「花燃ゆ」第1回感想

2015/01/04 21:20

「花燃ゆ」第1回人結ぶ妹 NHK 2015.01.04(日)20時~

いやいやいやいや、面白かったわ。
めちゃくちゃ大河っぽくない!
(笑)

今年の大河は幕末、吉田松陰の妹・文の物語です。
 NHK公式HP「花燃ゆ」
新聞のテレビ欄には「幕末男子の育て方」とキャッチコピー付きでした。
なるほど! と大笑いしながら膝を打ったワタシです。

今年の大河で一番注目していたのが、ナレーションが池田秀一さんってとこでして。
どうなのよ~? じゃあ、来年は大塚明夫さんでお願いします☆って何度言った事か(笑)
聞いてみて、やっぱ、大河らしくない一因はこの人じゃないかと思うわ~
いえ、下手なわけじゃないです。
でもね~やっぱ、ザビ家かダイクン家の物語かと思っちゃったよ~~~(笑)
ま、次は慣れるでしょうね。
ぷぷぷ。

ええと、吉田松陰はご存知ですよね。
幕末の長州の思想家であり私塾・松下村塾の主宰者でございます。
幕末明治のエライ人たちはここ出身の人が多いですからね~。
その妹・文。
知りません。何にも知りません、ワタシ。
だからこれからがとっても楽しみですね。

この文を演じるのは井上真央ちゃんですが、子ども時代は山田萌々香ちゃんという子役ですが、この子、真央ちゃんとよく似てます。
ここまでそっくりにしなくても、と思うくらいよく似てる。
で、大河の子役の常として演技は良かったです。
極度の人見知り、という他人との線引きのぎこちなさがとても上手いと思いました。

松陰役は伊勢谷友介くんです。
彼「龍馬伝」の時に高杉晋作を演じていてこれがエライ格好良くその飄々とした様が似合っていたんですが、
今回の松陰もなかなか良いですね。^^
文に対する兄としての心遣いや、大沢たかおさん扮する小田村伊之介との出逢いの若々しさ、小父である玉木文之進とやりとり。面白く拝見しました。

大沢さんは、年上に見えましたけど。やっぱり貫禄ありますよね、彼は。
義母役のかたせ梨乃さんとのやりとりは、二人共に色気を感じたのは気のせいですかね?(笑)
存在感の大きさなんでしょうね。時にとても身体が大きく感じるくらいでした。

玉木文之進は確かに手の早い人だったみたいで、松陰はホントに殴られてアザだらけだったみたいですね。
ただ、そこにある「至誠」は本物だったようで、松陰の才能の開花に彼は一役買っているようです。
ただね、あの程度の「平手打ち」+「表に放り出す」は、たぶん割と良くあったんじゃないかと思います。
というのも、実はワタシがそうやって育ったから(笑)
アザになるほど殴られることはなかったけど、でも父親から拳固や平手打ちをもらうのは何度もあったし、夜庭に出されたことも1度や2度じゃなかったし。^^;
でもって、家族の誰も止めなかった。

これは、横暴な父親を誰も止められないということではなく、それを「仕方ないこと」だと思っているからです。
そうされる子どもに、そうする親に、それだけの理由があっての事だから致し方ない、ということです。
今だったら、どんな理由があろうとも間違いなく「虐待」に類するシーンだと思いますが、当時はそう思っていなかったし、ワタシは今でも虐待を受けたとは思っていません。

最近、思うんです。
ワタシは子ども達を自由に育てすぎた、と。
何でもありだったとは思わない。いけないことはいけない、とワタシなりの基準で育ててきました。
でも、こうしなさいという枠を当てはめたことはありませんでした。
自分の思うとおりに決めなさい、と言ってきたし思ってきた。
でもね。自由って案外キツいんですよね。
親が育てる時にそれなりに枠を決めてやるのは、ある意味親切なのかもしれないのです。
その枠が自分にあっていると思えば、子どもはその枠のように生きていくでしょう。
その枠が自分にあわないと思えば、子どもはその枠を蹴破ろうとするでしょう。
どうやって自分の生き方を決めたら良いのか、考えたら良いのかということを具体的に教えるために、
親がある程度の枠を示してやることは必要だったのかもしれない、と思うのです。
ああそうか。自由に育てすぎたということではなく、自分で考えるその方法を教えてこなかったんですね。
ワタシは親に小さい頃からある程度の枠を嵌められて育ちました。
それを素直に受け入れ、ある箇所でだけ違う道を選び、そして今があります。

