今しかないんだよ!

2015/05/29 00:27

「今しかないんだよ!」
これは学生時代の先輩の口癖でした。

最近、無理をすることは避けていますが、
そうでないなら、何事にもトライしてみようとか、行ってみよう、と思うようになりました。

年齢のせいかな? と思います。


半世紀近くも生きてきて、随分、図々しくなったと思います。
できないことを恥ずかしいと思わなくなってきました。
そして、身近な人を随分見送るようになりました。

今やっとかないと、見とかないと、行っとかないと、
ワタシの人生にもう次はないかもしれない。

確かにそう思うこともあります。

自分に自信がなくて、
できないこと、劣っていることが恥ずかしくて、
そんな姿を見せるくらいならやらない方がまし。

失敗する前からそんな風に考えてきたワタシにとって、
これは驚くほどの変化なのです。

躊躇している時間はない。
とりあえず、一歩を踏み出してみよう。

今はそんな風に思う事が増え、随分、積極的になったと思います。
それを、ワタシは年齢の所為だと思っていました。
年齢の所為というのは、自分の持ち時間があと少ししかないということに気付いたという意味です。

でも、そうじゃないのかな、と思うんです。

残りの時間が少なくなったから、今やろう、ではなくて。
やって失敗しても大丈夫だよ、ということが50年も生きてきてようやく分かったのかな、と思うんです。

やらない為のもっともらしい理由はいくつも考えられます。
時間もお金も、無駄遣い。
自分より子どものことを優先しなきゃ。
プロになるわけじゃないし。
見なくても聞かなくても知らなくても、死ぬわけじゃないし。損するわけじゃないし。
そんな風に。

時間もお金も浪費したいわけじゃないし、実際できないです。^^;
でも、やりたいことをやらない理由はそこにあるわけじゃなかったみたい。

ワタシはたぶん幸せな人生を歩んできたのだと思う。
誰かに自分の進路を強制されることもなかったし、
逆に放置されることもなかった。
好きにして良いよ、と言って見守ってくれる人たちに囲まれていたんだと思う。

でも、自分のやりたいこと、自分の人生をかけた何かを明確に捕まえることはできなかった。
実は、今も確固たる何かがあるわけじゃない。^^;

ワタシは、何かをやるのも、見るのも、聴くのも、
今じゃなくていいや、と思って後回しにしてきた。
それは、たぶん自分が傷つく事を恐れていたからだと思う。

傷つかない一番簡単な方法を、ワタシは知っている。
それは、何も望まないことだ。
自分の望みを手放してしまえば、誰もワタシを傷つけることはできない。
何を言われても、されても、「それはたいしたことじゃない」。
ワタシは「裏切られたりしない」。
だって、「ワタシが望んだことじゃない」から。
それは「どうでもいいこと」なのだから。

よく言えば慎重だったのだけれど、
まあ、プライドの裏返し、とも言う。
(笑)

面白そうだな、と思った事はとりあえず手を出してみる。
思ったほど面白くなくても、それはそれでいいし。
傷つく事も増えたけど、立ち直るしぶとさを持ってることも知ってる。

人間生きているといいことあるよ。
人生、案外楽しいよ。

たいしたことはしてないけど、そう思えるようになったことが、
ワタシの一番の「成果」だと思う。

「今しかないんだよ」
先輩は、今でもそう口にすることがあるのだろうか。
今なら、ワタシも一緒に手をつなぐ事ができるんじゃないかと思っています。^^

切り絵71

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テーマ : ひとりごとのようなもの - ジャンル : 日記

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