心しました。
ですから、その人の人柄や嗜好、普段どういうモノを好んで読んでいるのかというのを知り、それに沿った案内ができるようになるといいなぁと思っているのですが、なかなか難しいですね。

この音楽好きのオトモダチはそういう事をさらりとしてくださるわけです。
こうしてワタシ好みの演奏会を教えてもらえるのは、大変幸運なこと思います。

響きが豊かで、少し低めの音が好み。
と、ワタシの嗜好を教えてもらいました。
勿論、それだけ案内はできませんから、もっと言葉にしないあれこれがあるわけですが、
中でも「一目で恋に落ちた」とでも表現したくなるアーティストがグザヴィエ・ドゥ・メストレというハープ奏者です。

「ハープの貴公子」と称えられる方なので、イケメンの部類に入るのだとは思いますが、ワタシは正直お顔はどーでもよろしいというか、ワタシの好みはまあ・・・なので(笑)
「一目で恋に落ちた」というのは、「一曲聴いて大ファンになった」という意味です。
そういう意味では、IL DEVUもご同類なんですけどね。^^

この人の出現でハープの常識(可能性)が変わったと言われていると聞きましたが、
ワタシは他のハーピストを知らないので、彼がどれだけ凄いのかは実際の所はわかりません。
ですが、一曲聴いて心を掴まれたというか、彼がハープを奏でると、音が光の粒となってその手からこぼれ落ちて会場を埋め尽くすような心地良さがあるんです。
ワタシには彼のどの辺が超絶技巧なのかさっぱり分かりませんが(^^;)、演奏を聴くと幸せな気持ちになれる大好きなアーティストです。

でも、去年は来日しなかったんですよねー。
とても残念に思っていたのですが、今年はばっちり。昨年の分もあわせて2回聴きに行っちゃいました。

2014年04月22日(火) 王子ホール(19時開演)
Mojca Erdmann (soprano) & Xavie de maistre (Harp)

モイツァ・エルトマン&グザヴィエ・ドゥ・メストレと読みます。
ちなみに、ワタシは読めませんでした(笑)

あら、今日もオペラシティでコンサートやってるんですね。

この歌姫がまた素敵でしたね。
ワタシはまだそんなに彼の演奏を聴いているわけではないので、ああ、こういう演奏もあるんだ~♪ という気持ちよさがありました。
この二人でレコーディングしないのかしらん。

2012年ですが、メストレのインタビュー記事がありましたのでよろしければ。
 CDjournal ハープの貴公子が誘うベネツィアの夜

あ、CDは買いました。
 モーツァルト協奏曲集
で、予習しました。

次に行ったのはこちら。

2014年04月29日(火)15:30
N響オーチャード定期 第79回
 指揮 アンドルー・マンゼ
 ハープ グザヴィエ・ドゥ・メストレ

実はワタシN響さん、ほぼ初めてです。
まだ20代前半の頃、職場の福利厚生で地方の演奏会を聞いたことがないわけじゃないんですが。
それまで、全くクラシックなど縁の無かったワタシはオツキアイで行ったに過ぎないんですけど、あ、生で聞くといいじゃんクラシック、と思ったことだけ覚えてます(笑)
それ以来、ってことです。

席は左側の3階。音が良く、ステージがよく見える良い席でした。
ただ、張り出した一番前の席だったので、手すりがちょいとお邪魔。^^;
ちょーどハープが見えない位置にあり、姿勢をずらして見てました(笑)

N響さん、最初の音から引き込まれたのはいつぞやのグザヴィエと同じでした。

エルガー: 序奏とアレグロ 作品47

ワン、と音が鳴ってぐっと引き込まれて、後はずっとドキドキしながら聞いてたんです。
ワタシは勿論初めて聞いたんですが、弦楽四重奏と弦楽オーケストラという編成の曲でした。
弦楽四重奏は、最初は歌声かと思っちゃうくらいの音色がとても素敵でした。
弦楽オーケストラもとにかく音が良く鳴って、素晴らしいの。
うわーやっぱり弦楽好きだわ、ワタシ。*^^*

モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調K.459

こちらはワタシでも聞いた事のあるおなじみの曲でしたが、独奏ピアノ・パートをハープで演奏するのです。
CDにも収録されているので、聞いてみてください。

ワタシは初めて彼の演奏を聴いた時に、あまりにピアノの音に似ているので、ああピアノってホントに弦楽器なんだ~! と思ったのですが、彼のハープは本当に素晴らしい。
あの大きなオーチャードホールが彼の音でいっぱいになっていく。
これが、とにかく気持ち良い。

ハープはこれだけなので、この後アンコール。

F.ゴドフロワ作曲:「ベニスの謝肉祭」作品番号184より抜粋 

これもね、素敵でしたよ。
もっとずっと聞いていたいという気持ちにさせてくれます。

この後休憩を挟んで、最後の曲はなんと。

ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」

有名な曲なので、ワタシでも聞いた事くらいはあります(笑)
指揮者によって全く違った演奏になるようなのですが、残念ながらワタシにはそこまでわかりません。
ですが、とにかくこれも気持ちの良い演奏で終わってしまうのが残念なくらい。

ワタシのような素人には、どこがどう良くてどこがどう良くなかったのか、そういう事がわかる耳も知識も持っていませんから、とにかく「自分的に良かったか」が最大にして唯一の判断基準なわけです。
どんなエライ評論家が「良い」と評価しても、ワタシにはあまり関係ないというか。
でも良くない演奏を聴いて感動することは考えられないというか、それなりに良いモノの数を聴いていれば理由はわからなくても「良くないもの」はわかるようになるようで、(骨董や絵画の鑑定もそういうものらしいですね。たくさんのホンモノを見ることで「鑑る目」が培われるそうです)自分ではさっぱりわかりませんが、良い演奏という括りの上に、自分の好きな演奏というものがあるみたいです。

繰り返しますが、どこがどう良かったのかさっっっっぱりわかりませんが、この演奏会はとても素晴らしい素敵な演奏会でした。
そういう演奏家と同時代に生きていること。
そういう演奏を聴くことのできる環境にあったこと。
ワタシはなんて幸せ者なんだろうと思いました。

音楽でも、美術でも、工芸でも、文学でも。
ああ、出逢えて良かったなあと思えるものにたくさん出会える事ができたら幸せだと思います。

素敵な連休になるといいですね。^^

テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

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