「2199」のテーマは。

2014/12/21 15:53

ヤマト切り絵25_真田志郎
 ヤマト切り絵25_真田志郎


オリジナルヤマトの真田さんは、科学への警鐘という役割を担っていたと思いますが、
「2199」の真田志郎はそうではありませんね。

「親友古代守を死地へ追いやったという葛藤を抱えている」という共通したエピソードも、
オリジナルヤマトでは「ゆきかぜを帰って来られるまでに整備できなかった」という苦悩として抱え、
「2199」では、「陽動作戦である事を親友に告げることのできない臆病者」という苦悩として描かれています。

初めての波動砲使用にあたって浮遊大陸が消滅してしまったことに対して真田は苦言を呈していますが、
オリジナルヤマトと2199では、意味合いが少しばかり変わってきます。
オリジナルヤマトでは、「使いこなせない技術への恐れ」という意味合いで使われるのに対し、
2199では、「戦い方の警鐘」としての意味合いが強く感じられます。

これは、2199のテーマが「人間関係」に置かれているためだと考えます。
オリジナルヤマトのテーマが「愛」であったのに対し、
2199は「信頼」を描いている。

これを矮小化として捉えるかどうかは好みの問題としていいように思います。
大きなテーマを扱ったものが、より優れた物語であるとは限らないからです。

ただ、オリジナルヤマトが存在せず、2199が最初に作られた問題であったなら、
きっとこういう描き方はされなかったのではなかろうかとは思います。

オリジナルヤマトがあったからこそ、描こうとしたテーマそのものを変化させた。
別に今時「愛」を歌うのは野暮ったいということではないと思います。
ワンピースという優れた作品が「仲間」をテーマに生き生きと描かれているように、
選ばれたテーマとその物語が合致していれば、それは素晴らしい物語になる。

あの時代(戦後まだ30年程度)に「ヤマト」という艦を作り上げ、そこに「愛」というテーマを織り込み、
人類の存亡を懸けた冒険物語を描く。

時代と題材とテーマの一致という最強のカードが、あの熱狂を生んだ。
そんな風にワタシは思うのです。

だから、同じ物語を描こうとすればどうしても見劣りしてしまうのは仕方ないですね。
「信頼」というキーワードを使うのなら、それこそガミラス側の物語として描いてしまった方が面白かったかもしれません。
制作陣の「ガミラス愛」が大きいのではなく、テーマと合致する物語を作り上げるのに彼らの作り上げたガミラスは素晴らしく良くできていたということじゃないかと思います。

次々と新しい綺麗なアニメができる度に、ヤマトもリメイクしてくれないかなぁと思っていました。
今の技術で、同じ声優さんで、「描きかえて」くれないかな。
無邪気にもそんな風に思っていましたよ、ずっと。
でも、それじゃ作り替える意味はないですもんね。
得られるのはファンの自己満足と嵐のようなブーイング(笑)
だから、今回「2199」の制作陣が「ヤマト」という物語を新たに世に出した事に対して、ワタシは最大の敬意を表しているのです。

で、できあがったものに対して「面白いなぁ」と思う部分と「ちえっ」と思う部分が混在するわけで。
やっぱり「ヤマトが好きだなぁ」とか思ったりするわけです。

キャラクターデザインについては◎。
「2199」のお陰でカッコイイ真田志郎を描きたいという野望が実行に移せたんですから(笑)
(だって、ワタシのお粗末なお手々じゃねぇ…(。>0<。)ビェェン)
あ、エロ要素のついては不愉快だと繰り返しておきますが。

このblogを始めた頃は、まさかこんな風にヤマトをリアルタイムで語れるとは夢にも思っていなかった。
それだけでも、十分に嬉しい。
作られる前からの全否定はしたくないし、できあがった作品にあれこれ思い言葉にするのは我々の当然の権利だと思う。
賛否どちらにしても、自主規制的な雰囲気を強制されるのは真っ平だ(笑)

「星巡る方舟」はできればまた映画館で見たいし、ヤマ友さんたちとヤマトークもしたいよっ!
でも、年内はもう無理かなぁ。
ということで、ここではまだまだ語りますよん。ヨロシクですっ♪

TAG : 2199 切り絵 星巡る方舟

テーマ : 宇宙戦艦ヤマト2199 - ジャンル : アニメ・コミック

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