250年続いた江戸の終わりのこの時代。
身分の縛りも、男女の縛りも、強固だったでしょう。
その中にも、時代に迫られて変わっていく人たちがいた。

ただ、ひたすら覚えさせられた孔子や孟子。そして礼儀。そして公という概念。
それを自分で考えたからこその吉田松陰なわけですが、素養がなければいくら彼といえど何も生まれてこなかったでしょう。
全員にその素養が必要ではないかもしれない。芽が出るのは一握りでしょう。
でも、誰に必要になるかはやってみなきゃわからないわけです。
やはり、誰もが教育を受ける権利はあるのです。
たとえ役に立たないと思った人がどれだけ多くても、それが役に立った人間が一握りいれば、ワタシ達が生きていく社会が運営され得るのです。
だから、教育を受け学ぶことが必要になるのです。

何故学ぶのか?
 その問いに、松陰は答えました。「己を磨くため」だと。
 伊之助が続けました。「己がすべきことを知る為に。この世の中の為に学ぶのだ」と。

それは、今でも違っていないと思います。
それが教育の根本なんじゃないかと、ワタシは今でも思っています。

幕末の長州の熱い空気感と共に、清々しい気持ちになりました。
それもこれも、文之進の「公のために生きろ」という強制力が引き金になっているわけで、
綺麗事だと思いつつも、これも一つの教育の形だと思えました。

惜しむらくは、この物語中、どことなくはかとなく「どこかで見た物語」という印象が拭えない点です。
幕末に於ける兄と妹の生き方という点では、幕府側を描いた「八重の桜」と対になっています。
その兄の親友との人生という点でも、かぶってますね。
「おにぎり」でオトコノコを育てるって、「ごちそうさん」かいと思ったし。
長崎の様子はまんま「龍馬伝」でしたし。
大河同士をリンクさせるのも一興だと思いますが、扱い方を間違えると二番煎じにしかなりません。
これからが腕の見せ所だと思います。

とにかく、大河らしくない大河。
これは評価の分かれるところだと思います。
ワタシはこの第1回面白かった。次回以降がどうなるのか楽しみです。

テーマ : 大河ドラマ - ジャンル : テレビ・ラジオ

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コメント

No title

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

この第1話、概ね、似たような感想になったようですね。はてさて今後は
どうなりますやら。

>この物語中、どことなくはかとなく「どこかで見た物語」という印象が拭えない
仰る通りですね。
女の子がいて兄がいて、その兄に親友が出来て……。八重と展開要素が被る、
という指摘が内部で無かったのかなー。
おまけに奥田瑛二が似たようなキャラだし(笑)。

「幕末男子の育て方」にはゲンナリするしかありませんが、でもどこかで期待は
捨てきれません。「やるやん」「まいった!」と思わせるぐらいになってくれる
ことを望みたいです。

| 2015/01/07 |  01:44 | tate #eB2Ku2DM |  URL | 編集 |

今年もよろしくお願いします

☆tate様

 いらっしゃいませ~今年もよろしくお願いしますね~^^

> この第1話、概ね、似たような感想になったようですね。はてさて今後は
> どうなりますやら。

 そうですね! ワタシこれは評価が分かれるだろうと思い、ドキドキしながらtateさんの記事を読ませていただきました(笑)

> 仰る通りですね。
> 女の子がいて兄がいて、その兄に親友が出来て……。八重と展開要素が被る、
> という指摘が内部で無かったのかなー。

 ですよね。第1回、思いっきりかぶっていたと思うんですけど…

> おまけに奥田瑛二が似たようなキャラだし(笑)。

 そうでしたね! すっかり忘れてましたが、原因のひとつがここにも(笑)
 八重の時は、佐久間象山でしたよね。あれも強烈でした☆

> 「幕末男子の育て方」にはゲンナリするしかありませんが、でもどこかで期待は
> 捨てきれません。「やるやん」「まいった!」と思わせるぐらいになってくれる
> ことを望みたいです。

 「幕末男子」という言い方にひっかかるモノはあるんですが、
 案外、男の子の育て方という意味ではお母さん達に気になるところかも? とか思ってます。
 でも、今日の歴史ヒストリアで「幕末のイケメン志士たち」という表現があって笑っちゃいました。
 土方は確かに二枚目だと思いますけど、後はうーん???
 NHKはこれからそういう路線で打ち出すつもりなんでしょうか。
 「まいった!」と思わせてくれる大河に出逢えたら最高ですね。^^
 楽しみに視聴します。

| 2015/01/08 |  00:57 | ポトス #Kyq53.yY |  URL | 編集 |

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